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B.J. THOMAS 「BILLY JOE THOMAS」 (1972年)


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1. That's What Friends Are For
2. Rock And Roll Lullaby
3. Happier Than The Morning Sun
4. Roads
5. Sweet Cherry Wine
6. A Song For My Brother
7. A Fine Way To Go
8. Just As Gone
9. I Get Enthused
10. Are We Loosing Touch
11. We Have Got To Get Our Ship Together
12. The Stories We Can Tell


「雨に濡れても」でお馴染み、B.J.トーマスが72年にリリースした「ビリー・ジョー・トーマス~スーパー・セッション」をちょっと前にゲットして、最近良く聴いております。

名盤の殿堂シリーズでリリースされた73年作「ソングス」、75年作「心にひびく愛の歌」はほんのりとカントリ&スワンピーテイスト漂うアーシーな音が好きでけっこうな愛聴盤となってるんですが、この72年作も評判が良いようなので以前から聴いてみたいと思っていた1枚。廃盤にもなってないようなのでいつでも聴けると先延ばし先延ばしとなってしまってましたが、先日1,000円ちょっとで入手することができました。

スーパーセッションと邦題サブタイトルがついてるように、バリー・マン、スティーヴィー・ワンダー、ポール・ウィリアムス、ジミー・ウェッブ、キャロル・キング、ジョン・セバスチャンといった面々の楽曲をセレクトし、さらにソングライターご本人もコーラスやピアノなどでゲスト参加するといった趣向の本作。前述した2枚のアルバム同様にアーシーな雰囲気のSSWテイスト豊かな聴きどころの多いアルバムです。

ポール・ウィリアムス作の①、一発で彼とわかるハーモニカが印象的なスティービー・ワンダーの③、ジミー・ウェッブのピアノをバックに歌われる⑥、アメリカンスタジオのギタリスト、ウェイン・カーソン作でアル・ゴーゴニやチップ・テイラーもコーラスで参加している⑧などなど、メロディーの美しいソフトタッチの楽曲が素晴らしいですね。

特にバリー・マン&シンシア・ウェイルによる3曲②④⑤は絶品!
シングルとして15位のヒットを記録した②「ロックン・ロール・ララバイ」は穏やかで優しさを感じる超名曲で、BJの代表曲でしょうね。ライナーにも書かれていたように「雨に濡れても」より深みがあってアメリカンポップスを代表する1曲と言ってもいいんじゃないかな・・・

キャロル・キングとチャールズ・ラーキーが参加した少々へヴィーな雰囲気の⑦や、ジョン・セバスチャン作のカントリータッチな⑫なんかも楽しめるし、評判通りの素敵なアルバムでしたね。
by shintan_shintan | 2010-04-24 00:00 | 70s (70~72)