HEADS HANDS & FEET 「TRACKS」 (1971年)


ミュージシャンズ・ミュージシャン、一般的な人気や知名度は低いけどミュージシャン仲間からの人気や評価の高いプレイヤーといえば何人かが思い浮かびますが、英カントリー系ギタリストのアルバート・リーもそんなミュージシャンの一人なんじゃないでしょうか。かつてのバンド仲間リッチー・ブラックモアが「イギリスでもっとも上手いギタリスト」と彼を評したのはけっこう有名ですよね。

60年代からキャリアを開始し、70年代半ばにエミルー・ハリスの、70年代後半にはクラプトンのバンクバンドで活躍した通好みのギタリストですが、僕が聴いたことがあるのは、名盤の殿堂シリーズからリリースされた79年の1stソロだけで、決して嫌いな内容ではないんですがここ数年はラックの肥やし状態。

先日、そんな彼が70年代に活動していたカントリー系ルーツロックバンド「ヘッズ・ハンズ&フィート」の何曲かをYOU TUBEで試聴。チャス・ホッジス(オイリーラグス、チャス&デイヴ)がメンバーという事でも知られているバンドですが、英国のバンドらしからぬ米ルーツなロックサウンドが非常に気になりまして早速彼らのアルバムをゲット。最近良く聴いております。




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TRACKS (1971年)

1. Let's Get This Show On The Road
2. Safety In Numbers
3. Roadshow
4. Harlequin
5. Dancer
6. Hot Property
7. Jack Daniels (Old No.7)
8. Rhyme And Time
9. Paper Chase
10. Song And Dance
11. Silver Mine (Bonus)
12. Warming Up The Band (Bonus)


3枚のオリジナルアルバムをリリースしたグループですが、これは71年リリースのセカンドアルバム。

一般的には「カントリーロック」とカテゴライズされておりますが、ここで聴かれる音は確かにカントリーの要素は大きいもののそれだけで括ることのできない振幅を感じますね。

ドラム&ベースで始まり、ハモンド、ヴォーカル、ギターと徐々に重なっていく①はまさにオープニングに相応しいファンキーさも感じるロックチューンですが、③⑧⑨などの穏やかで美しいバラードはSSW的。⑦は哀愁感あるスワンピーバラードの名曲だし、アコースティックな⑤もスワンプ度高し。

アルバート・リーもあくまでバンドアンサンブルを重視してか、全編弾きまくりってことはなくて思いのほか大人しめではありますが、それでも②⑥ではお得意の高速ギターソロが聴けますし、彼のギタープレイを満喫する向きには本編ラストの⑩がハイライトでしょう!






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OLD SOLDIERS NEVER DIE (1973年)

1. Jack Of All Trades
2. Meal Ticket
3. I Won't Let You Down
4. Soft Word Sunday Morning
5. One Woman
6. Just Another Ambush
7. Stripes
8. Taking My Music To The Man
9. Another Useless Day


こちらは73年の3作目にしてラストアルバム。

激烈アップチューン②、スワンピーなロックンロール⑤、インストパートが充実したハード&グルーヴィーな⑨などはあるものの、全体的には穏やかなミドル~スローなナンバーが占めていて、ザ・バンドの初期作に近い印象かな。

彼らのサウンドの重要なポイントであるカントリー色も大きく後退していて、それっぽいのは⑧くらい。
アルバート・リーの派手なギタープレイもあまりフィーチャーされてはおりませんが、アルバムとしては悪くないです。とはいえ、最初にこのアルバムから入るのはあまりオススメできませんが・・・

あと、Wounded Birdのこのリイシューですが音悪いです!ちょっと団子状態な分離の悪いミックスなんですが、マスターがこうならしょうがないんですが・・・
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by shintan_shintan | 2010-06-07 00:00 | COUNTRY ROCK