EGGS OVER EASY / GOOD 'N' CHEAP



R&Bやカントリーなどのアメリカンルーツと、英国ならではのポップな感覚が同居したアーシーなサウンドの「パブ・ロック」。70年代前半のイギリスで形成されたこのパブ・ロック・シーンを語る際に必ず名前を目にするのが、アメリカのバンド「エッグズ・オーヴァー・イージー」。

60年代後半にアメリカ西海岸で結成されたこのバンド。ジミヘンで有名なチャス・チャンドラーのプロデュースでデビューアルバムを制作するため70年に渡英するものの、スポンサーの降板からレコーディング途中で制作が中止。バンドは帰国せずにそのまま留まり、しばらくしてロンドン北部の酒場(パブ)「タリー・ホー」で週一回演奏をするようになります。当時のパブはジャズバンド中心だったものの、彼らの演奏は次第に評判を高め、ニック・ロウやブリンズリー・シュウォーツらも彼らのステージに触発。次第に彼らも出演するようになり、これによりパブロックのムーブメントが発生したとのこと。

今日紹介するのは、そんなパブロックの発端となった無名バンド「エッグズ・オーヴァー・イージー」が、イギリスでの実績もあって帰国後にA&Mと契約し、72年にリリースされた唯一の作品。
ソウル、カントリー、フォークなどのルーツミュージックからの要素が大きいものの、西海岸出身らしい爽やかさもあって、アーシーなんだけどポップで聴きやすい作品になってます。ザ・バンドと比較されることも多い彼らですが、どちらかというとイーグルスを泥臭くした感じのイメージかな。キラーチューンはないし、演奏も下手じゃないけど上手くはないって感じなんですが、聴いていて、なんか微笑ましくなる好盤です。

余談ですが、「エッグズ・オーヴァー・イージー」とは両面焼いた目玉焼きのことで、ジャケットはアメリカの画家、エドワード・ホッパーの「夜更かしの人々」をモチーフにしています。



1. Party Party
2. Arkansas
3. Henry Morgan
4. The Factory
5. Face Down In The Meadow
6. Home To You
7. Song Is Born Of Riff And Tongue
8. Don't Let Nobody
9. Runnin' Down To Memphis
10. Pistol On A Shelf
11. Night Flight


購入日:1/8
購入場所:レコミンツ
購入金額:¥1,380
備考:国内盤 帯つき 新品


by shintan_shintan | 2008-01-20 10:23 | 70s (70~72)