RY COODER / BOP TILL YOU DROP

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ブルース、ゴスペル、ジャズなどの戦前のアメリカントラディショナルから、ハワイアンやテックスメックなど、様々なルーツミュージックを、独自の世界観と卓越したギターテクニックで紹介してくれるライ・クーダーの音楽ですが、彼のアルバムは昔から大好きで2ndの「紫の峡谷」や3rdの「流れ者の物語」は特に好きで、今でも愛聴してます。

今回購入したこのアルバムは79年リリースの8作目なんですが、初めて聴いた時には、そのモダンな音作りが非常に違和感を感じました。それまでのアルバムでのトラディショナルでオールドタイミーな感じが希薄になった感じです。一言で言えばポップになったというか・・・ 
冒頭を飾るプレスリーの①なんか、非常に軽快でモダンなアレンジですし、それ以外のファンキーでアップテンポな曲も、ダンスミュージック全盛の79年という時流に、ライも乗っちゃったのかな・・・なんて穿った見方をしてしまいました。
ただ、何度か聴いていくうちに、アルバム全体のテーマである「ライ流のブラックミュージック」というものが明確になってきて、自然と耳に馴染むようになってきましたね。
それまでのアルバムで、素材として「黒人音楽」を取り入れていたものはありましたが、表現方法としてブラックミュージック的なものに挑んだのは、このアルバムが始めてじゃないかと思います。

このアルバムで、もうひとつ特筆なのがデヴィッド・リンドレー(G)の参加ですね。
⑨以外の8曲でプレイしてますが、なんといってもアイク&ターナーのヒット曲をインストにした④でのライ&リンドレーのプレイが素晴らしいです。この1曲だけでもこのアルバムは聞く価値がありますよ。他にも、ライとチャカ・カーンのデュエットが聴ける⑧や、ボビーキングに歌を任せ、ギターに専念したゴスペルナンバーの⑨など、他にも聴きどころ満載です。

正直なところ、70年代のライ・クーダーのアルバムの中では、前々作「JAZZ」以上の異色作だと思いますし、何か1枚と言われればこのアルバムはお奨めしませんが、前記したような素晴らしい曲、プレイもありますので、気になった方は是非聴いてみてくださいね。


1. Little Sister
2. Go Home Girl
3. Very Thing That Makes You Rich (Makes Me Poor)
4. I Think It's Going To Work Out Fine
5. Down In Hollywood
6. Look At Granny Run Run
7. Trouble, You Can't Fool Me
8. Don't Mess Up A Good Thing
9. I Can't Win


購入日:8/27
購入場所:ディスクユニオン稲田堤店
購入金額:¥315
備考:輸入盤中古
お気に入り度:★★★☆
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お気に入り度
★★★★★ 素晴らしい! 生涯聴き続けます
★★★★ 良いですよ 買ってよかった
★★★ まぁまぁですね
★★ う~ん あんまり聴かないかも
★ イマイチ 売っちゃおう
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by shintan_shintan | 2006-09-24 14:12 | 70s (77~79)