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LINDA RONSTADT 「HASTEN DOWN THE WIND」 紙ジャケ (1976年)



LINDA RONSTADT  「HASTEN DOWN THE WIND」 紙ジャケ (1976年)_b0079504_2155586.jpg
















1. Lose Again
2. The Tattler
3. If He's Ever Near
4. That'll Be The Day
5. Lo Siento Mi Vida
6. Hasten Down The Wind
7. Rivers Of Babylon
8. Give One Heart
9. Try Me Again
10. Crazy
11. Down So Low
12. Someone To Lay Down Beside Me



本日もリンダ紙ジャケです。

当初はこの紙ジャケで初聴となった74年の「哀しみのプリズナー」を取り上げようと思ったんですが、予定を変更して76年の7作目「風にさらわれた恋」をご紹介。これ、彼女の諸作のなかで一番好きなジャケなんですよね~ ついつい胸元に目がいってしまいます・・・

もちろん内容も大好きでして、前回記事にした「ドント・クライ・ナウ」と同じくらい好きかも・・・ ちなみに一番すきなのは後のイーグルスの面々が参加した72年の3rdなんですけどね。

本作のトピックはやはり、まだソロデビュー前だったSSWカーラ・ボノフの3曲かな。
リンダのストーンポニーズ時代の同僚ケニー・エドワーズが、自身が組んでいたグループ、ブリンドルの一員である彼女を紹介したことから本作で彼女の曲が取り上げられ、それがキッカケとなりソロデビューとなったのは皆さんご存知ですよね。
なかでもアルバム冒頭の①「Lose Again」とラストの⑫「Someone To Lay Down Beside Me 」は今までの彼女に感じた可憐さみたいなものとは違った大人の女性みたいなものを感じる出色の出来。

また、カーラ・ボノフ関連の3曲以外にも、これまたマイナーな存在に甘んじていたウォーレン・ジヴォンによるアルバムタイトル曲⑥や、リンダとアンドリュー・ゴールドの共作⑨なども味わい深い良い感じ。

シングルとしてヒットしたバディ・ホリーの③、ライ・クーダーの②、トレイシー・ネルソンの⑪といったルーツサウンドから、レゲエテイストなオーリアンズの⑧、ジャジーに仕上げられたウィリー・ネルソン作の⑩、リンダと彼女のお父さんとケニー・エドワースによるスペイン語で歌われるラテンタッチの⑤など相変わらずバラエティー豊かな内容で、リンダの引き出しの多さを感じながらも見事に消化し散漫にならないところは流石ですね。
by shintan_shintan | 2010-07-10 16:08 | 70s (73~76)