CARPENTERS / TICKET TO RIDE (紙ジャケ)

b0079504_21402215.jpg


ちょこちょこ見かけては購入していたカーペンターズの紙ジャケ。ネットでは高値で取引されてますが、巡り会わせが良いのか2,000円以内で入手することが多くだいぶ集まってきましたね~ カーペンターズの黄金期を味わえる初期7枚では、残すところ人気作「ナウ&ゼン」とファーストだけになったんですが、先日、出張先で立ち寄ったブックオフでデビュー作「涙の乗車券」の紙ジャケを発見。ジャケに若干の傷みはあるものの、あまり見かけることがない作品なだけに迷わず入手しました。

彼らが69年にリリースしたこのデビュー作。彼らの各種ベストには必ず収録されているデビュー曲「涙の乗車券」(もちろんビートルズのカバーですよ)こそ皆さんが一般的に思い起こすカーペンターズのサウンドですが、それ以外は結構異色な感じです。

「祈り」と題された多重録音のアカペラコーラスナンバーでスタートするこのアルバム、②「ワンダフルパレード」はリチャードがヴォーカルをつとめる明るい雰囲気の60年代風ポップナンバーですが、歌詞は政治や体制への批判溢れる内容。
カレンがヴォーカルの③「いつの日か愛に」、⑤「私のすべてをあなたに」、⑪「眠れない夜」は後のカーペンターズをほうふつする美しいバラードナンバーですが、アルバムはディノ・ヴァレンテ作のヒッピーカルチャーを代表する④「ゲット・トゥゲザー」、ソフトロック調の⑥「ターン・アウェイ」、⑨「何になるの」、バッファロー・スプリングフィールドの1stに収録されていたニール・ヤングのナンバー⑫「歌うのをやめた私」(いずれもリチャードがメインヴォーカル)など、いかにも60年代的な楽曲チョイスの作品になっています。

ライナーによると、この作品はカーペンターズの前身バンド「スペクトラム」時代の楽曲やデモテープに手を加えて仕上げられた作品らしく、リチャードは相当気に入ってないようですね。いかにも60年代的ソフトロックサウンドは、スペクトラムのメンバーで、このアルバムでも多くの曲をリチャードと共作しているジョン・ベティスのカラーが強いらしいです。確かにカーペンターズらしいアメリカンポップスな内容ではないですし、僕も最初に聴いた時はなんかとまどったんですが、ソフトロックとしてニュートラルに聴くとなかなか良いですよ。けっこう気に入ってます。

どちらかというとリチャード色の強いこのアルバムですが、③⑤⑦⑧⑩⑪で聴かれるカレンのアルトヴォーカルはすでに完成された素晴らしさです。またこのアルバム、カレンが全曲でドラムを、⑤⑪の2曲ではジョー・オズボーンにプレゼントされたベースをプレイしてるあたりも聴きどころかな。ジャズ・ロック風の⑩はこのアルバムでは浮いてますがカレンのテクニカルなドラムが楽しめますよ。

もともと69年に「オファリング 神への捧げもの」のタイトルでリリースされたこのアルバム。レコード会社の近所で撮ったスナップがジャケに使われるといういい加減な仕事ぶりだったようですが、2nd「遥かなる影」のヒットをきっかけにジャケとタイトルを変更して今に至ったようです。オリジナルジャケもこれはこれでいい感じですけどね・・・

b0079504_21405026.jpg


1. Invocation
2. Your Wonderful Parade
3. Someday
4. Get Together
5. All Of My Life
6. Turn Away
7. Ticket To Ride
8. Don't Be Afraid
9. What's The Use
10. All I Can Do
11. Eve
12. Nowadays Clancy Can't Even Sing
13. Benediction


購入日:2/26
購入場所:ブックオフ水海道
購入金額:¥1,450
備考:国内盤 帯つき 中古

過去記事
・ナウ&ゼン
・緑の地平線~ホライゾン (紙ジャケ)
・トップ・オブ・ザ・ワールド (紙ジャケ)
・見つめあう恋
・遥かなる影 (紙ジャケ)
・スーパースター
[PR]
by shintan_shintan | 2008-03-01 21:44 | SOFT ROCK