THE IDES OF MARCH 「VEHICLE」 (1970年)
この手の有名どころは「僕たちの洋楽ヒット」「THE 70s」といったコンピシリーズに収録されてたりしますが、70年代のチャートものをリアル体験してない僕ですので、まだまだ知らないヒット曲がいっぱい。
ビルボードの年間チャートや、おやじさんのブログ記事を参考にしたりで色々と聴き進めていってるんですが、何といっても重宝するのは90年代前半にリリースされたライノのこんなコンピ盤。ブックオフでもたまに見かけるしユニオンでも5~600円程度なので見かけるたびにゲットはしているんですが、全25枚をコンプリートとなるのはいつの頃になるやら・・・
バタースコッチ「そよ風の二人」(1971年 全英17位)といったポップナンバーや、ザ・ベルズ「恋はつかのま」(1970年 全米7位)のようなメロウチューン。はたまた、チーチ&チョン「ベースボール・ジョーンズ」(1973年 15位)といったオチャラケ系や、ラム・ジャム「ブラック・ベティー」のようなヘヴィーロックなどなど、今まで知らなかった名曲/名演の発見に喜んでいる今日この頃。そんなシングル曲をキッカケとして、オリジナルアルバムへ興味がいくこともしばしばでして、「シングル曲が気に入ってアルバムも聴いてみたけれど、こっちも良かった!」というのを何枚かをご紹介していきますね。

1. Vehicle
2. Factory Band
3. The Sky Is Falling
4. Home
5. Wooden Ships/Dharma For One
6. Bald Medusa
7. Aire Of Good Feeling
8. Time For Thinking
9. One Woman Man
10. Symphony For Eleanor (Eleanor Rigby)
で、最初にご紹介するのは、シングル「Vehicle」が全米2位のビッグヒットとなったアイズ・オブ・マーチのファーストアルバム。
これ、たま~に中古で見かけてましたので存在は知ってましたが、何やら意味ありげなジャケットや、古代ローマの帝王ジュリアス・シーザーが暗殺された「3月15日」というバンド名から、暗くて重めのアバンでプログレな音だと勝手に思っていましたが、前述したブラスロック風の「Vehicle」を聴いてビックリ!カッコイイじゃないですか・・・
早速アルバムを聴いてみましたが、「Vehicle」が予想外のヒットとなって制作されたアルバムということもあってか、「Vehicle」路線のブラスをフィーチャーしたリズミカルな楽曲が印象的に配されてますね。特に③⑥⑧といったファンキーチューンは文句なしにカッコイイです!
少々まったりしたバラード風ポップチューンの④⑨、シカゴ張りの組曲風展開で聴かせてくれる⑤などで変化も感じますし、ラストの⑩はビートルズの名曲をモチーフに10分近いアートロック風大作。ブラスなしのCCR風ロックンロールの②こそちょいと浮いておりますが、シカゴ、BS&T、チェイスと肩を並べるブラスロックの名盤ではないでしょうか。
バンドの中心人物は、リード・ヴォーカル&リード・ギターでコンポーズの中心でもあるジム・ピートリック。そう、サバイバーを立ち上げ、リーダーシップを取ってきた彼なんですよね。サバイバーでの音楽性と全然違うので驚いてしまいましたが、どうやら96年にサバイバーを脱退して、このアイズ・オブ・マーチを再結成してるようです。

