THE HUMAN LEAGUE 「TRAVELOGUE」 (1980年)
個人的にこのグループに関しては大衆(売れ線)寄りな印象で、あまりアーティスティックでストイックな感じは受けなかったんですが、彼らが80年にリリースした2ndは、そのジャケの具合からダークで深い雰囲気を感じ、店頭で見かけて思わずジャケ買い。なんか名盤の予感が・・・
1. The Black Hit Of Space
2. Only After Dark
3. Life Kills
4. Dreams Of Leaving
5. Toyota City
6. Crow And A Baby
7. The Touchables
8. Gordon's Gin
9. Being Boiled
10. WXJL Tonight
(Bonus Track)
11. Marianne
12. Dance Vision
13. Rock 'N' Roll / Night Clubbing
14. Tom Baker
15. Boys And Girls
16. I Don't Depend On You
17. Cruel
で、これが予想的中のカッコよさ!
SIMPLE MINDS、TEARS FOR FEARSのこのアルバムや
BUGGLESの2ndのような、どこか深みがあって実験的で職人気質を感じる音が好みなんですが、JOY DIVISIONようなダークネスと、80年代的な華美なところが合わさり、程よくチープで程よくノイジーなこのアルバム。30年も前の音なので、もの凄く斬新ではありませんが、今聴いてもチープに感じない普遍さがあって、これは大当たり!
アルバムを代表する1曲となると「Being Boiled」かな。
動画が貼れないようなので、こちらからどうぞ。カッコイイですよ!
ヒューマン・リーグの代表作となると、「愛の残り火」を含む、この81年の3rd「DARE」が代表作ということになるのかな。
バンド創設者にしてサウンドのキーマンでもあったメンバー2人が脱退しちゃった為、女性コーラスなどメンバーを大幅に増員させ6人組としてリリースしたのがこのアルバム。「TRAVELOGUE」でのダークで実験的なところはなくなり、ポップでキャッチーなピコピコ系サウンドにシフト。久しぶりに引っ張り出してきたんですが、意外に古臭さを感じずにこれはこれで楽しめましたね。
で、音楽的相違からヒューマン・リーグを脱退したマーティン・ウェアーとイアン・クレイグ・マーシュが新たに結成したのがHEAVEN 17。
81年の1st「PENTHOUSE AND PAVEMENT」はヒューマン・リーグとは趣の違うホワイト・ファンクなサウンドで、これは数年来の愛聴盤だったりします。