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夕方からあいにくの天気になってしまいましたが、午前中はけっこう天気も良かったので、未開拓なユニオン&ブックオフに向けてちょっとしたドライブに行ってきました。
ブックオフ多摩永山店、ブックオフ町田中央通り店は大型店舗で品揃えはなかなかでしたが、特に購入するものはなし。そのかわりディスクユニオン淵野辺店、町田店、稲田堤店ではなかなかラッキーな買い物ができましたので、いずれ記事にしようかなと思ってます。

で、そんなプチドライブでかけていたのは、最近マイブームになってるAORのアルバムばっかり。AOR系のものをよく聴きようになったのはここ数年なんですが、ほとんどが70年代後半のものばかりで、もっとも隆盛を極めた80年代初頭のものはあまり聴いてなかったんですよね。最近になって、ポール・デイヴィス、ファー・クライ、セルジオ・メンデスらの素晴らしいアルバムを体験したこともあって、主に80年代初頭にリリースされたのAOR的な作品を色々と聴き漁ってます。

で、本日紹介するのはAORを代表する1枚、ペイジズが81年にリリースした3rdアルバム。もともとは5人組のバンドとして78年にデビューアルバムをリリースしてますが、その後メンバーチェンジを繰り返し、ついにはリチャード・ペイジ(Vo,Key)とスティーヴ・ジョージ(Vo,Key)の2人に(このアルバムではコンポーザーとしてジョン・ラングの名前もクレジットされてますので正確には3人ですが)。

メンバーの脱退が結果的に幸いしたのか、ジェイ・グレイドンのプロデュースで、ジェフ・ポーカロ(Dr)、ニール・スチューベンハウス(B)、チャールズ・ジョンソン(G)らセッションミュージシャンの的確なサポートを受けた緻密なサウンドのこのアルバムは、彼らの最高傑作との声も高く、AORの代表的なアルバムとして評価の高い作品ですね。

一口にAORといっても、サウンドは様々でメロウなものからハードポップなもの、ブルー・アイド・ソウル的なものから、ジャズ/フュージョンサウンドまでいろいろとありますが、ここで聴かれるのはスティーリー・ダンからの影響も感じさせる、変拍子やテンションコードを多用した緻密なサウンド。とはいっても、とっつきづらい感じはなく、各楽器のプレイは複雑になりすぎないよう的確で意外とシンプルだし、なにより独特なメロウ感のあるメロディがキャッチーで聴きやすい作品になってます。

ミディアムテンポのメロウな①、ファンキー&キャッチーな③、このアルバムで一番爽やかに感じるバラードの④、ハードなギターをフューチャーしたシャッフル調の⑤、ハードロックンロールな⑦、ジェイ・グレイドンのハーモナイズドギターがいい感じの⑧、アル・ジャロウがヴォーカルとフルートで参加した、ピアノ+シンセの弾き語りによるジャジーなバラード⑨など、どれもが印象に残るいいアルバムですね。


1. You Need A Hero
2. Tell Me
3. O.C.O.E
4. Come On Home
5. Sesatia
6. Only A Dreamer
7. Automatic
8. Fearless
9. Midnight Angel


購入日:5/10
購入場所:HAPPY@所沢
購入金額:¥1,300
備考:国内盤 帯つき 中古
by shintan_shintan | 2008-05-24 21:19 | AOR