人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MARC JORDAN / MANNEQUIN

MARC JORDAN / MANNEQUIN_b0079504_2233220.jpg


本日紹介するのはAOR好きに人気の1枚、マーク・ジョーダンが78年にリリースしたデビュー作「マネキン」。

昨年、廃盤でプレ値で取引されてる79年のセカンドアルバム「ブルー・デザート」をラッキーに入手することができ、そうなると「マネキン」もぜひ聴いて見たいと思っていたんですが、「ブルー~」以上に入手困難となっていて、なかばあきらめ状態。
ところが、年末にコメントでユニオンの新宿本店で売っていたとの情報が・・・ てっきり中古だとばかり思っていたんですが、年明けに行って見たら、99年にリリースされていたカナダ盤の再プレス新品が2,190円売っておりました。新宿本店以外でも置いてありますし、最近ではHMV通販でも買えるようですね。

スティーリー・ダンで御馴染み、ゲイリー・カッツのプロデュースによる本作。チャック・レイニー(B)、ハービー・メイソン(Dr)、ラリー・カールトン(G)といったスティーリー・ダン人脈や、デヴィッド・フォスター(Key)、スティーブ・ルカサー(G)、ジェフ・ポーカロ(Dr)、デヴィッド・ペイチといったTOTO組。さらには、ディーン・パークス(G)、ドナルド・フェイゲン(P)、トム・スコット(Sax)、JDサウザー(Back Vo)、ブレンダ・ラッセル(Back Vo)という、この上ない豪華メンバーによる素晴らしい内容になっております。

キャッチーなAORの①②、SSW的なフォーキーバラードの③、淡々とした展開ながら、中盤のギターソロ以降、盛り上がりを見せるバラードの⑤など、アナログのA面にあたる5曲はどれも絶品。それ以降も、ソウルフルで盛り上がる⑥、ジャズアレンジな⑨、洗練された雰囲気のミドルテンポ⑦⑧⑩など、どれもいい感じ。

ただ、一般的には「ブルー・デザート」のほうが人気なのかな・・・ 確かにAOR度という点では多少劣るかもしれませんが、こちらも負けず劣らずのジャズ/フュージョンテイスト溢れる洗練されたサウンドですし、SSW的なニュアンスも加味されていて、ソングライティングも多彩。個人的にはこちらのほうが好きだったりします。今作を聴いてしまうと、「ブルー~」はジェイ・グレイドンによるオーバー・プロデュースな感じが・・・

最初聴いた時は、若干、地味な感じもしましたが、聴くほどに良くなっていきましたね~ これは名作だと思います。


1. Survival
2. Jungle Choir
3. Mystery Man
4. Marina Del Rey
5. Red Desert
6. Street Life
7. Dancing On The Boardwalk
8. Only Fools
9. One Step Ahead Of The Blues
10. Lost Because You Can't Be Found
by shintan_shintan | 2009-01-15 22:02 | AOR