PHILL UPCHURCH / DARKNESS,DARKNESS

b0079504_2224239.jpg


フィル・アップチャーチといってもピンとこない方も多いと思いますが、ダニー・ハザウェイ「ライブ」のA面(①~④)でギターを弾いてる、もしくはジョージ・ベンソンのアルバムにベース/ギターで参加していたセッションギタリストといえばわかりやすいかもしれませんね。

60年代前半から活動を始め、前述のダニー、ベンソン以外にも、チェスレコードのハウスギタリストとして、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフなどのアルバムにも参加してきた彼が、71年に2枚組としてリリースした4枚目のリーダーアルバム。2001年に名盤の殿堂シリーズで世界初CD化された作品ですが、海辺に佇むジャケットが印象的で、ずっと気になっていたアルバムでした。

トミー・リピューマのプロデュースによるインストアルバムで、全10曲のうち彼のオリジナルは③⑩のみ。ジェームス・テイラー関連の②⑦、ジェームス・ブラウンの④、パーシー・メイフィールドの⑤、マーヴィン・ゲイの⑥など、馴染みのある有名曲が多く取り上げられていて、親しみやすさがありますね。バックを担うのはチャック・レイニー(B)、ハーヴィー・メイソン(Dr)、ジョー・サンプル(P)といった強力な布陣で、ダニー・ハザウェイも③⑩でエレピとストリングスアレンジで参加してます。彼らのファンキーでソウルフルなバックにのって、フィルアップチャーチがジャジーなギターを弾きまくりです。

ギターによるメインメロディから始まり、その後はシンプルなコード進行に合わせて、延々とギターソロを弾きまくり、またメロディに戻る(場合によっては白熱したソロのまま終了)といったパターンが多いんですが、歌もののバックでのいぶし銀のようなプレイとは違って、彼の弾きまくりギターが堪能できます。ギター以外にリードを取ってなかったり、どの曲も似たような構成だったりでちょっと1本調子だし、本来2枚組みというボリュームもあるんで、通して聴くと結構お腹いっぱいになりますが、セッション時とは違った顔を見せてくれて、なかなか気に入ってるアルバムです。JBの④はめちゃくちゃカッコイイですよ!


1. Darkness,Darkness
2. Fire And Rain
3. What We Call The Blues
4. Cold Sweat
5. Please Send Me Someone To Love
6. Inner City Blues
7. You’ve Got A Friend
8. Love And Peace
9. Sweet Chariot
10. Sausalito Blues


購入日:1/9
購入場所:ディスクユニオン新宿本店
購入金額:¥1,260
備考:国内盤 中古
[PR]
by shintan_shintan | 2007-02-01 22:24 | JAZZ/FUSION