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ALLEN TOUSSAINT / SOUTHERN NIGHTS

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ニューオーリーンズのミュージックシーンのボス的存在のアラン・トゥーサン。
今日紹介するアルバムは、彼が75年にリリースした4枚目のソロアルバム。このアルバムは10年以上愛聴してるんですが、今年リリースされたリマスター盤へ買い換えました。音質が大幅に向上してるのは嬉しい限りです。

50年代後半よりミュージシャンとして活動を始めたアラン・トゥーサンですが、60年代後半よりプロデューサー/アレンジャーとして頭角を現し、同郷のミーターズやドクター・ジョンはもとより、ロバート・パーマー、ザ・バンド、リトル・フィートなどのロック勢からアルバート・キングまで彼が関わったアーティストは幅広いです。また、直接的な関係はないものの、カントリー系シンガーのグレン・キャンベルが⑥をカバーして77年に全米1位になってるほか、ボズ・スキャッグスが「シルク・ディグリーズ」で⑧を取り上げていたりと、当時のミュージシャンへの影響が計り知れますね。

70年代ロックシーンへ、ニューオーリーンズブームを巻き起こしたご本人のアルバムなんで、さぞかしディープでニューオーリーンズ的な雑多な音かといえばそうではなく、ミーターズをバックのした演奏は非常にファンキーなものの、非常にあっさりした、ロック好きの方にも聴きやすいポップな音になってます。アラン・トゥーサンの声もルックスとは裏腹な爽やかな感じで、たぶん予備知識なくアルバムを聴いた方には白人によるファンキーなホワイトソウルだと思う方も多いんじゃないでしょうか。

特にオススメなのはミーターズによる演奏、特にジョージ・ポーターJrのファンキーなベースが素晴らしい①や、まったく黒っぽさのないメランコリックでノスタルジックのバラードのタイトル曲⑥なんですが、他にも名曲が満載のアルバムですから、ホワイトソウル好きの方に是非聴いていただきたいですし、ソウル/R&Bを始めて聴く方にも違和感なくは入れるんじゃないかと思います。

1. Last Train
2. Worldwide
3. Back in Baby's Arms
4. Country John
5. Basic Lady
6. Southern Nights
7. You Will Not Lose
8. What Do You Want The Girl To Do?
9. When the Party's Ove
10. Cruel Way To Go Down


購入日:10/25
購入場所:ディスクユニオン新宿本店
購入金額:¥1470
備考:輸入盤 中古 
お気に入り度:★★★★
by shintan_shintan | 2006-10-29 19:33 | SOUL/FUNK