カテゴリ:70s (77~79)( 76 )


ボブ・ゲルドフの名前を初めて知ったのは、84年のエチオピア飢餓救済のためのチャリティプロジェクト「バンド・エイド」の提唱者として。

彼がアイルランドのブームタウン・ラッツというバンドのヴォーカルだという事もその時に知ったんですが、聞いたことのないバンドだったし、彼が凄いのか凄くないのかは当時中学生だった僕には良くわからず・・・
ただ、彼の呼びかけで有名ミュージシャンが勢揃いしているわけだし、ゲルドフがミッジ・ユーロと作ったチャリティソング「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」は凄い良い曲だったしで、その後もな~んとなく気になってはおりました。

で、ブームタウン・ラッツの代表曲「哀愁のマンディ」を聴いたのはずいぶんとたってから。79年にカリフォルニア州サンディエゴで起きた16歳の少女による銃乱射事件を題材とし、犯行動機として少女が語った「月曜日が嫌いだったから」をタイトルにしたメッセージ色の強いこの曲は、一度聴いただけで印象に残る名曲ではあるものの、アルバムに触手を伸ばすまでにはいたらず・・・

今では、ミュージシャンとしてより、その後のUSAフォー・アフリカやライブエイド、一連のチャリティーブームの立役者としてのほうが有名なのかな・・・ 05年にはLIVE8を提唱しているし、06年にはノーベル平和賞にもノミネートされたり。





と、前置きが長くなってしまいましたが、昨日紹介したスクイーズ紙ジャケと同じく、ブックオフの250円コーナーでブームタウン・ラッツのリマスター盤(スリップケース付)を2枚発見!セール中ということでこちらも各105円でした。

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A TONIC FOR THE TROOPS (78年)

1. Like Clockwork
2. Blind Date
3. (I Never Loved) Eva Braun
4. Living In An Island
5. Don't Believe What You Read
6. She's So Modern
7. Me And Howard Hughes
8. Can't Stop
9. (Watch Out For) The Normal People
10. Rat Trap

11. Neon Heart (John Peel Radio Session)
12. Do The Rat (B-Side)
13. D.U.N. L.O.A.G.H.A.I.R.E (B-Side)
14. Rat Trap (Live In Stoke)

こちらは、78年リリースの2nd「A TONIC FOR THE TROOPS」。
彼らにとって初の全英No1となった⑩「Rat Trap」を含む出世作ですね。

77年の1stではけっこうパンキッシュなサウンドだったようですが、この2枚目ではパンク的な疾走感はあるものの、ニューウェーヴ的なところも多々感じる音作りで、結構モダンな感じでポップ度高いです。

「哀愁のマンディ」路線を期待すると、ガッカリするかと思いますが、これはこれでなかなか良いですね。




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MONDO BONGO (80年)

1. Straight Up
2. The Elephants Graveyard
3. This Is My Room
4. Another Piece Of Red
5. Hurt Hurts
6. Please Don't Go
7. Fall Down
8. Go Man Go!
9. Under Their Thumb Is Under My Thumb
10. Banana Republic
11. Whitehall 1212
12. Mood Mambo

13. Cheerio (Bonus)
14. Don't Talk To Me (B-Side)
15. Arnold Layne (Recorded For TV)
16. Another Piece Of Red (Live In Portsmouth)

で、「哀愁のマンディ」を含む79年の3rd「THE FINE ART OF SURFACING」で一気にブレイクした彼らが、次作として80年にリリースした4thがこの「MONDO BONGO」。

3rdは未聴なので、変遷はわかりませんが、この4枚目ではポップ&モダン度を強めながらも、かなりバラエティに富んだ音作りになっていますね。

2ndではまだ残っていたパンク色はかなり希薄なっていて、「哀愁の~」のようなバラードもあれば、コステロにそっくりなちょいソウルフルな曲もいくつか・・・ ちょいサイケっぽいものもあったかと思うと、レゲエやアフリカンなテイストのものもあったりですが、なんとなく統一感を感じますし、決して散漫な感じはしないかな。

これも、なかなか楽しめますね。
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by shintan_shintan | 2009-08-26 00:00 | 70s (77~79)
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喜劇集団、モンティ・パイソンのエリック・アイドルと、ボンゾ・ドッグ・バンドの二ール・イネスを中心とした、ビートルズのパロディバンド、ラトルズ。

前々から聴いてみたいとは思っておりまして、一昨年に紙ジャケがリリースされたときには真剣に購入を検討したものの、3,000円オーバーな金額もあってスルー。その後はすっかり忘れかけておりましたが、ブックオフにて250円で見つけることができました。

どの曲もビートルズの有名曲を下敷きにながらも、メロディやコード進行などは別モノといった感じで、これをパロディと取るか、オマージュと取るかは人それぞれかと思いますが、相当に高い音楽性なのは間違いないですね。

ニール・イネス、オリー・ハルソール(バトゥ、テンペスト、ケヴィン・エアーズなどなどでお馴染み)、リッキー・ファター(元ビーチボーイズ)、ジョン・ハルシー(元バトゥ)といった実力あるミュージシャンによる演奏は本家よる上手いくらいだし、パロディのとどまらずオリジナリティーも感じられます。



1. Goose-Step Mama (Bonus)
2. Number One
3. Baby Let Me Be (Bonus)
4. Hold My Hand
5. Blue Suede Schubert (Bonus)
6. I Must Be In Love
7. With A Girl Like You
8. Between Us (Bonus)
9. Living In Hope
10. Ouch!
11. It's Looking Good (Bonus)
12. Doubleback Alley
13. Good Times Roll
14. Nevertheless
15. Love Life
16. Piggy In The Middle
17. Another Day
18. Cheese And Onions
19. Get Up And Go (Bonus)
20. Let's Be Natural

The Rutles Are
Dirk McQuickly・・・ERIC IDLE
Ron Nasty・・・・・・・NEIL INNES
Stig O'Hara・・・・・・RIKKI FATAAR
Barry Wom・・・・・・JOHN HALSEY

Musicians
NEIL INNES (Guitar, Keyboards, Vocals)
OLLIE HALSALL (Guitar, Keyboards, Vocals)
RIKKI FATAAR (Guitar, Bass, Sitar, Tabla, Vocals)
JOHN HALSEY (Purcussion, Vocals)
ANDY BROWN (Bass)
JOHN ALTMAN (Brass & Strings Arrangements)
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by shintan_shintan | 2009-07-20 09:44 | 70s (77~79)

キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの長女、ルイーズ・ゴフィン。

「ロコモーション」のリトル・エヴァがベビーシッターしていたのがルイーズですが、数年前にはお母さんと一緒にGAPのCMにも出演しており、存在自体はなんとなく知っておりましたが、アルバムをリリースしていた、というか、今でも現役で活動しているとは知りませんでした。

たまたま、ネットで彼女の1stのジャケを見かけ、そのナチュラルな雰囲気に惹かれたんですが、色々と検索してみると、どうも音楽的な評判は高くないようなんですよね。声が甲高いとか、ニューウェーブっぽいとか・・・とはいえ、聴いてみたい衝動を抑えられず、彼女が19歳のときにリリースした79年のファーストアルバムと、81年のセカンドの2in1をゲット。
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前半の10曲が、79年のファーストアルバム「KID BLUE」
ちなみに当時の邦題は「お嬢さんお手やわらかに」だそう、何なんでしょうね・・・

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で、内容に関してはオープニングの①やシャングリラスの⑤こそ、少々ウェットで歌謡曲っぽい感じのするロックナンバーですが、続くビートルズの②やダニー・コーチマー作の③などではお母さんを彷彿とするアーシーな雰囲気のナンバー。

軽快なロックナンバー④⑥などもなかなかだし、JDサウザーのコーラスがイーグルスっぽい⑨も力作。⑧⑩もSSWテイスト豊かな佳曲だし、キラーチューンはないし、舌ったらず&エキセントリックな彼女のヴォーカルも好き嫌いが分かれそうですが、バック陣は超豪華だし、アルバムとしてもなかなかじゃないでしょうか。

キャロル・キングのような音を期待すると少々戸惑ってしまうでしょうが、それでもゴフィン/キングの血を感じるところもしばしば。


1. Kid Blue
2. All I've Got To Do
3. Hurt by Love
4. Red Lite Fever
5. Remember (Walking In The Sand)
6. Jimmy And The Tough Kids
7. Angels Ain't For Keeping
8. Long Distance
9. Trapeze
10. Singing Out Alone

Prodeced By Danny Kortchmar

Loise Goffin (Vocal, Guitar, Piano)
Danny Kortchmar(Guitar)
Steve Lukather (Guitar)
Waddy Wachtel (Guitar)
Michael Landau (Guitar)
John Pierce (Bass)
Lee Sklar (Bass)
Mike Porcaro (Bass)
Michael Baird (Drums)
Russ Kunkel (Drums)
David Kemper (Drums)
David Paich (Organ, Piano)
Andrew Gold (Organ, Synthesizer)
Peter Robinson (Synthesizer, Electric Piano)
Don Grolnick (Organ, Electric PIano)
J.D. Souther (Background Vocals)
Don Henley (Background Vocals)
Carole King (Background Vocals)
Jorge Calderone (Background Vocals)







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81年にリリースされたセカンドアルバム「LOUISE GOFFIN」
こちらの当時の邦題は「堕天使」。何だかなぁ・・・当時のレコード会社は売る気があったんでしょうか?

ファーストでは適度に織り込まれていたルーツ/SSWテイストですが、今作ではいたって普通のガールズロックになっちゃった って印象。冒頭3曲はGO-GO'Sみたいだし・・・

聴き進めていくと、カントリータッチな曲なんかもあって、それなりに振り幅を持たせて入るものの、彼女のヴォーカルもエキセントリック度が若干増していて、キンキンしたところがちょっと耳につくかな。


11. I've Had It
12. Dog Town
13. Runaway Boy
14. If You Ever Did Believe
15. Dizzy, You're A Dreamer
16. Geisha Girl
17. Baby, Come 'Round To Me
18. Johnny Can't Make Her
19. Rockin' On The Strand
20. Might As Well Pass By

Prodeced By Danny Kortchmar

Loise Goffin (Vocal, Guitar)
Danny Kortchmar(Guitar)
Dennis Herring (GUitar)
Kenny Edwards (Bass)
Eric Wallengren (Bass)
Leland Sklar (Bass)
Mark T. Williams (Drums)
William D. Smith (Piano, Organ)
Michael Boddicker (Synthesizer)
Bill Olvis (Piano)
Dan Dugmore (Pedal Steel Guitar)
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by shintan_shintan | 2009-07-18 09:04 | 70s (77~79)

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先日、ブックオフでマリアンヌ・フェイスフルのアイランドからリリースされたベスト盤を見かけ、久々にこのアルバムを聴きたくなったんですが、いくらラックを探しても見当たらず。記憶にないんですが、どうやら売っちゃったようで・・・ で、あらためてユニオンで中古を安めに再入手し、ここ数日はこればっかり聴いております。

というわけで、本日紹介するのは酒とドラッグに溺れ、なかばリタイヤ状態だった彼女が79年にリリースした復活2作目にして、アイランド移籍後初のアルバム「ブロークン・イングリッシュ」。いやぁ、カッコイイジャケですよね~

ミック・ジャガーと浮き名を流していたアイドル時代とはうってかわって、アルコール&ドラッグの影響からかひしゃげていて、当時33歳とは思えないおばさん声。とても同一人物とは思えないものの、このドスの効いたダミ声が、スティーブ・ウィンウッドも参加しているニューウェーブ的なバックのサウンドと相まって、独特の雰囲気を醸しだしております。

フォーキーで爽やかな②、ブルース調な③⑥、エレポップな⑤など、意外と振り幅のある内容となってますが、なんといってもアルバムタイトル曲の「Broken English」と、ジョン・レノンのカバー「Working Class Hero」の存在感が凄いです、レゲエのリズムを取り込んだ⑧もなかなか。好き嫌いは分かれるだろうし、万人受けはしないと思いますが、これは彼女の最高傑作であるばかりか、70代後半を代表する1枚じゃないかと・・・(ちょっと言いすぎかな)









1. Broken English
2. Witches' Song
3. Brain Drain
4. Guilt
5. Ballad Of Lucy Jordan
6. What's The Hurry?
7. Working Class Hero
8. Why D'Ya Do It?
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by shintan_shintan | 2009-05-02 09:51 | 70s (77~79)

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マッスルショールズのスタジオミュージシャン、レニー・ルブランとピート・カーが組んだユニット、ルブラン&カー。いまだにCDがプレ値で取引されている唯一のスタジオアルバムは以前紹介しましたが、本日は彼らの2枚目にしてラストアルバムとなったライブ音源をご紹介。

今作、デビューアルバムリリース翌年の78年5月に、ラジオ用としてアトランティックスタジオで行われたスタジオライブの模様を収録しており、ちゃんとジャケットまでも制作されてるにもかかわらず、当時はプロモーション用として少量しか出回らなかったレア盤。僕もこのアルバムの存在は知らなかったんですが、今年の3月にWounded Birdよりリイシューされたものを店頭で見かけ、早速聴いてみることに。

全9曲の収録ですが、スタジオアルバムからは①③⑧⑨の4曲で、②⑥レニー・ルブランのソロアルバムから。それ以外の④⑤は未発表っぽいし、⑦はカバーなのかな・・・
ちなみに、このアルバムにはピート・カーは参加しておらず、ルブランとピート・シェリルなる人物がギターを担当。たぶん脱退している訳ではないと思いますし、バンド名にもカーの名は入っているものの、メンバーもスタジオアルバムと比べるとルブラン以外は一新されてますし、ジャケに写るのもルブラン一人。

というわけで、何か片手落ちな感もあるこのライブ盤ですが、スタジオライブということもあってか、迫力や臨場感みたいなものは少ないものの、音はクリアだし、AOR寄りのメロウスワンプとも言えるスタジオアルバムの音像を比較的忠実に再現していて、各メンバーの演奏能力の高さを感じます。とはいえ、まんまなぞっている訳ではなく、長尺のソロや軽いインタープレイもあったりで、ライブならではの面白さも充分。

ちょっと、コーラスワークが弱いかな・・・ 特にヒット曲「Falling」や名曲「Midnight Light」なんかでそう思うところもありましたが、総じて満足な内容です。ピート・カー不在とはいえ、スタジオ盤になかなか手が出ない方は、まずは今作から聴いてみるのも良いかもしれませんね。


1. Something About You
2. Lady Singer
3. Falling
4. Rainy
5. Looking For A Love
6. Hound Dog Man
7. Stay Awake
8. Midnight Light
9. I Believe That We
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by shintan_shintan | 2009-04-08 21:10 | 70s (77~79)

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カプリコーン所属のサザンロック系バンド、カウボーイ。
以前、70年リリースのファーストアルバムは記事にしましたが、今日紹介するのは77年にリリースにされたラストアルバム「新たな道へ」。

74年のボイヤー&タルトン名義のものも含めると4枚のアルバムをリリースした彼らですが、CD化されているのはファースト「Reach For The Sky」と、93年にリリースされたベスト盤「A Different Time: The Best Of Cowboy」と、(たぶん)日本のみでCD化された今作のみ。
このアルバム、ネットで検索してもほとんどヒットしなかったこともあって、入手するのはほとんど諦めておりましたが、先日ユニオンにて発見。10%オフのセール中だったこともあって、756円という価格でラッキーにも入手できました。

グレッグ・オールマンのライブ盤に収録されている、カウボーイ名義での2曲に惹かれ,彼らに興味を持った僕にとって、ファーストアルバムでのカントリー/ブルーグラス色が強く、アコースティック基調であまりバンドっぽさが感じられない音は、少々地味に感じられましたが、このアルバムではイメージしていたアーシーで憂いあるキャッチーなメロディーが存分に堪能でき、これはめちゃくちゃ気に入りました。

バンドの中心メンバーである2人のヴォーカル&ギター、トミー・タルトンとスコット・ボイヤーを中心としたソングライティングは非常にメロディアスでSSW的なところも感じるところも。ハーモニーの美しさや爽やかな曲調はウェストコーストっぽい感もあって、どんずばサザンロックといったサウンドではないですが、それでもところどころに骨太なものも感じたり、全体的にほどよくアーシーな感じはします。

いやぁ良いアルバムですね~これは久しぶりの五つ星かな。それにしても71年のセカンド「5'll Getcha Ten」とBOYER & TALTON名義の74年作「Cowboy」もいずれはCD化されるんですかね~


1. Takin It All The Way
2. Now That I Know
3. Pat’s Song
4. Straight Into Love
5. Everybody Knows Your Name
6. What Can I Call It
7. Nobody Else’s Man
8. Except For Real
9. Satisfy
10. River To The Sea
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by shintan_shintan | 2009-03-11 21:12 | 70s (77~79)

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本日記事にするのはラス・バラードが78年にリリースしたソロ3作目「サード・ストローク」
ちょっと前に、ユニオンお茶の水ハードロック/ヘヴィーメタル館を訪れた際に店内でかかっていたのがこのアルバム。爽やかでポップな音がお店の空間とミスマッチしてましたね~ 

ラス・バラードといったって、彼が在籍していたアージェントは聴いたことがないし、レインボー「Since You've Been Gone」「All Night Long」の作者、また、キッスがカバーした「God Gave Rock And Roll To You」のオリジネーターくらいの認識しかなく、その時は購入にいたらなかったんですが、その後、なんかずっと気になりまして・・・ 結局、翌週に再訪した際にゲット。1,260円でした。

ラス・バラード(ヴォーカル、ギター)に、ジェフ・ポーカロ(ドラム)、マイク・ポーカロ(ベース)、デヴィッド・フォスター(キーボード)、デヴィッド・ペイチ(キーボード)というTOTO一派が基本的なパーソネルですが、マイク・ベアードが③④⑥でドラムを叩き、フールズ・ゴールドのトム・ケリーとデニー・ヘンスンがコーラスで5曲に参加。

他にも、リー・スクラー(ベース)、フレッド・タケット(ギター)、クレイグ・ダーギ(キーボード)、トム・スコット(フルート)などもワンポイントで参加しており、なかなか豪華な面子が集った本作。
内容的には、ほんのちょびっとプログレっぽいハードポップてな感じですが、③④あたりはど真ん中なAOR。②も洗練度が高いし、ラストナンバー⑨も感動的なバラードナンバー。

というわけで、「プログレハード」「AOR」という二面性のある作品になっておりますが、共通するのは、時にはストレートに、時にはちょいとヒネリがあったりするソングライティング能力のの高さかな。バックの演奏も過不足なしだし、超名盤というわけではありませんが、けっこう楽しめました。


1. Dancer
2. Helpless
3. Treat Her Right
4. Expressway To You Heart
5. Cast The Spirit
6. Look At Her Dance
7. What Does It Take
8. I'm A Scorpio
9. My Judgement Day
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by shintan_shintan | 2009-02-14 19:04 | 70s (77~79)
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音楽の好みと、食事の好みって似てるところありませんか~

基本的に魚や煮物などを中心にしたさっぱり系の和食が大好きで、実際そういったものを食すことが多いんですが、とはいえ毎日同じようなものを食べていれば飽きるわけで、適度に洋食やラーメンなど、バリエーションはつけてますけどね。
ところが、たまに食べた料理にハマってしまうこともあって、毎週のように韓国料理やエスニックを食べたり、数週間ほど昼食がサンドウィッチだったり、ガイドブック片手にラーメン屋をまわったり・・・ けっこうハマり性だったりする自分の性格もあるんですが、久しぶりに食べてあらためて魅力に気づくというか何というか・・・

音楽に関しても、今のところの主食はサザン/スワンプものやSSW系だったりするものの、たまには80sものやエレポップも聴くし、ハードロック、ソウル系、ジャズロックなんかで気分転換したら、そのまましばらくはまったり・・・ またしばらくしたら基に戻るんですけどね。

と、長々と書いてきましたが、今年になってもそんな感じで、感性の赴くままに色々と聴き漁っているんですが、最近はあまり聴くことの多くなかったブリティッシュ系にはまってまして、ちょいとニッチでひねくれた感のある音が妙に気になるんですよね。今日紹介するアルバムもそんな1枚。

バグルスの「ラジオスターの悲劇」のソングライターの一人で、元メンバーのブルース・ウーリーが自身のバンド、カメラ・クラブにて79年にリリースした唯一のアルバム「イングリッシュ・ガーデン」。
ソニーの洋楽秘宝館シリーズでリリースされていたことは知ってましたが、これ、店頭ではあまり見かけないですよね。オークションやマケプレではプレ値で取引されてるようですが、中古を1,680円という価格で入手することができました。

若かりし頃のトーマス・ドルビーがキーボードで参加していたり、バグルスのヒット曲「ラジオスターの悲劇」「クリン・クリン」を演っていたり(発表はこちらのほうが先なのかな・・・)で、けっこうピコピコなサウンドなのかと思いきや、基本となるのはパンキッシュな感じのロックンロール。曲によってはキーボードの目立ったニューウェーブ的なところも感じるものの、ハード&ポップなバンドサウンドです。

このアルバム、ポップで耳馴染みのよい曲揃いで、ブルース・ウーリーのソングライティング能力を感じるとともに、実はバグルスのキャッチーなところって彼によるところが大きかったのかも、なんて思っちゃいました。これはいいアルバムですね~



「English Garden」「Clean/Clean」の映像です。

1. English Garden
2. Video Killed The Radio Star
3. Dancing With The Sporting Boys
4. Johnny
5. No Surrender
6. Flying Man
7. You Got Class
8. W.W.9.
9. Clean/Clean
10. Get Away William
11. Goodbye To Yesterday
12. Goodbye To Yesterday (Reprise)
13. You're The Circus (I'm The Clown)
14. Trouble Is (Bonus)
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by shintan_shintan | 2009-01-22 21:55 | 70s (77~79)

シカゴというと、80年代前半から半ばにかけて「素直になれなくて」「忘れ得ぬ君に」「スティル・ラヴ・ミー」などを大ヒットさせたこともあってか、ラブバラードがお得意なグループだとお思いの方もいるかと思いますが、もともとはブラスをフィーチャーしたジャズロックっぽい感じで69年にデビュー。

テリー・キャス(G)、ピーター・セテラ(B)、ロバート・ラム(Key)という3人のソングライター&ヴォーカリストを擁し、多彩な音楽性をもつブラスロック路線で、77年までに9枚のオリジナルアルバムと2枚のライブアルバムをリリース。
その後、テリー・キャスが不慮の事故で亡くなり、バンドは新メンバーを補充しつつ活動をするも、セールス的には下降の一途。
その後、ワーナーに移籍しデヴィッド・フォスターのプロデュースでAOR風なサウンドに変貌を遂げた82年の「16」からは「素直に~」が」大ヒットして見事に復活。その後もコンスタントに活動し、今に至るといった感じでしょうか。

そんな長い活動歴のシカゴですが、僕がよく聴くのはテリー・キャス存命中の作品、1st「シカゴの軌跡」から「XI」までで、リアルタイムで聴いていた「16」 「17」もたまに取り出したりするものの、テリーキャスが亡くなってから、AORサウンドに変貌を遂げるまでの間ににリリースされた3枚のアルバムについては、シカゴの諸作のなかでもあまり評価が高くないことあって未だに聴かずじまいだったんですよね。今回、ライノからでてるリマスター盤を年末年始で立て続けに安く購入することができまして、まとめてご紹介いたします。



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まずは、フィル・ラモーンのプロデュースで78年にリリースされた10枚目のオリジナルアルバム「ホット・ストリーツ」(全米12位)。こちらはレコミンツで輸入盤の中古を10%オフセール中ということもあって702円で購入。

テリー・キャスの死後、1年たたずにリリースされたこのアルバム、オリジナルアルバムでは初めてメンバーの写真がジャケに使用されたり、「III」以降続いていた数字によるアルバムタイトルが改めていたりで、彼らの新たなる決意みたいなものが感じられますね。

音のほうも、70年代後半という時流からか、ダンサンブルなものもあったり、若干ポップ&メロウになったような気もしますが、旧来のジャズロック風味なものもあったりで、結構な充実作かな。新加入のギタリスト、元スティーヴン・スティルス・バンド、1910フルーツガム・カンパニーのドニー・デイカスもテリー・キャスを若干意識したところは感じられるものの、なかなか良いプレイをしてますし、どの曲もいきいきとしていて、旧来のシカゴファンにも納得な出来ではないでしょうか。

「HOT STREETS」
1. Alive Again
2. Greatest Love On Earth
3. Little Miss Lovin'
4. Hot Streets
5. Take A Chance
6. Gone Long Gone
7. Ain't It Time
8. Love Was New
9. No Tell Lover
10. Show Me The Way
11. Love Was New (Alternate Vocal)





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続いては、引き続きフィル・ラモーンのプロデュースで79年にリリースされた「13」。
今回の3枚では最初に入手したアルバムなんですが、ユニオンの年末バーゲンにて国内盤を500円で入手。

やはりポイントとなるのはシングルにもなった①「Street Player」かな。前作から垣間見れたダンサンブルな要素を推し進めたかのような、ちょびっとディスコチックなナンバーで、9分以上の長尺曲。ブラスが大活躍していて、シカゴらしいといえばシカゴらしいんですが、やはりちょっと違和感が・・・

曲自体はどれも悪くはないんですが、なんかこざっぱりしていて決定力に欠ける感じ。聴いていて中だるみするんですよね。前作で頑張りを見せていたドニー・デイカスのプレイも、今作ではちょっと押さえ気味な感じだし。セールス的にも全米21位と急降下しておりますが、それもなんとなく頷けるような気が・・・

「13」
1. Street Player
2. Mama Take
3. Must Have Been Crazy
4. Window Dreamin'
5. Paradise Alley
6. Aloha Mama
7. Reruns
8. Loser With A Broken Heart
9. Life Is What It Is
10. Run Away
11. Closer To You (Bonus)
12. Street Player (Dance Mix)





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最後は、80年リリースの「XIV」。こちらもレコミンツで702円にてゲット。
前作でのセールス的な失敗を払拭するためか、トム・ダウドをプロデュースに起用したアルバムですが、結果的には全米71位と前作を遥かに凌ぐ低セールスだったようです。

前2作でギターを担当していたドニー・デイカスを素行の悪さからクビにし、今作ではセッションギタリストのクリス・ピニックなどがギターを担当。「13」以上に地味な扱いを受けているアルバムですが、内容的にはそんなに悪くないかな・・・ というか結構良いです。

アナログ各面の冒頭を飾る①⑥といったアップテンポのハードチューンはけっこうな勢いを感じますし、②~⑤まではパワーバラード4連チャンも、洗練され過ぎていなく、程よく荒々しくてどれも良い感じ。ピーター・セテラ作の③④もですが、特にドラムのダニーセラフィンとデイヴィッド・ウォ リンスキー(マデュラ、ルーファスのキーボード奏者)の共作による⑤は特筆すべきでしょう。

⑦以降は前作に近い、ちょいと洗練されたポップサウンドではありますが、このアルバム、全体的にハードなギターサウンドが目立つこともあってか、「13」よりも重心が低くなった感じがして、けっこうお気に入りです。

「XIV」
1. Manipulation
2. Upon Arrival
3. Song For You
4. Where Did The Lovin' Go
5. Birthday Boy
6. Hold On
7. Overnight Cafe
8. Thunder And Lightning
9. I'd Rather Be Rich
10. American Dream
11. Doin' Business (Bonus)
12. Live It Up (Bonus)
13. Soldier Of Fortune (Bonus)


と、3枚ほど立て続けにレビューしてきましたが、総括すると、この3枚に関してはどれもなかなか良い感じです。
確かに、テリー・キャスというバンドの看板を無くし、新たな道を模索するうえでの、試行錯誤や戸惑いみたいなものは感じられますが、決して悪くはないです。ブラスロック時代が好きで、AOR路線にとまどいを感じられてる方も、一度聴いて見られたらどうでしょうか。
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by shintan_shintan | 2009-01-08 18:16 | 70s (77~79)
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ソニーさんが名盤・レア盤復刻大作戦として2001年から2002年にかけてリリースした「洋楽秘宝館」シリーズですが、マニアックだったりニッチな作品が多かったりするものの、聴いてみるとどれも良いアルバムばかり。最近ではこのシリーズのおかげでカフェ・ジャックスニュー・ミュージックセイラーなどを知ることができたんですが、本日紹介するのも洋楽秘宝館というブランド買い(?)をしてしまった1枚。

エリック・カルメンのバックバンドに在籍していた2人、ピート・ヒューレット(ヴォーカル)とリチャード・レイジング(ギター、キーボード)が結成したデュオ、ユークリッド・ビーチ・バンドが79年にリリースした唯一作「夢のクリーヴランド」。

クリーヴランド州のエリー湖畔にある遊園地からネーミングされたこのユニットですが、メンバー2人と同じくクリーヴランド出身のエリック・カルメンが全面プロデュースで④⑥の2曲を提供。ただ、セールス的には惨敗だったようですし、カルメンのプロデュースも大して話題にならなかったようですね。
そんなマニアックで隠れた名盤的な位置づけの本盤ですが、内容的には、様々なエッセンスを取りこんだアメリカン・ポップスで、売れなかったのが不思議なほどの充実作だったりします。

ディスコティックな要素も取りこんだポップなオープニングナンバー①はアレッシーのような爽やかさだし、続く②③もキャッチーなメロディーなどヒット要素を多く持つアメリカンなポップナンバー。
バッドフィンガーのWithout Youにそっくりで、XのSay Anythingにも似ているバラードの④はエリック・カルメン作。
デビューシングルとなった⑤「クリーブランドに波はない」は曲もコーラスワークも思いっきりビーチボーイズなサーフィンミュージックでアルバムでは浮きまくってますがなかなか良い曲です。

エリック・カルメン作のアダルトな雰囲気のミディアムテンポなバラードの⑥もシングルカットすればヒット間違いなしだったろう素晴らしい出来ですし、その後もAOR風の⑦、リチャード・レイジングがハスキーなリード・ヴォーカルをつとめ、デヴィッド・サンボーンのサックスが大活躍するオールドタイミーなロックンロールナンバー⑧、一風変わったリズムのムーディーな⑨と続き、アルバムラストの⑩まで終始一貫してキャッチーで印象的なメロディーのポップテイスト満載なアルバムになってます。

また、意外とバックの面々も充実。エリック・カルメンが④⑥でピアノに参加している以外にも、デヴィッド・サンボーンがサックスで①⑧に、モータウンのベーシスト、ボブ・バビットは①④⑥⑦に参加。セッションギタリストのヒュー・マクラッケンは⑥でアコギを奏で、①②③⑧⑩でドラムをつとめるのはスティーリー・ダンのアルバムなどにも参加している名手リック・マロッタ。派手なプレイは一切ないものの彼らのプレイに耳を傾けるのもまた面白いかも。


1. Don't Play That Song
2. There's A Moon Out Tonight
3. Karen
4. I Need You
5. There's No Surf In Cleveland
6. End Of The World
7. You Make It Easy
8. Don't You Know What You Mean To Me
9. So Hard To Say Goodbye
10. You're The One


購入日: 11/19
購入場所: ディスクユニオン中野店
購入金額: ¥1,323
備考: 国内盤 帯つき 中古
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by shintan_shintan | 2008-11-24 17:10 | 70s (77~79)