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AGUATURBIA

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1. I Wonder Who Is Kissing Her Now
2. Rollin' 'N' Tumblin'
3. Blues On The Westside
4. Evol
5. Crimson & Clover
6. Waterfall
7. Heartbreaker
8. Somebody To Love
9. Ah Ah Ah Ay
10. Aguaturbia


「南米チリのジェファーソン・エアプレイン」こと男女混成バンド「アグアトゥルビア」
メンバー全員が裸のいかにも時代を感じるヒッピーなジャケに惹かれて購入した盤でして、てっきり69年リリースの1stかと思いきや、2枚のアルバムとシングル曲からチョイスしたベスト盤でした。ジャケもアルバムタイトルも1stなのに・・・

で、アグアトゥルビア。チリのバンドではありますが、このベストに収録されてるものに関しては、公用語のスペイン語ではなくほとんどが英語で歌われておりますし(⑩のみスペイン語?)、紅一点デニセ・コラレスのグレース・スリック似なヴォーカルもあってどうしてもJAを想起させてしまいますが、サウンド的にはJAよりも格段にヘヴィーなブルージー・サイケ。

けっこうカバーが多いバンドのようで、今盤でも10曲中6曲がカバー。
レイ・チャールズの①はテープ逆回転も施した轟音サイケカバーですし、マディ・ウォーターズの②もファズが大活躍のヘヴィーな仕上がり。ニック・グレイヴナイツのブルースナンバー③ではナチュラルトーンのリードギターによるテクニカルで流麗なプレーが堪能できます。
また、グランド・ファンクの⑦、そしてJAの⑧あたりは比較的オーソドックスながらもガレージ感溢れる出来になっております。

で、オリジナルは④⑥⑨⑩の4曲。うち、⑨はインストの小曲だし⑩はアコギとパーカッションをバックにしたエスニックなアンプラグドナンバーで少々物足りない気もしますが、それを凌駕するのが9分弱にもおよぶ大作の④。ハードなギターリフが印象的なメインテーマからアシッドで浮遊感ある流れとなり、その後ドラマティックな展開となるナンバー。どことなくブラック・サバス的なところも感じるカッコイイ1曲!

う~ん、他のオリジナル曲も聴きたくなってきたぞ・・・2in1の編集盤が気になるなぁ。
by shintan_shintan | 2011-02-04 09:00 | PSYCHE/GARAGE