ビギナーが語るボッサの歴史と名盤② THE ASTRUD GILBERTO ALBUM

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昨日紹介した「GETZ/GILBERTO」の1曲目で、ボサ・ノヴァを代表する曲「イパネマの娘」。たまたまジョアン・ジルベルトの付き添いでスタジオに来ていた奥さんのアストラッド・ジルベルトが、半分遊びで歌ったテイクが採用されたんですが、この曲オリジナルは5分以上もある長い曲で、出だしををジョアンが、途中からアストラッドが歌っているものの、シングルカットの際に尺を短縮するためジョアンのパートをカットし、アストラッドのボーカルのみでシングルとして世にだされ大ヒットしました。技巧的には上手くないんだけど、そのたどたどしさが瑞々しい感じでアストラッドのヴォーカルは評判となり、離婚後の1965年に旧姓のままでソロデビューとなりました。

ブラジル国内での情勢不安、軍事政権による圧力などもあって、1960年代前半からブラジルのボサ・ノヴァミュージシャンはアメリカやヨーロッパなどに活動拠点を移す人が多くなったんですが、このデビューアルバムもアメリカで制作され、ポルトガル語と英語の曲が混ざって収録されています。
このアルバムをきっかけに女性ボサノヴァシンガーの第一人者として大活躍し「ボサ・ノヴァの女王」とも言われてますね。曲調的には「爽やかで涼しげ」というよりは「けだるいくアンニュイ」な雰囲気ですが、その独特な歌声で魅力のあるアルバムに仕上がってます。

明日も、この時代を代表するもう一人の女性シンガーをご紹介する予定です。

【THE ASTRUD GILBERTO ALBUM】
1.Once I Loved
2.Agua de Beber
3.Meditation
4.And Roses And Roses
5.O Morro (Nao Tem Vez)
6.How Insensitive
7.Dindi
8.Photograph
9.Dreamer
10.So Finha de Ser Come Voce
11.All That's Left Is To Say Goodbye


購入日:7/10
購入場所:タワーレコード池袋
購入金額:¥2,300
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by shintan_shintan | 2006-07-12 21:35 | BOSSA NOVA