LOUDON WAINWRIGHT Ⅲ / ALBUM Ⅲ (紙ジャケ)
ラウドン・ウェインライトⅢというアーティストについては何の知識もありませんでしたし、名前を聞いたこともありませんでした。ソニーからSSWシリーズとして紙ジャケリリースされた6タイトルのうちの一つだったんで、内容もわからずに他のタイトルと一緒に購入しちゃったんですが、内容も良かったです。
70年にデビューしたシンガーソングライターの彼が、72年に発表した3枚目のアルバム。ファーストとセカンドではアコギの弾き語り中心だったようですが、このアルバムではプロデューサーのトーマス・ジェファーソン・ケイが組んでいたバンド「ホワイト・クラウド」を中心に、エリック・ワイズバーグやヒュー・マクラッケン、エリオット・ランドールなどのスタジオミュージシャンがバックをつとめてます。
アルバムは、全米16位のヒットとなった彼の出世作「デッド・スカンク」で始まります。どこかしらコミカルな雰囲気もあるカントリーロック調のサウンドの曲ですが、続く②では一転してピアノ弾き語りのせつなげなメロディのスローナンバー、③ではスワンピーでグルーヴィーなロックナンバーといった具合で、この冒頭の3曲で一気に惹き込まれました。
④以降も、SSW的情緒感のある弾き語りを中心に、カントリー風味だったり骨太で泥臭いサウンドがバランスよく散りばめられていて飽きずに楽しめます。
彼の歌声はジャケの髭面から想像するよりは、繊細で細めの声質なんですが、そこがまた優しげな雰囲気を醸し出していて魅力のひとつですね。曲も良いし、ストーリーテラーな歌詞も興味深いし、いやあ良いアルバムですよこれは!
1. Dead Skunk
2. Red Guitar
3. East Indian Princess
4. Muse Blues
5. Hometeam Crowd
6. B Side
7. Needless To Say
8. Smokey Joe's Cafe
9. New Paint
10. Trilogy (Circa 1967)
11. Drinking Song
12. Say That You Love Me
購入日:9/19
購入場所:HMV通販
購入金額:¥1,890
備考:国内盤 新品