DENIECE WILLIAMS / THIS IS NIECY
今日ご紹介するのは、スティービー・ワンダーのバックコーラス隊「ワンダーラブ」の一員として活動してたデニース・ウィリアムスが、EW&Fのモーリス・ホワイトのプロデュースにて76年にリリースしたデビューアルバム「私はデニース」。
僕らの世代的には、デニース・ウィリアムスというと84年に大ヒットサントラ「フットルース」からシングルカットされ全米1位の大ヒットとなった「レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ」のイメージが強いんじゃないでしょうか。かくいう僕も彼女の曲はこれしか知らないんですが、ブックオフにてこのアルバムを200円で発見。帯のコピーでEW&Fが全面バックアップしていることを知り聴いてみることに。
「レッツ・ヒア・イット~」はあまり好きな曲じゃなかったし、このアルバムもほとんど期待してなかったんですが、聴いてみて目から鱗が・・・ これはほんとに素敵なアルバムですね~
アル・マッケイ(G)、ヴァーダイン・ホワイト(B)、マーカス・ホワイト(Dr)、フレディ・ホワイト(Dr)らのバックアップもあって、EW&Fに通じる洗練されたファンキーサウンドが満喫できますし、彼女のハイトーンまで楽々とこなすキュートなヴォーカルも魅力的。共作ながら全曲を手がけるソングライティング能力もかなり高いんじゃないでしょうか。
とにかく捨て曲なしのアルバムですが、ダンサンブルな①「愛がとっても大切」、多くのアーティストにカバーされ、近年ではフリーソウル的にも評価の高いメロウな⑤「フリー」がお気に入りかな。
で、200円でこんな素晴らしいアルバムを入手でき、ラッキーと喜んでましたが、安いだけあって盤面の傷も凄いことに・・・ 音質もイマイチだったこともあって、結局リマスター盤も購入しちゃいました。
1. It's Important To Me
2. That's What Friends Are For
3. How'd I Know That Love Would Slip Away
4. Cause You Love Me, Baby
5. Free
6. Watching Over
7. If You Don't Believe