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BUGGLES 「ADVENTURES IN MODERN RECORDING」 (1982年)


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1. Adventures In Modern Recording
2. Beatnik
3. Vermillion Sands
4. I Am A Camera
5. On TV
6. Inner City
7. Lenny
8. Rainbow Warrior
9. Adventures In Modern Recording (Reprise)

(Bonus Track)
10. Fade Away (Single)
11. Blue Nylon (Single)
12. I Am A Camera (Single:12 Mix)
13. We Can Fly From Here ? part 1 (Demo)
14. Dion (Demo)
15. Videotheque (Demo)
16. On TV (Demo)
17. Walking On Glass (Demo:Original Version Of Lenny)
18. Riding A Tide (Demo)
19. We Can Fly From Here ? part 2 (Demo)


バグルスのセカンドアルバム「モダンレコーディングの冒険」が英SALVOよりボートラふんだんでリマスターリイシューされましたね。過去には92年と97年に日本のみでCD化されましたが、長いこと廃盤だっただけに心待ちにされてた方も多いんじゃないでしょうか。

バグルスといえば圧倒的にファーストアルバム「ラジオ・スターの悲劇」のほうが有名ではありますが、個人的にはこの2ndのほうが何倍もお気に入りです。
一昨年に93年リリースのJIMCO盤を入手後は長いことヘヴィーローテーション盤となっておりましたし、その年の発掘ベスト10にランク入りさせたくらい気に入っておりました。


内容や感想に関して、過去記事を転記いたします。

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ファーストアルバムリリース後に、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンの後釜としてトレバー・ホーンとジェフ・ダウンズがイエスに加入。なかば吸収合併されたような形でアルバム「ドラマ」を発表するものの、古くからのイエスファンには新参者2人は不評だったようで、2人はすぐに脱退しイエスは解散。
その後、イエスファンからのブーイングやバッシングで傷心だったトレバー・ホーンとジェフ・ダウンズがバグルスとして再度レコーディングしたたのがこのアルバムなんですが、ご存知のようにレコーディング途中にジェフ・ダウンズがエイジアに参加するためバグルスを脱退したため、このアルバムで彼が参加してるのは②③④⑦の4曲のみ。
とはいえ、内容はというと、素晴らしいの一言ですね。大好きなアルバムで、購入してから毎日のようにヘビーローテーションと化しています。

①②こそ、前作と同じ雰囲気のキャッチーな感じではありますが、イエスの「ドラマ」に収録された「Into The Lens」のセルフカバー④や、同じく「ドラマ」に収録される予定だった③、それ以外にも⑦⑧などドラマティックでスケール感溢れる曲が多く、ポップでエレクトリックではありますが、プログレッシヴ・ロックといって差し支えない緻密なサウンドになってます。このアルバムで一番エレポップっぽい⑤も、プログレ的なところを感じるカッコイイ曲です。

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で、ボーナストラックの10曲ですが、

珍しくアコギをフィーチャーした⑩と、エレポップな⑪はアルバム未収録のシングルで、まぁそれなりな出来。
⑫はアルバムバージョンより若干短く編集された12インチシングルバージョンで、いかにもラジオ向けっぽいながらも上手にエディットされておりますね。

⑬以降の7曲はデモテイクなんですが、デモとはいえかなり完成度が高く作りこまれております。
特にイエスの次作に収録予定だった⑲や、アンビエントでポップな⑭、キャッチーながらも重厚感のある⑮などはかなりのクオリティーだと思いますし、本編の9曲に含んでも遜色ないでしょう。
また、バンドサウンドでの⑯とかもなかなか面白かったですね。

リマスターに関してはJIMCO盤と比較して、まぁ、それなりといった感じではありますが、それでも確実に向上はしておりますし、充実のボートラ群もあってバグルス好きはもちろん、1stしか聴いたことのない方も聴いていただきたい1枚です。
by shintan_shintan | 2010-03-09 00:00 | 80s ROCK