FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH / TALES OF THE UNEXPECTED

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ウルリッヒ・ロート(スコーピオンズ)、ロビン・トロワー(プロコルハルム)とともに、ジミヘンフォロワーとして語られることの多いマホガニー・ラッシュのフランク・マリノ。このアルバムは、学生当時によく聴いていて、かなり気に入っていたアルバムだったんですが、いつのまにか手放してしまってたようです。今回、ブックオフで発見して懐かしさもあって再入手しました。

フランク・マリノ(Vo、G)を中心としたトリオバンドのマホガニー・ラッシュが79年にリリースした7枚目のアルバムで、アナログのA面(①~④)がスタジオ録音。B面(⑤~⑧)がライブという変則的な内容になってます。エフェクターを多用したスペイシーでハードなサウンドが特徴的なフランク・マリノですが、このアルバムではスタジオ録音では凝ったサウンドメイクが、ライブ面ではハードなバンドサウンドが堪能できます。

① ミディアムテンポのハードナンバーで、79年という時期が反映されてるのか、アナログシンセのようなギターのエフェクティブな多重録音が聴けます。

② ジミ・ヘンドリックスも「エレクトリック・レディランド」でカバーしたボブ・ディランのナンバー。ジミからの影響を受けての選曲かもしれませんが、ジミヘンのヴァージョンのように混沌したところはなく、ディランのオリジナルに近いスッキリさがあります。ギタープレイなどでフランク・マリノ色に仕上げてるのはさすがですね。

③ インタビューなどではジミヘンよりビートルズからの音楽的影響の強さを語っていたフランク・マリノですが、ここではビートルズ「ノルウェーの森」のカバーを収録しています。エフェクターを多用したギターの多重録音による仕上がりで、単なる素材として使用している感もあり、この曲に愛着があるかどうかはよくわかりませんね。アルバムの中では異色な1曲です。

④ 1曲目同様、シンセっぽいギターリフで始まるインスト曲。途中からピンク・フロイド「狂気」の2曲目「走り回って」のようなシンセのSEになり、その後はスイング感あるジャズチューンになるという、ちょっと変態的な1曲。フランク・マリノの弾きまくりジャズギターが凄いです。

⑤ ここから、アナログのB面にあたるライブ録音となりますが、初期のフリーなどが得意としていたブルースロック調のハードな曲でスタートとなります。

⑥ このアルバムで一番ジミヘンからの影響を強く感じさせる曲で、9thのギターカッティングが最高に格好いいです。もともとはこの曲が好きで購入したアルバムなんですが、やっぱりいつ聴いてもいいですね。

⑦ ⑥とともにこのアルバムでお気に入りのファンキーな1曲です。ワウをかけたギターによるカッティングがめちゃくちゃファンキーですが、こんなギターを弾きながら歌えるとは凄いです。

⑧ アルバムの最後はオーソドックスなハードロックンロールナンバーです。

冒頭で、ジミヘンフォロワーという言葉を使いましたが、確かに影響はそこかしこに感じますが、それ以外の個性やオリジナリティーも高く、かっこいいギターを弾きますね。ハードでスペイシーでファンキーなギターはもちろんですが、歌も上手いし、曲もカッコイイし、70年代のハード系な音が好きな方にはオススメのアルバムです。


1. Sister Change
2. All Along The Watchtower
3. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
4. Tales Of The Unexpected
5. Down, Down, Down
6. Door Of Illusion
7. Woman
8. Bottom Of The Barrel


購入日:1/8
購入場所:ブックオフ東大和店
購入金額:¥750
備考:輸入盤 中古
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by shintan_shintan | 2007-01-20 18:21 | 70s (77~79)