STYX / KILROY WAS HERE

b0079504_2137169.jpg


人間に代わって日本製のロボットが働く、近未来のアメリカ。
独裁者「ドクター・ライチャス」は、ロックミュージックを諸悪の根源と決めつけ、ロックミュージシャンとロックファンを弾圧する法律をつくってしまいます。世界的なロックスターの「ロバート・キルロイ」も刑務所に放り込まれていたのでしたが、ロックの解放を求めて活動する若者「ジョナサン・チャンス」の助けを得て脱獄、やがて「ライチャス」を倒し、自由な世界が人々のもとにやってくる。

こんなストーリーをもとに作られたスティクス83年発表のコンセプトアルバム。原題よりも「ミスター・ロボット」の邦題のほうが馴染みがあるかもしれません。ちなみにメンバーが各々「キルロイ」「ジョナサン」「ライチャス」を演じた短編映画もつくられたんで、サントラっていうことでもでもあるのかな。
その陳腐な(?)ストーリーのせいもあってあまり評判のよろしくないアルバムですが、僕的には大好きなんですよね。たぶん中学生の時に購入したレコードのなかでは一番回数を聴いたかも。当時のミュージックライフのアルバム評でも5つ星(4つ星半だったかも・・・)だっただけあって、楽曲の完成度は大ヒットした前作「パラダイス・シアター」と比べても遜色ありません。むしろこのアルバムの曲のほうがポップで聴きやすいと思います。
冒頭で述べたストーリーに基づいたロックオペラ風の作りになってまして、キルロイ役のデニス・デ・ヤングが①③④⑨を、ジョナサン役のトミー・ショウが⑥⑧を、ライチャス役のジェイムス・ヤングが②⑤⑦を唄ってます。
「ドモアリガットミスターロボット・・・」という日本語から始まる①は大ヒットし、当時は日本でもかなり話題になりましたが、正直なところ中途半端なピコピコサウンドの①より素晴らしい曲はいっぱいあります。セカンドシングルにもなった③や、バラードの⑧なんか最高です。

もともとプログレテイストのあるアメリカンロックバンドとして72年にデビューした彼らも、80年の「PARADISE THEATRE」で頂点を極めてしまったようで、このアルバムは全米3位になるものの、以後は急激に失速してしまいます。解散~再結成を経た彼らは今でも現役アーティストなんでもう一花さかせてほしいですね。

1.Mr. Roboto
2.Cold War
3.Don't Let It End
4.High Time
5.Heavy Metal Poisoning
6.Just Get Through This Night
7.Double Life
8.Haven't We Been Here Before?
9.Don't Let It End (Reprise)


購入日:7/5
購入場所:ディスクユニオン神保町
購入金額:¥840
備考:輸入盤 
[PR]
by shintan_shintan | 2006-07-06 18:31 | 80s ROCK