TIM HARDIN / SUITE FOR SUSAN MOORE AND DAMION
昨日は結構な収穫がありまして、ディランの紙ジャケを買いにいったついでにまわったお店で、けっこう前から探していたレア物を数点ゲット。すぐにでも記事にしたいところですが、ちょっと前にゲットしたものもけっこうあるんですよね~
というわけで、本日記事にするのは、ティム・ハーディンが70年に、CBS移籍後の第1弾としてリリースした5作目「スーザン・ムーアとダミオンの為の組曲」。先週くらいにブックオフで800円で購入した1枚です。
ティム・ハーディンは過去に「バード・オン・ワイアー」と「ティム・ハーディン2」を取り上げていますが、正直なところそれほど大好きって感じでもないんですよね。だからこのアルバムも特に聴きたかったかというと、そういう訳ではないんですが、オフであんまり見かけないんでなんとなく・・・
で、このアルバム、タイトルからもわかるように、奥さんのスーザン・ムーアさんと息子のダミオン君に捧げた、非常にパーソナルなアルバム。自宅録音ということもあってか、サウンドも⑨以外はドラムレスの弾き語り中心のシンプルなサウンド。
奥さんへの恋心を語った①②ですが、これがなんか陰鬱な感じなんですよね。他にはフォーキーだったりドリーミーで温かい感じの曲もあるんですが、冒頭2曲のイメージが強烈過ぎて、アルバムトータルでも「内省的」「暗い」って印象。ちなみに彼の麻薬癖に愛想を尽かし、翌年には奥さんと息子は出て行ってしまうんですが、そんな破局への暗示でもあるのかな。ラブソング中心ですが、それを示唆するような歌詞も見受けられるし・・・
とはいえ、ディランにも影響を及ぼしたり、様々なアーティストによってカバーされたりで、彼のソングライターとしての能力は高いし、ヴォーカルも良い感じ。ただ、今作に限っていうと個人的には「眠りのお供」って感じでしょうか。
1. First Love Song
2. Everything Good Become More True
3. Question Of Birth
4. Once-Touched By Flame
5. Last Sweet Momen
6. Magician
7. Loneliness She Knows
8. Country, I'm Living In
9. One, One, The Perfect Sum
10. Susan