ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM / FOLLOW ME (紙ジャケ)
僕が生まれた1969年4月25日に公開されたサーフィン映画のサントラ「フォロー・ミー」。
約1年前くらいに出版されたビジュアルブック「ジャケガイノススメ」の中でも、個人的に1番魅かれたジャケで、いつか聴いてみたいと思っていた作品なんですが、今回紙ジャケとして世界初CD化され、早速入手しました。
映画のほうは、世界各地の海でサーフィンに明け暮れる若者3人の姿を描いた内容らしく、このサントラでもポルトガル、モロッコ、セイロン、インド、香港、ハワイなど映画のシーンに合わせた構成になってます。
サントラというとオーケストラによる結構退屈な曲ばっかりが続くイメージがありますが、この作品に関しては各地の民俗音楽(?)を取り込んだきらびやかなサウンドで、結構楽しめました。
しかし、このアルバムの最大のトピックは、60年代半ばにデビューした「ディノ,デシ&ベリー」による4曲(①⑧⑬⑮⑯)でしょう!
なかでも、プロデューサーでもあるステュ・フィリップスと、デヴィッド・ゲイツ(ブレッド)の共作で、この映画のテーマ曲になってる①(⑮も同一曲)が素晴らしいです。美しいコーラスと甘酸っぱいメロディのソフトロック大名曲ですね。
他に⑧⑬やシングルB面曲で今回ボートラとして収録された⑯のいずれも、キャッチーでドリーミーなソフトロックですし、この歌もの4曲を聴くだけでもアルバムを購入する価値があると思いますよ。
ちなみに私、ディノ,デシ&ビリーって名前も聴いたことがなかったんでちょっと調べてみたんですが、名優ディーン・マーティンの息子、ディノ・マーティン(B)と女優ルシール・ポールの息子、デジ・アーネツ(Dr)、ビリー・ヒンチ(G)という10代前半の3人によるトリオバンドで、64年にリプリーズよりデビュー。シングルの全米ヒットもあってアイドル的人気も高かったようです。初期はガレージっぽいフォークロックスタイルだったようですが、ブライアン・ウィルソンなどとも親交があり、後期はソフトロック的なサウンドを聴かせてくれていたようです。
通販サイトでは彼らの作品が何枚かは入手可能のようなんで、機会があればぜひ聴いてみたいです。
1. PROLOGUE:Thru Spray Colored Glasses
2. PORTUGAL:Qual E O Caminho Da Praia
3. Guincho
4. Nazarae
5. Cascais
6. MOROCCO:Camel Farm
7. CEYLON:Goyapana
8. INTERLUDE:Like The Wind And Sea
9. INDIA:Ranee Express
10. Mahahbalipuram
11. HONG KONG:Big Wave Bay
12. HAWAII:Incinerator
13. Just Lookin’ For Someone
14. Waimea-Straight Down
15. REPRISE:Thru Spray Colored Glasses
16. Someday (Bonus)
購入日:6/23
購入場所:HMV新宿
購入金額:¥2,500
備考:国内盤 紙ジャケ 新品