人気ブログランキング | 話題のタグを見る

PARIS / PARIS


PARIS / PARIS _b0079504_21394789.jpg


僕が聴いたことのあるフリートウッド・マックのアルバムはというと、68年のファーストアルバムからピーター・グリーンが脱退し、残されたジェレミー・スペンサーが主導をとった70年の「キルン・ハウス」までと、リンジー・バッキンガム&スティーヴィー・ニックス加入後の第1弾、75年の「ファンタスティック・マック」以降。

というわけで、ブルースロック時代と黄金期のはざま、新加入したアメリカ人、ボブ・ウェルチが音楽的主導権を握っていた71~74年にリリースされた5枚のアルバムはいずれも未聴。この時期のマックやボブ・ウェルチのソロも興味がないわけではないんですが、なかなか機会がなくて・・・

ただ、ボブ・ウェルチがマック脱退後にのジェスロ・タルのグレン・コーニック(ベース)、トッド・ラングレンも在籍していたナッズのトム・ムーニー(ドラム)と結成したトリオバンドのパリスは、結構ハードな音ということらしいので、だいぶ前から気になっていたんですよね。先日、高田馬場の中古ショップで、パリスが75年にリリースしたファーストアルバム「パリス・デビュー!!」を安く入手することができ、ようやく聴くことに。

いやはやZEPクリソツのハードロックでカッコイイじゃないですか! ただ、90年代初頭にEMIからリリースされた国内盤CDだったんですが、音質がイマイチ。早速、リマスター盤に買い換えちゃいました。やっぱり良いアルバムは良い音じゃないとね。

マック時代のウェルチの音楽性は知りませんが、このアルバムで聴けるのはかなりツェッペリンを意識したサウンド。フォロワーと言うよりはパクリ?と思えてしまうくらいの曲もあったりしますが、どの曲もクオリティが高いし、理屈抜きにカッコイイですね。





1. Black Book
2. Religion
3. Starcage
4. Beautiful Youth
5. Nazarene
6. Narrow Gate (La Porte Etroite)
7. Solitaire
8. Breathless
9. Rock Of Ages
10. Red Rain





PARIS / PARIS _b0079504_21405056.jpg


で、こちらは、翌76年にリリースされたセカンドアルバム「Big Towne, 2061」

ここでもZEPばりのハードロックなのかと思いきや、ブルースベースのヘヴィーなロックという根底は変わらないものの、ニューウェーブ的なサウンドにシフト。前作でのあまりのZEPぶりにやりすぎたと思ったのかどうかはわかりませんが、サウンドエフェクトやシンセなどデジタルっぽさも取り込んでいて、なんか近未来的な感じに。

ということで、ファーストとは多少雰囲気は違いますが、こちらも負けず音らずの名盤。特にファンキーな⑥「Money Love」のカッコ良さときたら・・・





1. Blue Robin
2. Big Towne 2061
3. Pale Horse Pale Rider
4. New Orleans
5. Outlaw Game
6. Money Love
7. Heart Of Stone
8. Slave Trader
9. 1 In 10
10. Janie
by shintan_shintan | 2009-05-03 21:43 | 70s (73~76)