ビギナーが語るボッサの歴史と名盤① GETZ & GILBERTO (紙ジャケ)

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ボーナスも支給になり懐に若干の余裕ができたせいでしょうか、普段あまり聴かないもの、聴いたことのないものを聴いてみようかなと思いまして、もう何年も前から(特に夏になると)気になっていたボサ・ノヴァの名盤を何枚か購入しました。
イージーリスニング的に流れてるもので耳にはしたことはあっても、本格的なボッサは初めてという超初心者の私が、ボサ・ノヴァの生い立ちや歴史についても簡単ふれながら、名盤を6夜連続(たぶん)でご紹介していこうと思います。
今回購入するにあたってネットで色々と調べたんですが、驚いたのはボサ・ノヴァが50年代後半に生まれた音楽だということ。生誕からまだ50年も経ってない音楽なんですね。


ボサ・ノヴァ誕生のキーパーソンの一人がナラ・レオン。コパカバーナの高級アパートに住んでいるブルジョワでお嬢様育ちの彼女の部屋には、当時のヒップな若者たちがたむろっていたそうで、作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンや、詩人のヴィニシウス・ジ・モライスもその一人。
そして何といってもボサ・ノヴァを語る時にはずせないのがボサ・ノヴァ生みの親でもあるジョアン・ジルベルト。サンバが主流であった当時のブラジルの音楽シーンですが、若かりし頃にデビューするものの挫折を味わいリオ・デジャネイロに戻ってきジルベルトは、「独特なコード進行とギター伴奏、ささやくような涼しげなメロディー」というまったく新しい音楽を生み出し話題になっておりました。後にボサ・ノヴァ(新しい感覚という意味)と呼ばれる音楽です。
その後、人づてにナラのアパートを訪ねたジルベルトはそこでジョビンらと出会い、作詞モライス/作曲ジョビンによる曲で1959年に再デビューします。これが正式リリースされた初めてのボサ・ノヴァらしいです。


今まで聴いたことのない、ジルベルトの新しい音楽は本国ブラジルは当然のこと、アメリカでも話題となります。60年代になるとアメリカのジャズ/ポップスミュージシャンも積極的にボサ・ノヴァを取り上げるようになり、やがてジャズサックス奏者のスタン・ゲッツからのオファーを受けて63年に制作され、翌64年リリースで大ヒットを記録したのがこの「GETZ & GILBERTO」です。
ゲッツ、ジルベルトとジョビンによって作られたこの名作は、今日でもジャズ/ボサノヴァの名盤として非常に親しまれてます。また、このアルバムからは当時レコーディングに付き添っていたジルベルトの奥さんアストラッド・ジルベルトがゲスト参加した②「イパネマの娘」が大ヒット。当時素人だったアストラッドはこれをきっかけにソロデビューすることとなります。


「GETZ & GILBERTO」ですが、スタン・ゲッツの名前からかジャズコーナーに置かれることも多いですが、歌もののボサノヴァアルバムです。ただ、ゲッツのプレイに関しては賛否両論のようですね。確かにサックスソロが始まると、なんと言うか唐突感や若干の違和感は感じます。浮いてるというか・・・ただ彼のプレイがあるからこそ、牧歌的になりすぎずジャズファンにも広く受け入れられ、後世に残る名盤となったんじゃないかとも思います。



■STAN GETZ & JOAO GILBERTO /GETZ & GILBERTO 

1.Girl From Ipanema
2.Doralice
3.Para Machuchar Meu Coracao (To Hurt My Heart)
4.Desafinado
5.Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars)
6.So Danco Samba (I Only Dance Samba)
7.O Grande Amor
8.Vivo Sonhando (Dreamer)


購入日:7/10
購入場所:タワーレコード池袋
購入金額:¥2,000
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by shintan_shintan | 2006-07-11 21:47 | BOSSA NOVA