<   2010年 05月 ( 20 )   > この月の画像一覧

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1. Emotion
2. He Did Me Wrong, But He Did It Right
3. Sending My Good Thoughts To You
4. Get Along Handsome
5. This Isn't an Ordinary Love Song
6. Without Love
7. And I Never Did
8. Changing Minds
9. Give Him Time
10. Ollabelle And Slim
11. Cleveland Snow
12. Comfortable
13. Wait Like A Lady
14. For Everybody's Sake
15. I'm Letting Go
16. Innate
17. One Afternoon
18. Rider
19. The Way I Am
20. What If


ちょっと前にディスクユニオン店頭で見かけてそのお美しい姿が気になり、ネットで検索したところ評判もすこぶる高いようなのでハズレはないだろうと入手したのが、テキサス出身のSSWパティ・ダールストロームのベスト盤。

70年代に4枚のオリジナルアルバムを残した彼女ですが、このベストが彼女の音源の初CD化。
72年の1stから④⑤⑦⑩⑫⑬⑮⑱⑳の9曲、73年の2ndからは①⑨⑪⑭⑯⑲の6曲と収録の2/3が最初の2枚からセレクトされており、残りの5曲が74年の3rd、76年の4thから。

ソウルフルでメランコリックなソングライティングと、ちょいハスキーなアルトヴォイスが魅力な彼女ですが、一般的には20th Century移籍後にリリースされた2nd以降の評判が高いようで、確かにプレAOR的な佇まいで洗練さの増したサウンドは魅力的ではありますが、個人的には1st収録曲がツボ。

ほどよくアーシーでソウルからの影響が強いところは、キャロル・キングに近いところもあるかな。
1st収録曲では南部ソウル色っぽい⑬、アーシーな⑩⑳、ゴスペルからの影響も感じる壮大な⑱などがお気に入り。まんまザ・バンド+キャロル・キングって感じの④は苦笑してしまいましたが・・・
1stからは10曲中9曲とほぼほぼ収録してありますが、2ndとともに単独作としてリイシューして欲しいですね。
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by shintan_shintan | 2010-05-30 00:00 | SSW

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Side-A
1. Keep Driving Me Crazy
2. Silver Arrow
3. Ain't It A Shame
4. Bulldog
5. Oscar Teo

Side-B
1. Des Woman
2. It's All Over Now
3. Sweet Cocaine
4. Take A Look In The Mirrow
5. For Free


Bob "Catfish" Hodge (Vocals, Guitar, Keyboards)
Bonnie Raitt (Guitar)
Dennis Kovarik (Bass)
Larry Zack (Drums)
Dr. John (Keyboards)
Wayne Cook (Keyboards)
James Montgomery (Harp)
Sneaky Pete Kleinow (Pedal Steel)


キャット・フィッシュ(なまず)を自らのニックネームにしてしまったボブ・ホッジが75年にリリースした「ソープズ・オペラ」。SWAMP名盤として名高い作品ではありますが、これがほんとに素晴らしいアルバムで個人的にはスワンプ/ルーツ系のアルバムで10指に入るほどのお気に入り。

この人の事はよく知らないんですが、70年代初頭にはブルースロックバンド「キャットフィッシュ」を率いて2枚ほどアルバムをリリースしつつ、ソロとしても平行して活動していたなまずさん。これは3枚目のアルバムになるのかな・・・

なまず顔をフィーチャーしたジャケの印象はあまりよろしくないですが、ドクター・ジョンやスニーキー・ピート、ボニー・レイットらが参加した内容はというとゴキゲン。南部風の軽快なものから、オールドタイミー、ブルースチューン、胸キュンバラード、またジョニ・ミッチェルのカバーがあったり、ほのかなジャズテイストを感じられるところもあって、多彩なサウンドながらも王道なルーツサウンドが満喫できます。
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by shintan_shintan | 2010-05-28 00:00 | SOUTHERN / SWAMP
オールマンズのローディーが中心になって結成されたサザンロックバンド、グラインダースウィッチですが、先ごろ3rdと6thがCD化され、これで全盛期の6枚はコンプリート。

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・HONEST TO GOODNESS (1974年)
・MACON TRACKS (1975年)
・PULLIN' TOGETHER (1976年)
・REDWING (1977年)
・RIGHT ON TIME (1979年)
・HAVE BAND WILL TRAVEL (1981年)

とはいえ、1st「HONEST TO GOODNESS」は相変わらず廃盤状態ですので、これもリイシューしていただきたいですね。また、78年頃に制作されながらお蔵入りとなったATCOでの2枚目「Chasing Wild Desires」(UNFINISHED BUSINESSのタイトルで最近CD化されてるっぽいんですが・・・)も聴いてみたいものです。



で、本日は81年にリリースされたラストアルバム「HAVE BAND WILL TRAVEL」です。

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1. One Hour Into Sunday
2. A Real Good Sign
3. The Warm Kind
4. Ashes And Stone
5. Golden Minutes
6. Lady Luck
7. Open Road
8. The Fever
9. Bound And Determined


前作「RIGHT ON TIME」が、妙にモダンな音処理やアイデアを取り入れたことでサザン度が抑えられていたこともあるし、80年代のリリースということでますますルーツ度が減少してるんじゃないかと、あまり期待をしていなかったアルバムなんですが、いやはや、これが予想に反してなかなか素晴らしい出来。

当時、前作の評判がどうだったのかは知りませんが、このアルバムでは南部フレーバー豊かな以前のサウンドに回帰していて、彼らの持ち味でもあるツインギターやスライドギターこそ少々抑え気味な気もしますが、それでも豪放かつ爽快感あるサウンドは健在。
レゲエ/スカ的な裏打ちのギターカッティングなどの新機軸も上手く消化していて、これがラストアルバムとは思えない充実した内容になっております。
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by shintan_shintan | 2010-05-26 00:00 | SOUTHERN / SWAMP

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1. Love You Like I Never Loved Before
2. You're In My Life again
3. Love Is Blind
4. Our Love Can Make It
5. Love Is In Your Eyes
6. Come To My Love
7. Take A Chance On Love
8. Walk Away Renee
9. If You Love Me
10. She's Not For You


ここのところニューウェーブ系の記事が続きましたが、今日からは一転してAOR系。本日はジョン・オバニオンのファーストアルバム「僕のラブソング」をご紹介です。

ジョン・オバニオンというと角川映画「里見八犬伝」の主題歌「I DON'T WANT THIS NIGHT TO END」の印象が強く、というかその曲しか知りませんでしたが、彼の1st(と2nd)はAORフリークからの評価が高いようでいずれ聴いてみたいと思っていた1枚。
とはいえ、90年代初頭に初CD化された国内盤はとっくに廃盤で店頭やオークションでもプレ値で取引されてますから、結局はダウンロードにて購入。10曲で1,500円だったかな・・・

リッチー・ズィトー(ギター)、カルロス・ベガ(ドラム)、レニー・カストロ(パーカッション)、ボビー・キンボール(コーラス)ら地味目な実力派がサポートしたそのサウンドは、スティーブ・ルカサーやTOTO一派がサポートしたかのようなハードポップ系。レイ・ケネディとかに近い感じかな・・・

一口にAORといってもそのアプローチ方法は様々ですよね。個人的には、ちょいジャジーなスティーリー・ダン・インスピレーション系や、ブルーアイドソウル色の濃いもの、はたまたSSWテイストを感じるものが好みで、TOTOやデヴィッド・フォスター絡みでよく聴かれるちょっとハード目な音はあまり得意じゃないんですが、これはいいですね~

別にAORに限ったことではないですが、やっぱり曲が良くないとダメですよね。いくらフォスターさんや、グレイドンさん、ルカサーさんが頑張っても楽曲の魅力が乏しければそれなりだろうし・・・
その点、このアルバムの楽曲はどれもハズレなし(歌謡曲チックな③は少々苦手ですが)で、キャッチーで耳障りの良い爽やかなもの揃い。
アップテンポからミディアム、バラードまでバランスよく配置されてますし、ジョン・オバニオンも時折ハイトーンのシャウトをまじえながら爽快で伸びのあるヴォーカルを聴かせてくれてます。

前述したように、かなりのプレ値となっている今作ですが、今年はワーナーからの音源提供でAORの人気盤、マクサス、デュークス、マーク・ジョーダン、ビル・チャンプリンなどなどがリマスター紙ジャケで再リイシューされるようですので、このアルバムもいずれ再発されるような気が・・・
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by shintan_shintan | 2010-05-24 00:00 | AOR

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1. Don't Touch Me (I'm Electric)
2. For Young Moderns
3. Stop/Go/Stop
4. Furniture Music
5. Radar In My Heart
6. Stay Young
7. Out Of Touch
8. Better Home In The Phantom Zone
9. Substitute Flesh
10. Atom Age
11. Art/Empire/Industry
12. Revolt Into Style

ニューウェーブ特集の最後は、74年にデビューしたモダンポップ/パワーポップなバンド、ビー・バップ・デラックスの中心人物ビル・ネルソンがレッド・ノイズ名義でリリースした唯一作。

ビー・バップ~は聴いたことがないんで音楽性の変遷云々はわかりませんが、これはほんと素晴らしくて、僕のなかでのNW系アルバムで3指に入るほどのお気に入り。
多少のサポートはあるものの、ビル・ネルソンがドラム、ギター、ベース、キーボードなどを自らこなし多重録音で制作されたアルバムではありますが、聴こえてくるのは非常にバンド的な音で勢いやグルーブブを感じますね。。

ミュージシャンとしてのキャリアや実績充分なだけに、ソングライティングやアレンジなどに安定感がありますね。とはいえフリーキーさも充分。素晴らしいです。
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by shintan_shintan | 2010-05-23 00:00 | 70s (77~79)

先週から3回と続けてニューウェーブ系を紹介してきましたが、このマイブームのきっかけはといえば、ちょっと前GW頃に素晴らしいアルバム2枚に出会ったから。本日はその内の1枚をご紹介いたします。


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1. Home
2. Sleeping Beauty
3. Lucky Number
4. Too Tender (To Touch)
5. Say When
6. Writing On The Wall
7. Telepathy
8. Momentary Breakdown
9. I Think We're Alone Now
10. One In A 1,000,000
11. Tonight

12. Be Stiff (Bonus)
13. One Lonely Heart (Bonus)
14. Big Bird (Bonus)
15. Fall (Bonus)
16. Blue (Bonus)
17. I Think We're Alone Now (Japanese Version)


リーナ・ラヴィッチが78年にリリースしたファーストアルバムです。

僕は名前くらいしか知りませんでしたが、けっこう有名なのかな・・・ ブックオフで500円で見かけ、なんとなく入手した1枚でしたが、これがかなり面白いんですよね。

少々時代を感じるキーボード/シンセが大きくフィーチャーしながらも、ビートの効いた硬質なバンドサウンドをバックに歌われる彼女のヴォーカルがかなり個性的で、曲によってエキセントリックだったり、キュートだったり、ゴスっぽかったり、コケティッシュだったり・・・

全英4位のヒットとなった代表曲「Lucky Number」のような軽快なロックナンバーもあれば、ピアノをバックにした綺麗なバラードもあったり。はたまたレゲエ/スカへのアプローチや、思いっきりポップなもの、エレポップ仕立てなどなど・・・ 散漫とも言えるバラエティぶりですが、そこがまた魅力でもあるのかな。






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1. Bird Song
2. What Will I Do Without You
3. Angels
4. Night
5. You Can't Kill Me
6. Egghead
7. Wonderful One
8. Monkey Talk
9. Joan
10. Freeze
11. New Toy

12. Savages (Bonus)
13. Special Star (Bonus)
14. Never Never Land (Bonus)
15. Cat's Away (Bonus)
16. Details (Bonus)
17. It's You, Only You (Mein Schmerz) (Bonus)
18. Blue Hotel (Bonus)


で、79年にリリースされたセカンドアルバム「FLEX」も最近ユニオンで見かけゲット。

基本的には前作同様の路線ではありますが、シンセ類の比重が高まりニューウェーブ度は上がり、よりゴージャズになってますね。
相変わらずのバラエティー振りではありますが、前作よりも統一感は増した気がしますね。
とはいえ、抜けの良かったドラムの音色も角がとれてしまったりでバンドっぽさは少々希薄になったかな感も・・・ 
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by shintan_shintan | 2010-05-19 00:00 | 70s (77~79)

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本日はエルトン・ジョンが76年にリリースしたライブ盤をご紹介。

もともとは、ロンドン ロイヤルフェスティバルホールでの公演から5曲をA面に、B面にはニューヨーク マディソンスクエアガーデンのステージから5曲を収録した全10曲で初期CDもこの曲順でしたが、96年のリマスターに際してロンドン公演のディスク1に③④⑥⑦⑩⑪⑫の7曲、NY公演のディスク2には⑤~⑬の9曲と大幅に追加収録し2枚組としてリイシュー。

70年代半ばから80年代にかけてのエルトン・ジョンってなんか地味ですよね・・・ 最近までこのアルバムの事は知らなかったんですが、なんとジョン・レノンがディスク2の⑧~⑩の3曲にゲスト参加してるんですよね!なんでもジョンの生前最後のライブ音源だそうで・・・

折りしも3月にはエルトン中期のアルバムが紙ジャケでリリースされプラケが大量に中古市場に流れてることもあってずっと狙っておりましたが、先日近所のブックオフにて500円で発見。ユニオンでも1,000~1,200円ではゲットできますが、安く購入でき満足満足。

内容に関しては、比較的バラードや弾き語りのものが多いこともあって、「ライブ」というよりは「公演」って感じの少々地味な感じもしますが、代表曲も数多く収録されていて入門編としても良いのでは。
ハイライトはじゃはりジョン・レノンが参加した「真夜中を突っ走れ」「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・セア」の3曲かな。
ジョンはあくまでコーラスというかデュエットというかそれほど目立っているわけではないですが、歓声もすごいし盛り上がってるのが感じられますね。


(DISC 1)
1. Skyline Pigeon
2. Border Song
3. Take Me To The Pilot
4. Country Comfort
5. Love Song
6. Bad Side Of The Moon
7. Burn Down The Mission
8. Honky Cat
9. Crocodile Rock
10. Candle In The Wind
11. Your Song
12. Saturday Night's Alright For Fighting

(DISC 2)
1. Funeral For A Friend/Love Lies Bleeding
2. Rocket Man (I Think It's Going to Be A Long Long Time)
3. Take Me To The Pilot
4. Bennie And The Jets
5. Grey Seal
6. Daniel
7. You're So Static
8. Whatever Gets You Thru The Night
9. Lucy In The Sky With Diamonds
10. I Saw Her Standing There
11. Don't Let The Sun Go Down On Me
12. Your Song
13. Bitch Is Back
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by shintan_shintan | 2010-05-17 00:00 | 70s (73~76)

前回記事の続きということで、お気に入りアルバムをさらに5枚ほどご紹介していきますね。


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GARY NUMAN 「THE PLEASURE PRINCIPLE」 (1979年)

ウルトラヴォックス(ジョン・フォックス)に強い影響を受けたゲイリー・ニューマンのソロ名義1枚目。いわゆるエレポップの範疇ではありますが、ドラム&ベースは生演奏中心だしヴァイオリンなども効果的に使われていて、シンセや無感情なヴォーカルなどの無機的なものと、バンドっぽさなど有機的なものがうまく融合してる感じかな。





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THE DURUTTI COLUMN 「THE RETURN OF THE DURUTTI COLUMN」 (1980年)

昨日今日で取り上げた10枚のうちで、少々趣の異なるのがこのドゥルッティ・コラムの1st。
バンド名義にはなっておりますが、実質的にはギターのヴィニー・ライニーのソロプロジェクトで、ここで聴けるサウンドもシンセと打ち込みをバックにギターがメロを奏でるアンビエント系のインストもの。彼の爪弾く切なく穏やかで、時に感情をみなぎらせたギターが染み入ってくるんですよね。





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MARIANNE FAITHFULL 「BROKEN ENGLISH」 (1979年)

アルコールやドラッグで廃人のようになっていたマリアンヌ・フェイスフルの復活アルバム。
ご存知のように60年代はアイドルポップシンガーだった彼女ですが、ここで聴けるのは酒とタバコでつぶれたドスの効いたしわがれ声で、まるで別人ながらも大迫力。
タイトル曲「Broken English」とジョン・レノンの「Working Class Hero」まさにこの時期のニューウェーブサウンドでこれは必聴ですよ





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TALKING HEADS 「FEAR OF MUSIC」 (1979年)

昨日紹介したDEVOとともにUSニューウェーブを代表するトーキング・ヘッズ。
80年リリースの「リメイン・イン・ライト」が彼らの最高傑作ということに異論はありませんが、個人的にはこの3rdのほうが好きだったりします。
次作で開花するアフロ/ファンクビートも今作からの導入ですし、次作の特に後半で感じた冗長なところもなくて、聴きやすさや個々の楽曲の出来ではこちらのほうが上だと思うんですが・・・





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THE B-52's 「THE B-52's 」 (1979年)

もういっちょUSのバンド、ジョージア州で結成されたB-52'sの1st「警告! THE B-52's来襲」です。
これももなかなか面白いサウンドでして、ベーシックなところは60sテイスト感じるビート系ロックンロールなんですが、男性1名と女性2名によるちょっとヘンテコなヴォーカル&コーラスワークがこのバンドの特長であり魅力でもあります。
活動を再開しヒットを量産した89年以降も悪くはないし、僕もこのバンドを知ったのはその時期なんですが、この初期のチープなサウンドのほうがキャラが立ってるかな。



というわけで、前回記事とあわせて10枚ほど紹介してきましたが、この10枚はある意味では王道的なサウンド。この時期には「けったい」で「ヘンテコ」な音のバンドもけっこうありまして、次回はそんなアルバムをご紹介していこうかなと・・・ というわけでまたまた「続く」です。
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by shintan_shintan | 2010-05-16 00:00 | 70s (77~79)
というわけで、ニューウェーブ/ポストパンク特集の第3夜は、「キワモノ」もとい個性派のご紹介。
今回記事にする5枚、「大好きか?」と問われれば迷ってしまうのは否めないものの、どれも愛すべき作品で時たま無性に聴きたくなるものばかりなんですよね。



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YOUNG MARBLE GIANTS 「COLOSSAL YOUTH」 (1980年)

最初にご紹介するのはヤング・マーブル・ジャイアンツの唯一作。
サウンドの基調はサウンドの根幹となるベースと素人感丸出しな女性ヴォーカルとエフェクトなしのペケペケなギター。曲によってはオルガンが入っていますし、全編でチープなリズムボックスも聴けますがビート感はほとんどなし。

分かりやすくいえば、めちゃくちゃ簡素なデモテープ、もしくは録音したマルチからドラムやオーバーダブをオミットしたような超スカスカな感じ。この時代でなければ冗談でもリリースされなかったであろう1枚ではありますが、これが聴くほどにキュートやポップさが愛しくなってくるもんだから不思議ですよね~



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THE FLYING LIZARDS 「THE FLYING LIZARDS」 (1980年)

楽器を全く弾けないアートスクールの学生デヴィッド・カニンガムのユニット、フライング・リザード。
楽器を弾けなくてもレコードが作れるんだと言うことで一種のエポックメイキングとなったこのアルバム、PCで音源が作れるようになった現在では当たり前かもしれませんが、当時はかなり話題になったようですね。

とはいえ、どこか呪術的な78年のデビューシングル「サマータイム・ブルース」とダンボールを叩いた音をサンプリングしてドラムとした79年のシングル「マネー」こそそんなDIY的手法が取られていたものの、その2曲のヒットを受けて制作されたこのファーストアルバムは、ポップグループ周辺のミュージシャンが参加してることもあって思いのほかまっとうな内容になっておりますね。

世間的にはロバート・フリップらが参加した81年の2nd「FOURTH WALL」のほうが評価が高いようで、確かに音楽的に進歩はしておりますが、個人的にはすっとぼけた感の残っているこの1stに軍配かな。前述したヤング・マーブル・ジャイアンツ以上にど素人な女性ヴォーカルも、おちょくった感じでグッドです!





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THE SLITS 「CUT」 (1979年)

キワモノ系といって多くの方が思い起こすのはスリッツなんじゃないかな。
パンクというよりはレゲエ/ダブの近いサウンドですが、やりたい事にテクニックがついていかない脱臼したようなサウンドが個性となっておりまして、僕も数年前、最初に聴いたときはすぐに売却してしまおうと思った1枚でしたが、これがなかなかのスルメ系。

素敵な土人ヌードジャケもあって手放せなかったってのが本当のところではありますが、天真爛漫さと以外に高度な音楽性(前述したように上手く表現しきれてるとは言えませんが・・・)はポストパンクを代表する1枚でしょう!





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THE RAINCOATS 「THE RAINCOATS」 (1979年)

で、スリッツとシーンを二分するガールズロックバンドがこのレインコーツ。
内容に関しては、ちょっと前にアップした記事をご参照いただきたいんですが、これもまたスリッツ同様に演奏技術を不問として聴くのが正しいアルバムかな。





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THROBBING GRISTLE 「20 JAZZ FUNK GREATS」 (1979年)

最後はスロッビング・グリッスルの4th。こちらも詳細は過去記事を見ていただくとして、変態度という点ではここ数日で紹介した15枚のうちではNo1!

コラージュやノイズがあったかと思ったら軽快なエレポップもあったりで、アルバムタイトルやジャケ写(自殺の名所です)、バンド名、メンバーのバイオ等々どれもブレがなくアバンギャルド。いまだに内容を理解しがたいところはありますが、どうしても手放しがたいアルバムなんですよね。
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by shintan_shintan | 2010-05-16 00:00 | 70s (77~79)

先日記事にしたギャルバン系とともに、ここ最近よく聴いているのがニューウェーブ/ポストパンク系。
特に79年前後のUKものが多いんですが、この時期この手の作品って内容の良し悪しは別として、先進的なんだけど解体的、退廃的な独特の雰囲気を感じるものが多く、この手のサウンドが大好きって訳じゃないんですが、惹かれるところが多いんですよね。

77年頃をピークとするパンクムーブメントと、80年以降に顕著になるコマーシャリズムに侵食された感のある煌びやかなエイティーズPOPとの狭間にこういった非コマーシャルなサウンドが台頭してきたというのは、なかなか興味深いですよね。


ポストパンク期を代表する大好きな5枚です。


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JOY DIVISION 「UNKNOWN PLEASURE」 (1979年)

やはりジョイ・ディヴィジョンは外せないですね~ とはいえ、最初聴いた時はとにかく暗くて絶望的な雰囲気が馴染めず。好きになるまでにかなりの時間を要したアルバムではありますが、ハマると抜け出しづらい独特な魅力が・・・





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THE POP GROUP 「FOR HOW MUCH LONGER DO WE TOLERATE MASS MURDER ?」 (1980年)

79年の1st「Y」もいろんな意味で衝撃的でしたが、カッコよさでいえば演奏力が上がり強靭なファンクビートも取り込んだこの2ndでしょう~ ヴォーカルも叫びまくっていてとにかく攻撃的。ながらく廃盤でとんでもないプレ値で売られてはおりますが、多くの方に聴いて頂きたい傑作です。





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WIRE 「154」 (1979年)

この時期の英バンドには知的な香りを感じるものも多いですが、このワイアーの3rdにしてラストアルバム(その後再結成しておりますが)も様々なアイデアを感じるインテリジェンスな1枚。
乱暴な言い方をすれば、パンク+プログレ+音響系といった感じでしょうか。





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MAGAZINE 「REAL LIFE」 (1978年)

自ら結成したバズコックスをシングル1枚で脱退したハワード・ディヴォートが結成したバンドの1st。
シンセの多様や後にスジバンに加入するジョン・マクガフのクセのあるギターなどはNW的ですが、全体的にはメロディアスでストレートなロックサウンド。ヴォーカルに若干のクセはあるものの聴きやすいですよ~





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DEVO 「Q: ARE WE NOT MEN? A: WE ARE DEVO!」 (1978年)

ご存知ディーヴォの1st「退廃的美学論」
奇妙奇天烈なルックスの彼らですが、サウンドのほうも充分に個性的。とはいえ、この1stはシンプルなパンクビートも感じられ聴きやすい1枚じゃないかな。特にストーンズ「サティスファクション」のカバーは必聴!


というわけで5枚ほどご紹介しまいたが、いずれも評価の高い鉄板アルバム。
ある意味、王道的なポストパンク/ニューウェーブなサウンドと言えますからどれも比較的聴きやすいし、この手のサウンドの入門としても良いかもしれません。

とはいえ、まだまだ魅力的なアルバムは沢山ありまして紹介し足りないかな・・・(次回に続く)
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by shintan_shintan | 2010-05-15 00:00 | 70s (77~79)