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GIORGIO MORODER


相も変わらず節操なく色々と聴いておりますが、最近は80年代のサントラが多いかな・・・
「カリブの熱い夜」とか「セカンドチャンス」とか「プリティ・イン・ピンク」とか「グーニーズ」とか「ビジョン・クエスト」とか・・・

で、そんな中でもイタリア人プロデューサー/ミュージシャンのジョルジオ・モロダー絡みの音が結構ツボなんですよね。
70年代には「ミュンヘンサウンド」と呼ばれる彼独自のエレクトロなディスコサウンドでドナ・サマーの一連の大ヒット作に携わり、70年代後半からは軸足を映画音楽制作に。「フラッシュダンス」「トップガン」「ネバーエンディング・ストーリー」「オーバー・ザ・トップ」など彼が手掛けた大ヒット作は、皆さん一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
今回は前記した作品ほど有名じゃないものの、彼の作風やプロデュースワークが楽しめるオススメの何枚かをご紹介いたします。





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ORIGINAL SOUNDTRACK 「CAT PEOPLE」(1982年)

1942年に上映された米怪奇映画の1982年リメイク版(ナターシャ・キンスキー主演)のサントラ。
モロダー作曲のメインテーマはデヴィッド・ボウイが歌っております。個人的にはレッツ・ダンス収録のセルフカバーバージョンのほうが聴き馴染みはありますが、このオリジナルバージョンもなかなか味わい深いですね。
他の楽曲はすべて劇伴になりますが、シンセポップ中心で意外にすんなり聴けます。






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ORIGINAL SOUNDTRACK 「AMERICAN GIGOLO」(1980年)

リチャード・ギア主演の「アメリカン・ジゴロ」のサントラ。
ご存じ、ブロンディの大ヒット曲「Call Me」が主題歌で、サントラには8分超えのロングバージョンが収録されております。
「Call Me」だけの作品と思われがちですが、それ以外の劇伴もキャッチーでダンサンブルなロック調の物が多く聴いていて飽きないです。






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ORIGINAL SOUNDTRACK 「MIDNIGHT EXPRESS」(1978年)

次は一躍彼の名を広めた名サントラ。
トルコを旅行中に逮捕されたアメリカ人が脱獄して帰国を目論むといった78年のアメリカ映画のサントラ。劇伴中心なので飛ばしてしまいそうな楽曲も何曲かありますが、総じてエレクトロディスコなサウンドが堪能でき、特に1曲目「Chase」はトリップ感溢れる大名曲!






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ORIGINAL SOUNDTRACK 「METROPOLIS」(1984年)

1927年上映のモノクロ無声映画「メトロポリス」の1984年再公開版のサントラ。
オリジナルの大ファンだったモロダーが中心になって再編集(一部着色、内容変更、音楽追加)しただけあってサントラも気合が入っております。
フレディ・マーキュリー、パット・ベネター、ジョン・アンダーソン、ボニー・タイラー、ラバーボーイ、ビリー・スクワイア、アダム・アントなどが参加しておりますが、すべてモロダーのコンポーズ(共作含む)。アーティストが自作楽曲を提供するパターンはよくありますが、各アーティスト用の楽曲をプロデューサーが用意するってのは意外に珍しいんじゃないでしょうか・・・
シングルヒットしたフレディの「Love Kills」が有名ですが、それ以外にも捨て曲なしの高クオリティなアルバムです。






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MUNICH MACHINE 「MUNICH MASHINE」(1977年)

最後に紹介するのは、70年代から良きパートナーとし活動を共にしていたイギリス人プロデューサー、ピーター・ベロッテとのユニットの2枚目。
聴いていて自然と身体が動きだすダンスポップ/ディスコファンクなサウンドで、特に15分超の「Get On The Funk Train」は最強な1曲。ダンサンブルな音がお好きな方にはぜひとも聴いていただきたい1枚です。




by shintan_shintan | 2020-11-01 17:22 | 80s ROCK