THE RASCALS / リマスター再発4枚


ラスカルズのアトランティックでのアルバム7枚がコレクターズ・チョイスよりリマスター再発になりましたね。早速、ラスカルズ名義の4枚を注文したんですがなかなか聴きこむ時間がなくて、ようやく記事にすることができました。
今日は、各アルバムをリリースされた順番で簡単に紹介していきます。


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【 ONCE UPON A DREAM 】

日本でも人気のブルーアイドソウルの名盤「GROOVIN'」リリース後、バンド名をヤング・ラスカルズからラスカルズに変更してリリースされた68年の4thアルバム。
この頃のロックシーンといえば「ペットサウンズ」や「サージェントペパーズ」など、革新的で後世にも名を残すアルバムが数多くリリースされた時期ですよね。このアルバムもそういったアルバムに影響を受けたのか、従来のソウル/R&Bテイストは残しながらも、ちょっとサイケの香りもするきらびやかなソフトロックサウンドになってます。




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【 FREEDOM SUITE 】

「ONCE~」に続いて、翌69年に2枚組でリリースされた5枚目のアルバム。
マーティン・ルーサー・キング牧師、ケネディ大統領の2人の死に捧げられた大ヒットシングル「自由への賛歌」に代表されるように、世相を反映させたかのようなメッセージ性の高いアルバムになってます。
サウンド的には前作の延長線上にありますが、アルバム1枚目(①~⑪)ではサイケ色は薄まり、彼らのルーツであるソウルをベースとしたストレートでキャッチーな楽曲が多いです。前作よりもロック度の強いバンドサウンドが堪能できます。
アルバム2枚目の3曲(⑫⑬⑭)は一転してインストで固められていて、⑫はキャバリエのオルガンがグルーヴィーなビート感あるナンバー、⑬は14分にもおよぶドラムソロ、これまた大作な⑭ではジャズやスピリチュアルなエッセンスもあって聴きごたえがありますね。
このアルバム、ラスカルズの最高傑作との声も多いですが、僕も今回購入した4枚の中では1番気に入った作品です。




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【 SEE 】

前作と同じく69年リリースの6枚目。
曲の粒ぞろいという点では前作に劣るものの、よりハードでタイトなバンドサウンドになってます。曲もあいかわらずソウルフルでキャッチーだし、ハードなギターの①⑨などはかなりカッコイイですよ。
この頃のキャバリエはヒンズー教の導師に弟子入りしたりで、このアルバムでも曲によってシタールの鳴り響くラーガ調のものがあったり、スピリチュアルな世界が表現されてるものがあったりもします。個人的にはそんなに鼻につくようなものではないですが、これがメンバーの間に亀裂を生じさせる一因になったようです。




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【 SEARCH AND NEARNESS 】

アトランティックでのラストアルバムとなる71年のリリース作。
アルバム制作に前後してオリジナルメンバーのエディ・ブリガッティ(Vo,Per)、ジーン・コーニッシュ(G)が脱退するなど、バンドがゴタゴタしている時期に制作され、制作中にはすでにコロンビアへの移籍が決まっていたため、アトランティックからリリース後もプロモーションもほとんどなくセールス的にも芳しくなかった作品。彼らの中ではあまり語られることの少ないアルバムですが、内容はといえば非常に素晴らしいです。
バンド内の亀裂もあってキャバリエが中心になって制作されたアルバムですが、楽曲の統一感もあるし、ラスカルズ名義になってからの総決算的な感もする作品です。
僕が大好きなコロンビア移籍後の2枚のアルバムに通じる雰囲気もあって、「FREEDOM SUITE」と同じくらい気に入りました。



購入日:5/23
購入場所:HMV通販
購入金額:各¥1,370(ONCE UPON~のみ¥1,803)
備考:輸入盤 新品
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by shintan_shintan | 2007-06-06 21:59 | 60s ROCK