HEART / DOG & BUTTERFLY

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アンとナンシーのウィルソン姉妹をフロントにたて、75年にデビューした「ハート」。
ハートというと、80年代前半の低迷期を打破するべき、外部ソングライターを起用して85年にリリースされた大ヒットアルバム「HEART」のイメージが強い方も多いと思いますし、僕もこのアルバムが初めて聴いたアルバムでした。ただ、シンセを大幅に取り込んだハード&キャッチーな産業ロック路線で当時はあまり好きじゃなかったかな。

というわけで、このバンドに関してはまったく興味がなかったんですが、ブックオフの安棚で目にとまったのがこのアルバム。犬が蝶々を追いかけるというアジアンテイストなイラストのジャケットから、当初は同名異バンドの作品かと思ってしまったくらいなんですが、その「ハート」らしくないジャケット(ウィルソン姉妹の写真を使ったものが多いイメージがあったんで)と、78年作ということで興味がわき入手してみました。

で、今日記事にするのはハートが78年にリリースした4枚目のアルバム「ドッグ&バタフライ」。初期のハートが、メンバーが大ファンだと公言してるレッド・ツェッペリンからの影響が強いサウンドだということはなんとなく知っていたんですが、実際に聴いてみて現在の音楽性との違いにビックリ。
ハートはカナダを拠点に活動を始めたアメリカのバンドで、ジャンル的にはハードロックにカテゴライズされることが多いですが、このアルバムでのサウンドはハード一辺倒ではなく、(たぶんZEP経由での)英国のトラッドやフォークなどからの影響を感じるアコースティックな部分も多いです。

アナログA面にあたる①~④をハードなバンドサウンドで、B面にあたる⑤~⑧はまるで英国シンガーソングライターの作品かのようなアコースティックなバラード中心に構成されていて、ライブテイクを収録した①や、ちょいファンキーな④もほんとカッコイイんですが、やはりB面の4曲が素晴らしいですね。中国故事を題材にしたタイトル曲⑤や、ドラマティックな盛り上がりを見せる⑧などはかなりお気に入りです。

ジャケの雰囲気に惹かれて何気なく購入した1枚でしたが、これは大当たりでした!
アイドルっぽいルックスを持つ姉妹のイメージが強く、なんとなく聴かず嫌い(時分もそうでした)な方、一度聴いてみられることをオススメします。


で、ハートの70年代の他の作品も聴きたいなぁ・・・と思っていた時に、記事の前半でも触れた「HEART」(85年作)をブックオフにて250円で発見。リリース当時はあまり好きじゃなかった作品ですが20年以上ぶりに聴いてみることにしました。
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「Never」(全米4位)、「These Dreams」(全米1位)、「What About Love」(全米10位)、「Nothin At All」(全米10位)とヒットシングルを量産し、アルバムも全米1位になった大ヒットアルバムですが、今聴くとなかなか良いですね。外部スタッフを中心にしたソングライティングや、プロデューサーのロン・ネヴィソンによるところが大きいだろうきらびやかなサウンドなどは今聴くとちょっと古めかしく感じられますが、やはり「いい曲」が多いです。



1. Cook With Fire
2. High Time
3. Hijinx
4. Straight On
5. Dog & Butterfly
6. Lighter Touch
7. Nada One
8. Mistral Wind


購入日:10/14
購入場所:ブックオフ所沢プロペ通り店
購入金額:¥500
備考:輸入盤 中古
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by shintan_shintan | 2007-10-21 12:33 | 70s (77~79)