ULTRAVOX 「SYSTEMS OF ROMANCE」 (1978年)


b0164199_2243560.jpg















1. Slow Motion
2. I Can't Stay Long
3. Someone Else's Clothes
4. Blue Light
5. Some Of Them
6. Quiet Men
7. Dislocation
8. Maximum Acceleration
9. When You Walk Through Me
10. Just For A Moment

11. Cross Fade (Bonus)
12. Quiet Men (Full Version)



80年代前半に洋楽を聴き始めたことと関係があるのか、いかにも80s的なサウンド、ニューロマンティックやニューウェーブ系、テクノポップなんかも違和感がなく聴けますし、70年代後半のポストパンク的なアルバムにハマっていた時期もあるんですが、ウルトラヴォックスは何故か素通りしてきてしまったアーティスト。

ウルトラヴォックスは、ミッジ・ユーロ加入後の大ヒット曲「ニュー・ヨーロピアンズ」しか聴いたことがないんですよね。ポップでニューロマ的になった後期のアルバムも良さげではありますが、やはり気になるのはバンドのリーダーであるヴォーカリスト、ジョン・フォックスが在籍していた初期の3枚のアルバム。
まずは、ウルトラヴォックスの最高傑作との声も多いサードアルバム「システムズ・オブ・ロマンス」から聴いてみることにしました。

ブライアン・イーノやスティーヴ・リリー・ホワイトがプロデュースした最初の2枚のアルバム(未聴)は、パンキッシュな要素が強いらしいですが、今作でも全編で聴けるハードでソリッドなギターサウンドはパンクからの流れを感じますね。で、ギター以上に存在感を示しているのが、サウンドの重厚ところを担っているシンセ/キーボードでしょうか。曲によってその比重は異なりますが、ギターとシンセ類のせめぎ合いがサウンドのカラーになっているような気がします。

アナログのA面にあたる前半5曲に関しては、4リズム+ヴォーカルのバンドサウンド(①④ではシンセベースが導入されてはいますが・・・)が基本となっておりまして、ポップとまでは言わないものの、なかなか聴きやすいです。

で、アルバムB面に関してはシンベ+打ち込みの⑥でいきなりエレクトロニクス度がアップし、ダークな⑦はギターレスでシンセメインのサウンドに。⑧⑨と軽快でポップな楽曲が続き、ピアノと打ち込みが中心のアンビエントで深遠なナンバー⑩でアルバムは幕を閉じます。

このアルバムのサウンドメイクや世界観は多くのミュージシャンに影響を与え、フォロワーも生んだとの事ですが、正直なところ、後追いの僕が今の耳で聴くと「斬新」な感じはしないかな・・・ 30年以上も前のサウンドにしては古臭さを感じさせないところは凄いですけどね。
[PR]
by shintan_shintan | 2010-02-18 20:15 | 70s (77~79)