JUSTINE (1970年)


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1. Flying/Love You More Than It's Good For Me To/Nostrils
2. She Brings The Morning With Her
3. Back To Boulder
4. Traveller
5. Sea Saw
6. Mini Splurge/Mr Jones/Is That Good Is That Nice?
7. Clocks/Hey I Used To Know You
8. Unknown Journey
9. Leave Me Be (Bonus)
10. Clown (Bonus)

Valerie Cope (Vocals)
Bethlyn Bates (Vocals)
John McBurnie (Guitar, Vocals)
Keith Trowsdale (Guitar, Vocals)
Jerry Hovell (Bass)
Chris Gibb (Drums)
Laurie Styvers (Vocals)


ブックオフ安棚って、どのお店に行っても定番ものが多く代わり映えしないことが多いんですが、それでも毎週のように足を向けるようなヘヴィーユーザーと化すと、普段あまり見かけない背タイトルにはすぐに反応できるように・・・本日紹介するアルバムもオフの安棚らしからぬ1枚ではないでしょうか。

リイシューレーベルのサンビームから一昨年にリリースされた英米男女混合グループ、ジャスティンの唯一作。ユニオンあたりでは普通によく見かけるアルバムですがブックオフじゃ見ないですよね~ 500円でゲットです。

バンドについて簡単に説明すると、後に「ジャクソン・ハイツ」(ELPの前身バンドのメンバーが結成)に加入し、70年代後半にはベストヒットUSAで御馴染みなAOR系バンド「ヴァイパー・トレイルズ」のメンバーとなるジョン・マクバーニーと、ジョンの学生時代からの友人であるキース・トロウズデールの英国人2人がデュオとして結成。
そこに米女性シンガーのローリー・スタイヴァース、ネイティブアメリカンの血をひく米女性シンガーのベスリン・ベイツ、リヴァプール出身の英女性シンガー、ヴァレリー・コープも加わり女性ヴォーカル3人体制で本作の制作をロンドンで開始。その後レコーディング中にリズム隊の2人が加わるも、ローリー・スタイヴァースが脱退ということでアルバム完成時点でのメンバーは6人に(ジャケは5人ですが)

内容に関しては、少々サイケなところも感じるドリーミー系ソフトロックと美しいハーモニーのフォークロックの2軸で、アメリカ人メンバーの出入りが関係しているのか英国のバンドらしからぬ明るく爽快な雰囲気の楽曲も。最初聴いた時は女性2人と男性2人よるハーモニーにママス&パパスっぽい感じを受けましたが、ライナーによるとやはり60年代後半の米西海岸サウンドにも大きな影響を受けてるらしいです。

ドリーミーに始まりフォーキーかつグルーヴィーに移り変わり最後はオールドタイミーに終わる①、美しいメロディーとハーモニーがどこか儚げな②、淡々とした流れからストリングスやハーモニーを加え徐々に盛り上がっていく③、ドリーミーでキュートなソフロのお手本のような名曲④と前半の4曲はどれもが素晴らしい出来!

アコギをバックに女性陣のハーモニーが映えるフォーキーな⑤も心地よい1曲ですが、⑥は複雑な構成と意外と凝ったアレンジの11分弱もある3部構成の大作で、ここではビートルズやサイケデリックの影響を感じるブリティッシュポップなサウンドとなっております。
2部構成となる⑦はアコギをバックにした英トラッドのような独特な翳りが感じられるメロディーの前半と、ストリングスを絡めて叙情的に盛り上がる後半の対比が面白い1曲で、本編ラストの⑧はファズのかかったギターが印象的なサイケ/アシッドなナンバーで静と動が交差するドラマティックなナンバー。このアルバムではちょい異色かな・・・

というわけで、けっこう振れ幅のあるアルバムですがけっこうオススメです。モノクロの暗めなジャケからそうとうダウナーな音を想像しておりましたが、よい意味で裏切られましたね。
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by shintan_shintan | 2010-06-30 19:40 | SOFT ROCK