カテゴリ:SOFT ROCK( 37 )

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1. Watertown
2. Goodbye (She Quietly Says)
3. For A While
4. Michael & Peter
5. I Would Be In Love Anyway
6. Elizabeth
7. What A Funny Girl You Use To Be
8. What's Now Is Now
9. She Says
10. The Train
11. Lady Day


いわずと知れた超ビッグなジャズシンガー&俳優のフランク・シナトラ。本日は彼が引退する3年前の69年にリリースした(彼のキャリアの中では)異色なアルバムをご紹介。
フランキー・ヴァリが在籍していた事でも知られるグループ、フォー・シーズンズのメインコンポーザーであるボブ・ゴーディオがプロデュースで、Watertownという小さな町に住む一人の男のあまり幸せとは言えない人生を綴ったコンセプトアルバムです。

シナトラの名前は知っていても、彼の曲は「マイ・ウェイ」ぐらいしか知らないダメダメな僕ではありますが、このアルバムは凄い気に入っていて、ここ数ヶ月の愛聴盤となってます。
ソフトロックのディスクガイドに掲載されていたのがキッカケとなって入手した盤なんですが、確かにここで聴けるのは、ジャズでもポピュラーミュージックでもなくて、穏やかでどこか寂寥感を感じるソフロ/ポップス。

シナトラさんも大仰に歌い上げる感じはあんまりなくて、比較的淡々と歌ってるんですが、それでも奥深さを感じさせるところは流石です。
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by shintan_shintan | 2011-04-27 08:00 | SOFT ROCK

ソフトロック関連はガイドブックで大きく取り上げられてるものを片っ端から聴いていた時期もありましたが、大半は手放してしまっていて、厳選して残したものも最近はラックの肥やし状態。久しぶりに何枚かを取り出して聴いてみたのがきっかけとなり、ここ数日はソフロ漬けに・・・

で、今日は最近聴いている愛聴盤のご紹介です。けっこう定番モノばっかりですが・・・

ソフトロックと一口に言ってもサウンドの幅はかなり広いし、ゾンビーズやコリン・ブランストーン、ブレッド、カーペンターズ、ビーチボーイズあたりもソフロの範疇で語られることが多いですが、僕的にはドリーミーで、男女混成のハーモニーが美しくて、煌びやかでポップなサウンドの60年代USモノこそが王道ソフトロックって感じがするんですよね。

まずはそんな王道な5枚です

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ETERNITY’S CHILDREN 「TIMELESS」 (1969年)



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THE FREE DESIGN 「HEAVEN/EARTH」 (1969年)



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ROGER NICHOLS & SMALL CIRCLE OF FRIENDS (1968年)




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SAGITTARIUS 「PRESENT TENSE」 (1967年)



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HERPERS BIZARR 「THE SECRET LIFE OF HERPERS BIZARR」 (1968年)


で、次の2枚はけっこう実験的な要素も垣間見れ、ソフトロック度100%とは言えませんが大好きなアルバムです。


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THE MILLENNIUM 「BEGIN」 (1968年)



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AMERICAN SPRING 「SPRING」 (1972年)


最後の3枚はバブルガムポップとも言いたくなるキャッチー&ハッピーなサウンドで、いずれも相当クオリティーの相当ポップアルバムです。


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THE EIGHTH DAY 「ON」 (1967年)



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THE CUFF LINKS 「TRACY」 (1969年)



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SALT WATER TAFFY 「FINDERS KEEPERS」 (1968年)
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by shintan_shintan | 2010-10-09 00:19 | SOFT ROCK

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1. The Ship
2. The Order
3. The Innocence
4. The Man
5. The Calm
6. The Storm
7. The Lost
8. The Island
9. The Reason
10. The Return
11. The Ship (Reprise)


アコギ3人とベース、ピアノ&フルート、セロ奏者によるドラムレスの6人組が、ミレニウム、サジタリアスといったソフトロック名盤を手掛けたゲイリー・アッシャーのプロデュースでリリースした唯一作。

アルバムタイトルや「凪」「嵐」「消失」「帰還」といった曲タイトルからわかるように、航海の模様をストーリー仕立てにしたコンセプトアルバムで、曲間なくメドレー仕立てで演じられていくんですが、各曲ともに良く考えられたアレンジで「静」や「動」、「楽」や「哀」をメリハリをつけて聴かせてくれます。

アコギを基調にした美しいハーモニーのフォーキーサウンド基本となりますが、ドリーミーなソフロ調、カントリー/ブルーグラスタッチな楽曲、少々アシッド感を感じるものやドラムレスなのにビート感を感じる直情的なものまであって一気に聴けてしまいますね。

正直なところ期待以上の出来。このクオリティーはゲイリー・アッシャーによるところも多いのかも・・・

購入日:8/27
購入場所:ディスクユニオン新宿中古センター
購入金額:¥882
備考: 輸入盤 中古
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by shintan_shintan | 2010-09-16 12:30 | SOFT ROCK

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1. Flying/Love You More Than It's Good For Me To/Nostrils
2. She Brings The Morning With Her
3. Back To Boulder
4. Traveller
5. Sea Saw
6. Mini Splurge/Mr Jones/Is That Good Is That Nice?
7. Clocks/Hey I Used To Know You
8. Unknown Journey
9. Leave Me Be (Bonus)
10. Clown (Bonus)

Valerie Cope (Vocals)
Bethlyn Bates (Vocals)
John McBurnie (Guitar, Vocals)
Keith Trowsdale (Guitar, Vocals)
Jerry Hovell (Bass)
Chris Gibb (Drums)
Laurie Styvers (Vocals)


ブックオフ安棚って、どのお店に行っても定番ものが多く代わり映えしないことが多いんですが、それでも毎週のように足を向けるようなヘヴィーユーザーと化すと、普段あまり見かけない背タイトルにはすぐに反応できるように・・・本日紹介するアルバムもオフの安棚らしからぬ1枚ではないでしょうか。

リイシューレーベルのサンビームから一昨年にリリースされた英米男女混合グループ、ジャスティンの唯一作。ユニオンあたりでは普通によく見かけるアルバムですがブックオフじゃ見ないですよね~ 500円でゲットです。

バンドについて簡単に説明すると、後に「ジャクソン・ハイツ」(ELPの前身バンドのメンバーが結成)に加入し、70年代後半にはベストヒットUSAで御馴染みなAOR系バンド「ヴァイパー・トレイルズ」のメンバーとなるジョン・マクバーニーと、ジョンの学生時代からの友人であるキース・トロウズデールの英国人2人がデュオとして結成。
そこに米女性シンガーのローリー・スタイヴァース、ネイティブアメリカンの血をひく米女性シンガーのベスリン・ベイツ、リヴァプール出身の英女性シンガー、ヴァレリー・コープも加わり女性ヴォーカル3人体制で本作の制作をロンドンで開始。その後レコーディング中にリズム隊の2人が加わるも、ローリー・スタイヴァースが脱退ということでアルバム完成時点でのメンバーは6人に(ジャケは5人ですが)

内容に関しては、少々サイケなところも感じるドリーミー系ソフトロックと美しいハーモニーのフォークロックの2軸で、アメリカ人メンバーの出入りが関係しているのか英国のバンドらしからぬ明るく爽快な雰囲気の楽曲も。最初聴いた時は女性2人と男性2人よるハーモニーにママス&パパスっぽい感じを受けましたが、ライナーによるとやはり60年代後半の米西海岸サウンドにも大きな影響を受けてるらしいです。

ドリーミーに始まりフォーキーかつグルーヴィーに移り変わり最後はオールドタイミーに終わる①、美しいメロディーとハーモニーがどこか儚げな②、淡々とした流れからストリングスやハーモニーを加え徐々に盛り上がっていく③、ドリーミーでキュートなソフロのお手本のような名曲④と前半の4曲はどれもが素晴らしい出来!

アコギをバックに女性陣のハーモニーが映えるフォーキーな⑤も心地よい1曲ですが、⑥は複雑な構成と意外と凝ったアレンジの11分弱もある3部構成の大作で、ここではビートルズやサイケデリックの影響を感じるブリティッシュポップなサウンドとなっております。
2部構成となる⑦はアコギをバックにした英トラッドのような独特な翳りが感じられるメロディーの前半と、ストリングスを絡めて叙情的に盛り上がる後半の対比が面白い1曲で、本編ラストの⑧はファズのかかったギターが印象的なサイケ/アシッドなナンバーで静と動が交差するドラマティックなナンバー。このアルバムではちょい異色かな・・・

というわけで、けっこう振れ幅のあるアルバムですがけっこうオススメです。モノクロの暗めなジャケからそうとうダウナーな音を想像しておりましたが、よい意味で裏切られましたね。
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by shintan_shintan | 2010-06-30 19:40 | SOFT ROCK

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ピーター・ポール&マリーのピーター・ヤーロウに見出されてデビューを飾ったフォーキーな3人組ラザラス。
73年の2枚目にしてラストアルバム「フールズ・パラダイス」はCD化されており、いずれは聴いてみたいと長らく思っていたアルバムでしたが、ようやく入手することができました。2,520円とプレ値(定価は1,800円)ではありましたが、ほとんど見かけることのないアルバムですからね~ 即効でレジに向かったことは言うまでもありません。

70年代後半にはジェイ・グレイドンやTOTOのメンバーのバックアップによるAORシンガーに転身したビル・ヒューズ、彼が在籍したいたことでも知られるラザルスですが、フィル・ラモーンとピーター・ヤーロウのプロデュースによるこのアルバムで聴かれるのは暖かみあるフォーキーなソフトロックサウンド。メインソングライターであるビル・ヒューズの作り出す楽曲は、どことなく憂いを感じながらもキャッチーで親しみやすいものだし、3人コーラスワークもいい感じで、収録されてる10曲はどれもいい感じ、特にアナログA面にあたる①~⑤は文句なしの出来。

いやぁ、これは本当に良いアルバムですね。ベアズヴィルからのリリースではありますが、それほど泥臭い感じはなく、フォーキーではあるものの、プレAOR的な雰囲気を感じるところもあります。なんといってもメロディーが美しいし、ブレッド(デヴィッド・ゲイツ)とかがお好きな方は間違いなく気に入られるんじゃないでしょうか。


1. Ladyfriends Ⅱ
2. Ladyfriends Ⅰ(Sing A Song To Your Lady)
3. When Will The Home Of Me Begin?
4. A Fool’s Paradise
5. Baby, Baby
6. Thoughts Of You
7. Take Me High
8. Oklahoma Boy
9. This Is Song
10. Poets And Lovers
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by shintan_shintan | 2009-03-15 14:46 | SOFT ROCK

(前回よりつづく)

「局部麻酔」を聴き、そのポップでキャッチーなメロディーに惹かれて、ニルヴァーナUKの他の作品も無性に聴きたくなり、早速68年の2ndと、69年の3rdをゲット。どちらもレコミンツにて1,380円でした。

「局部麻酔」では、相棒のアレックス・スパイロパウロスが脱退したため、残されたパトリック・キャンベル・ライオンズひとりでの制作になり、彼のルーツであるR&Bテイストが大幅に導入された作品でしたが、アレックス&パトリックのユニットとしてリリースされたこの2枚では、ポップで煌びやかでちょいサイケなサウンドが満載。なかでも、サードアルバム「トゥ・マルコス・スリー」は、適度なプログレっぽさも感じさせてくれる内容で、大のお気に入りとなっております。

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あらかた完成されていたにもかかわらず、1st, 2ndがセールス的に振るわなかった事もあって、アイランドレコードのクリス・ブラックウェルが発売を拒否。アルバムタイトルともなっている、アレックスの叔父さんマルコス3世の資金的援助を得て、LAのメトロメディア(イギリス本国ではパイ)からリリースが決まったものの、発売直前にメトロメディアが倒産してしまい、250枚のサンプル盤しか出回らなかったという、幻の作品ですが、内容に関しては最高。

けっこうハードのギターや、どたばたしたドラムによるバンドサウンドに、ハープシコードやストリングスなどが大仰一歩手前な感じで大きくフィーチャー。ヴォーカル自体はけっこうヘナヘナではあるものの、全編でビートルズ顔負けの美メロといった感じかな。
シングルカットされた①や、キャッチーなサビの⑤⑩、ストリングスの美しい前半とノイジーなギターが弾きまくる後半との対比が面白い⑧など名曲揃いだし、組曲形式の⑨ではレスリー・ダンカン嬢がヴォーカルだったり、スプーキー・トゥースが参加していたり(詳細なクレジットがないのでどの曲かわかりませんが・・・)で、聴きどころ満載。捨て曲なしだし、鳥かなんかの動物の骨を女性が持っているという意味不明で趣味の悪いジャケ以外は最高ですね。


1. The World Is Cold Without You
2. Excerpt From 'The Blind & The Beautiful'
3. I Talk To My Room
4. Christopher Lucifer
5. Aline Cherie
6. Tres, Tres Bien
7. It Happened Two Sundays Ago
8. Black Flower
9. Love Suite
10. Illinois




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で、こちらはセカンドアルバム「ALL OF US」。
死体の横たわる道をどこかの王様が行進しているジャケの写真は趣味が悪いですが、内容はといえば「TO MARKOS III」と比べて遜色のない出来。一般的にはこちらのほうが評価は高いのかもしれませんね・・・


1. Rainbow Chaser
2. Tiny Goddess
3. The Touchables (All Of Us)
4. Melanie Blue
5. Trapeze
6. The Show Must Go On
7. Girl In The Park
8. Miami Masquerade
9. Frankie The Great
10. You Can Try It
11. Everybody Loves The Clown
12. St John's Wood Affair
13. Flashbulb (Bonus)
14. Oh! What A Performance (Bonus)
15. Darling Darlane (Bonus)
16. C Side Of Ocho Rios (Bonus)
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by shintan_shintan | 2009-02-07 17:44 | SOFT ROCK
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MARIANNNE FAITHFULL (65年)

60年代のロンドンを代表する美人シンガーといえばこの方でしょう。
デビューシングル「涙あふれて」を含むマリアンヌ・フェイスのセカンドアルバム(といってもファーストの「カム・マイ・ウェイ」とは同日の同時発売なんで実質的にはデビュー作ですが・・・)

内容的にはいかにもな60sポップスが多いですが、可愛いからそれだけで充分。
彼女のアルバムだと79年の異色作「ブロークン・イングリッシュ」が大好きなんですが、デッカ時代も可憐で可愛らしくていいですね~





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LIZ DAMON’S ORIENT EXPRESS (71年)

まずは、リズ・ダモンとオリエント・エクスプレスが71年にリリースしたデビューアルバム「遠い初恋」。日本でも「遠い初恋 原題:1900 Yesterday」がヒットしたようですので、ご存知の方も多いのでは・・・

僕の場合はまったくのジャケ買いなんですが、もともとはハワイのホテルで活動してたグループらしく、バンドメンバーのルックスもそんな感じ。耳障りのよいイージーリスニング的なソフトロックで心地良いんですが、ベースは意外にファンキーだったりして、けっこう面白いです。





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NANCY PRIDDY / YOU’VE COME THIS WAY BEFORE (68年)

女優、ナンシー・プリディがリリースした唯一のアルバム。
女優者とはいえ、もともとはビター・エンド・シンガーズというグループで活動していたらしく、本作でも全曲のコンポーズを共作ながら手掛けております。

なんといってもフィル・ラモーンがプロデュースで、ジョン・サイモンが10曲中9曲のアレンジを手掛けており、アシッドな香りのするソフトロックでなかなか本格的なサウンドとなっております。





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THE SANDPIPERS / GUANTANAMERA (66年)

オリエンタルな美女と、砂浜、木々のコントラストが美しいジャケ。初期A&Mを代表するコーラスグループ、サンドパイパーズのデビューアルバムです。

ソフトロックというよりは、イージーリスニングに近いサウンドですが、適度なメキシカンな味付けもあって、極上のヒーリングミュージックですね~ リゾート先でゆったり聴くとはまるだろうなぁ。





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SPARKS / KIMONO MY HOUSE (74年)

最後の美女ジャケはちょいと反則ですかね~
有名なキワモノジャケですよね。とはいえジャケの日本人女性お二人はなかなか美しいんじゃないかな・・・

内容のほうもジャケに負けず劣らずのけったいな内容。ただ、聴くたびにハマっていく不思議さもあります。このアルバムに関しては、後日に単独記事としてちゃんと紹介しようと思っております。
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by shintan_shintan | 2009-01-12 12:24 | SOFT ROCK
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50年代からウィヴァーズ、ルーフトップ・シンガーズといったフォークグループで活躍したエリック・ダーリンが、パトリシア・ストリートと結成した男女フォークデュオ「ダーリン&ストリート」。本日紹介するのは、彼らが結成10余年たった75年にリリースしたデビュー作にして唯一作「ポシブル・ドリーム」。

このアルバムを知ったのは結構最近で、店頭で4,000円近い金額で売られてるのを見かけたのが初。ワイングラスやアコギの置かれた砂浜に佇む2人のジャケを見た瞬間に名盤の予感がして興味が湧いたんですが値段がねぇ・・・ 結局、数ヶ月たって忘れかけていた頃にヤフオクで見かけ定価くらいの金額でゲットできました。

内容はと言えば、予感的中な素晴らしいフォーキーポップアルバム。
フォークを基本に、ジャジーでスウィンギーなグッドタイムスミュージックも感じられ、ヴォーカルや全体的な雰囲気はソフトロックといった趣。派手さはないものの、聴いてて癒されますね、これは良いですよ~


1. Al Perrin, At The End Of The Month
2. Home
3. The World Is A Music Band
4. The Possible Dream Song
5. Dust Off The Moon
6. Ride, Ride, Ride
7. Your Own Song “The Dit Dit Dit Dit Song”
8. You Are Like A Morning
9. It Doesn't Matter At All If It Rains On Me
10. About You


購入日: 7/30
購入場所:ヤフオク
購入金額:落札金額¥1,800+送料他
備考: 国内盤 帯つき 中古
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by shintan_shintan | 2008-08-12 14:22 | SOFT ROCK

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今日の東京は天気もよく、温かで過ごしやすかったですね。
こんな小春日和の日にはポップで軽快な音楽が似合うかなと思い、ちょっとお出かけした車中でかけていたのが本作。

60~70年代のコンピに収録されてることも多いヒット曲「トレイシー」のカフ・リンクスが69年にリリースした唯一の作品。
60年代後半から70年代の半ばにかけては、ソングライターやプロデューサーがスタジオミュージシャンを使った架空のグループによるヒット曲がけっこうありますよね。英国勢では作曲家トニー・マコーレイが仕掛けたフライング・マシーン「笑ってローズマリーちゃん」。セッションヴォーカリストのトニー・バロウズが歌ったエジソン・ライトハウス「恋のほのお」、ファースト・クラス「ビーチ・ベイビー」などなど。対してアメリカの覆面架空バンドといえば、「サイモン・セッズ」のヒット曲をもつ1910フルーツ・カンパニーと、このカフ・リンクスが代表選手でしょうか。

ポール・ヴァンスとリー・ポックリスという2人のソングライター/プロデューサーが、アーチーズのヴォーカリストながらセッション・ヴォーカリストとしてもひっぱりだこなロブ・ダンテを起用してリリースされたシングル曲「トレイシー」。この「トレイシー」が全米9位、全英4位の大ヒットとなり、急遽制作されたのがこのアルバム。

アルバムすべてのヴォーカル&コーラスを担当したダンテによると、1日に4~5曲を完パケさせたようで、わずか数日のヴォーカル録りで完成されたこのアルバム。とはいえ急ごしらえで制作されたとは思えない爽やかながらも安定感のあるヴォーカルが印象的なバブルガム風ソフトロックサウンドになってます。一発屋のイメージが強いカフ・リンクスですが、アルバムではポップで煌びやかなだけでなく、どことなくシットリしたところや、ソフトサイケっぽいところもあって楽しめる作品になっております。

可愛らしい女性のジャケが印象的で、なかばジャケ買いだったんですが、内容にも満足です。


1. Tracy
2. All The Young Women
3. Heather
4. Early In The Morning
5. Put A Little Love In Your Heart
6. Lay A Little Love On Me
7. When Julie Comes Around
8. I Remember
9. Sweet Caroline
10. Where Do You Go?
11. Sally Ann
12. Run Sally Run


購入日:2/23
購入場所:ディスクユニオン新宿中古センター
購入金額:¥2,310
備考:国内盤 帯なし 中古
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by shintan_shintan | 2008-03-02 19:43 | SOFT ROCK
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ちょこちょこ見かけては購入していたカーペンターズの紙ジャケ。ネットでは高値で取引されてますが、巡り会わせが良いのか2,000円以内で入手することが多くだいぶ集まってきましたね~ カーペンターズの黄金期を味わえる初期7枚では、残すところ人気作「ナウ&ゼン」とファーストだけになったんですが、先日、出張先で立ち寄ったブックオフでデビュー作「涙の乗車券」の紙ジャケを発見。ジャケに若干の傷みはあるものの、あまり見かけることがない作品なだけに迷わず入手しました。

彼らが69年にリリースしたこのデビュー作。彼らの各種ベストには必ず収録されているデビュー曲「涙の乗車券」(もちろんビートルズのカバーですよ)こそ皆さんが一般的に思い起こすカーペンターズのサウンドですが、それ以外は結構異色な感じです。

「祈り」と題された多重録音のアカペラコーラスナンバーでスタートするこのアルバム、②「ワンダフルパレード」はリチャードがヴォーカルをつとめる明るい雰囲気の60年代風ポップナンバーですが、歌詞は政治や体制への批判溢れる内容。
カレンがヴォーカルの③「いつの日か愛に」、⑤「私のすべてをあなたに」、⑪「眠れない夜」は後のカーペンターズをほうふつする美しいバラードナンバーですが、アルバムはディノ・ヴァレンテ作のヒッピーカルチャーを代表する④「ゲット・トゥゲザー」、ソフトロック調の⑥「ターン・アウェイ」、⑨「何になるの」、バッファロー・スプリングフィールドの1stに収録されていたニール・ヤングのナンバー⑫「歌うのをやめた私」(いずれもリチャードがメインヴォーカル)など、いかにも60年代的な楽曲チョイスの作品になっています。

ライナーによると、この作品はカーペンターズの前身バンド「スペクトラム」時代の楽曲やデモテープに手を加えて仕上げられた作品らしく、リチャードは相当気に入ってないようですね。いかにも60年代的ソフトロックサウンドは、スペクトラムのメンバーで、このアルバムでも多くの曲をリチャードと共作しているジョン・ベティスのカラーが強いらしいです。確かにカーペンターズらしいアメリカンポップスな内容ではないですし、僕も最初に聴いた時はなんかとまどったんですが、ソフトロックとしてニュートラルに聴くとなかなか良いですよ。けっこう気に入ってます。

どちらかというとリチャード色の強いこのアルバムですが、③⑤⑦⑧⑩⑪で聴かれるカレンのアルトヴォーカルはすでに完成された素晴らしさです。またこのアルバム、カレンが全曲でドラムを、⑤⑪の2曲ではジョー・オズボーンにプレゼントされたベースをプレイしてるあたりも聴きどころかな。ジャズ・ロック風の⑩はこのアルバムでは浮いてますがカレンのテクニカルなドラムが楽しめますよ。

もともと69年に「オファリング 神への捧げもの」のタイトルでリリースされたこのアルバム。レコード会社の近所で撮ったスナップがジャケに使われるといういい加減な仕事ぶりだったようですが、2nd「遥かなる影」のヒットをきっかけにジャケとタイトルを変更して今に至ったようです。オリジナルジャケもこれはこれでいい感じですけどね・・・

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1. Invocation
2. Your Wonderful Parade
3. Someday
4. Get Together
5. All Of My Life
6. Turn Away
7. Ticket To Ride
8. Don't Be Afraid
9. What's The Use
10. All I Can Do
11. Eve
12. Nowadays Clancy Can't Even Sing
13. Benediction


購入日:2/26
購入場所:ブックオフ水海道
購入金額:¥1,450
備考:国内盤 帯つき 中古

過去記事
・ナウ&ゼン
・緑の地平線~ホライゾン (紙ジャケ)
・トップ・オブ・ザ・ワールド (紙ジャケ)
・見つめあう恋
・遥かなる影 (紙ジャケ)
・スーパースター
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by shintan_shintan | 2008-03-01 21:44 | SOFT ROCK