NIRVANA / TO MARKOS III (紙ジャケ)


(前回よりつづく)

「局部麻酔」を聴き、そのポップでキャッチーなメロディーに惹かれて、ニルヴァーナUKの他の作品も無性に聴きたくなり、早速68年の2ndと、69年の3rdをゲット。どちらもレコミンツにて1,380円でした。

「局部麻酔」では、相棒のアレックス・スパイロパウロスが脱退したため、残されたパトリック・キャンベル・ライオンズひとりでの制作になり、彼のルーツであるR&Bテイストが大幅に導入された作品でしたが、アレックス&パトリックのユニットとしてリリースされたこの2枚では、ポップで煌びやかでちょいサイケなサウンドが満載。なかでも、サードアルバム「トゥ・マルコス・スリー」は、適度なプログレっぽさも感じさせてくれる内容で、大のお気に入りとなっております。

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あらかた完成されていたにもかかわらず、1st, 2ndがセールス的に振るわなかった事もあって、アイランドレコードのクリス・ブラックウェルが発売を拒否。アルバムタイトルともなっている、アレックスの叔父さんマルコス3世の資金的援助を得て、LAのメトロメディア(イギリス本国ではパイ)からリリースが決まったものの、発売直前にメトロメディアが倒産してしまい、250枚のサンプル盤しか出回らなかったという、幻の作品ですが、内容に関しては最高。

けっこうハードのギターや、どたばたしたドラムによるバンドサウンドに、ハープシコードやストリングスなどが大仰一歩手前な感じで大きくフィーチャー。ヴォーカル自体はけっこうヘナヘナではあるものの、全編でビートルズ顔負けの美メロといった感じかな。
シングルカットされた①や、キャッチーなサビの⑤⑩、ストリングスの美しい前半とノイジーなギターが弾きまくる後半との対比が面白い⑧など名曲揃いだし、組曲形式の⑨ではレスリー・ダンカン嬢がヴォーカルだったり、スプーキー・トゥースが参加していたり(詳細なクレジットがないのでどの曲かわかりませんが・・・)で、聴きどころ満載。捨て曲なしだし、鳥かなんかの動物の骨を女性が持っているという意味不明で趣味の悪いジャケ以外は最高ですね。


1. The World Is Cold Without You
2. Excerpt From 'The Blind & The Beautiful'
3. I Talk To My Room
4. Christopher Lucifer
5. Aline Cherie
6. Tres, Tres Bien
7. It Happened Two Sundays Ago
8. Black Flower
9. Love Suite
10. Illinois




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で、こちらはセカンドアルバム「ALL OF US」。
死体の横たわる道をどこかの王様が行進しているジャケの写真は趣味が悪いですが、内容はといえば「TO MARKOS III」と比べて遜色のない出来。一般的にはこちらのほうが評価は高いのかもしれませんね・・・


1. Rainbow Chaser
2. Tiny Goddess
3. The Touchables (All Of Us)
4. Melanie Blue
5. Trapeze
6. The Show Must Go On
7. Girl In The Park
8. Miami Masquerade
9. Frankie The Great
10. You Can Try It
11. Everybody Loves The Clown
12. St John's Wood Affair
13. Flashbulb (Bonus)
14. Oh! What A Performance (Bonus)
15. Darling Darlane (Bonus)
16. C Side Of Ocho Rios (Bonus)
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by shintan_shintan | 2009-02-07 17:44 | SOFT ROCK