2011年 11月 22日 ( 1 )

「エイティーズの名盤/人気盤ベストセレクト!」みたいなやつではチョイスされる事も少なく、あまり語られる事が多くないながらも、内容的にはクオリティーの高いアルバムってけっこうあるんですよね。
今回は、個人的にはそんな「裏名盤」的な4枚をご紹介。たまたまですが、どれも83年リリースで、エレポップなアプローチの作品となりました。


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TACO 「AFTER EIGHT」 (1983年)

最初にご紹介するのは、インドネシア生まれベルリン育ちのオランダ人、タコのファーストアルバム。
フレッド・アステアのスタンダードナンバーをジャーマンなシンセサウンドにアレンジした全米4位の大ヒット曲「踊るリッツの夜」だけのワンヒットワンダーな彼ですが、「踊る~」を含むこのアルバムは、11曲中8曲がスタンダードやジャズ等のカバーというセミカバーアルバム。

「踊る~」ではシンセサウンドの「怜悧さ」「暗さ」と、ノスタルジックな味わいの「温かさ」が同居していて、それが個性となってましたが、今作でも⑦あたりで同じようなアプローチがとられていていて面白く仕上がってますね。ただ、アルバム全体ででもはそれほど尖った感じはなく、どちらかというと「レトロ」「温かみ」などを感じるシンセサウンドで、「雨に歌えば」「バラ色の人生」といった有名曲もあり聴きやすい内容になっています。

ちなみに、このアルバム、以前CDでもリリースされたようですが、店頭でもネットでもほとんど見かけないんですよね。僕も音楽ダウンロードでようやく聴くことができたアルバムでした。

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こちらは日本盤のデフジャケ。背景には「蛸」が・・・ ちなみに裏ジャケは春画チックです。

1. Singin' In The Rain
2. Tribute To Tino
3. Puttin' On The Ritz
4. I Should Care
5. Carmelia
6. La Vie En Rose
7. Cheek To Cheek
8. After Eight
9. Livin' In My Dreamworld
10. Encore (Sweet Gipsy Rose)
11. Thanks A Million

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GAZEBO 「GAZEBO」 (1983年)

お次はガゼボ。

「アイ・ライク・ショパン」が日本で大ヒットし、「雨音はショパンの調べ」といった小林麻美のカバーまで登場したほどでしたが、彼もこの曲だけのようで、前述したタコとともに一発屋の代表的な存在に・・・
イタリア人とアメリカ人のハーフで、レバノン生まれパリ育ちのインターナショナルな彼ですが、2枚目のシングル「アイ・ライク・ショパン」が本国イタリアをはじめ、欧州各国および日本で大ヒットとなり制作されたのがこのアルバム「幻想のガゼボ」

シンセを多用したエレポップなサウンドをベースに、ピアノなどの生楽器をバランスよく配置し、どことなくアンニュイでメロウなサウンドに仕上がってる本作。これって、ありそうで無かった音なのかな・・・楽曲自体はどれもキャッチーで親しみやすいメロディーのものが多くて、ヨーロピアンなな雰囲気がお嫌いじゃないのなら、かなり楽しめる1枚ではないでしょうか。

ちなみにこのファースト、現在CDでは入手できませんが、BMGからリリースされている「ベスト。オブ・ガゼボ」には1stの全曲が収録されております。

1. Lunatic
2. Love In Your Eyes
3. London - Paris
4. Masterpiece
5. I Like Chopin
6. Wrap The Rock
7. Midnight Cocktail
8. Gimmick!

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MATTHEW WILDER 「I DON'T SPEAK THE LANGAGE」 (1983年)

3枚目はシングル「思い出のステップ」(Break My Stride )が84年に全米5位のヒットとなったマシュー・ワイルダーのファーストアルバム。

レゲエのリズムを取り入れた「思い出のステップ」でも、通が好みそうなポップセンスを垣間見る事ができましたが、このアルバム、彼のメロディーメイカーぶりやサウンドメイクの才能が遺憾なくなく伝わってくる素晴らしいアルバムとなっております。

前述したヒットシングルの①以外にも、アップテンポなポップチューン②⑦、アルバムタイトルともなった浮遊感あふれるメロディーの名曲③、ブルーアイドソウルな④⑧、ファンキーなR&Bの⑤、スローでメロウな⑥などなど・・・
シンセサウンド中心のアンサンブルにはなっておりますが、生楽器の比重も高くてエレポップの一言では片づけられない聴きごたえある内容になっております。

これ、AOR方面でもけっこう人気のあるようですね。純粋なAORではないですが、確かに近しいところも感じられるかな。何にしても素晴らしい1枚です。

1. Break My Stride
2. The Kid's American
3. I Don't Speak The Language
4. Love Above The Ground Floor
5. World Of The Rich And Famous
6. Ladder Of Lovers
7. I Was There
8. Dreams Keep Bringing You Back
9. I Don't Speak The Language (Reprise)

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BERLIN 「PLEASURE VICTIM」 (1983年)

最後に紹介するのは米カリフォルニアのエレポップなバンド、ベルリンの1st。
86年の映画「トップガン」で使われた「愛は吐息のように Take My Breath Away」が有名なグループですが、僕の初ベルリンは今作収録でスマッシュヒットとなった③だったりします。

何を言ってるのかわからないながらも、たぶんセクシャルな内容なんだろうと、勝手なイメージを膨らませていた中学生の僕ではありましたが、当時はアルバムまで手が伸びず、この1stをLPで聴いたのはずっと後になってから。
先日、このCDを安価で見かけ久しぶりに聴きましたが、これはやっぱりイイですね~
紅一点の超美人ヴォーカル、テリー・ナン嬢のヴォーカルもけっこうキャラが立ってるし、バックのイケメン君たちによるピコピコ+ディストーションギターなバックも頑張ってますね~

正直なところ、今聴くと古臭いシンセサウンドではあるんですが、なんか懐かしく楽しんでおります。

1. Tell Me Why
2. Pleasure Victim
3. Sex (I'm A...)
4. Masquerade
5. The Metro
6. World Of Smiles
7. Torture
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by shintan_shintan | 2011-11-22 20:00 | 80s ROCK