COWBOY 「BOYER & TALTON」 (1974年)
(Side A)
1. Patch & Pain Killer
2. Coming Back To You
3. Everyone Has A Chance To Feel
4. Where Can You Go?
5. I Heard Some Man Talking~Love40
(Side B)
1. Road Gravy Chase
2. Something To Please Us
3. Long Ride
4. Message In The Wind
5. Houston~Houston Vamp
本日はカウボーイ、74年リリースのサードアルバムをご紹介します。
ちなみに、カウボーイのアルバム「ボイヤー&タルトン」なのか、ボイヤー&タルトン名義でアルバムタイトルが「カウボーイ」なのかは不明ですが、これも2nd同様に素晴らしい内容ですよ~
デュアン・オールマンお眼鏡にかないデビューしたカウボーイですが、2ndアルバムはカプリコーンとディストリビューション担当のアトランティックとの契約が切れてしまったこともあって、一切のプロモーションなしという悲惨な状況に。
ボイヤーとタルトンはしばらくの間カプリコーン専属のスタジオミュージシャンとして生計を立てていたようで、アレックス・テイラーやリヴィングストン・テイラーのアルバムなど数多くの作品に参加していたようですが、73年にグレッグ・オールマン「レイドバック」リリース後のツアーメンバーとしてボイヤーとタルトンに白羽の矢が立ったことをキッカケに、フィル・ウォルデンの進言もありリリースされたのがこの3rdアルバム。ちなみに、グレッグ・オールマンのツアーの模様はライブアルバムとしてリリースされ、2曲ではカウボーイ名義での演奏が収録されておりますし(内1曲は今作のA④です)これも必聴ですよ・・・
で、4年という長いブランクの後にリリースされた今作ですが、基本的な路線は2nd同様のフォーキーで暖かみのあるアコースティック基調のアメリカンロックですが、彼らにしては珍しくマイナー調のA①、B③などではけっこうハードなギタープレイが聴けますし、A④のようにブルージーでスワンピーな楽曲もあり、前作よりはガッツのある感じも・・・
とはいえ、それ以外は彼らの持ち味であるフォーキーでジェントリーな楽曲は健在で、軽快なB①、B②からカントリータッチなA②やB④、バラード系のA③、A⑤、B④などなど・・・
いやぁ、冒頭にも触れましたがこれもまた70sルーツ系アメリカンロックの名盤ですね~ 2ndともどもCD化を切に願います。