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最近聴いてる80sファンク③

80年代リリースのファンクなアルバムを記事にする第3弾。
いわゆるファンクカテゴリー以外のアーティストもピックアップしていますが、いずれもダンサンブルでファンキーなサウンドが楽しめる80年代な香りの8枚です。



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DAYTON 「FEEL THE MUSIC」(1983年)

前回もご紹介したオハイオのファンクバンドが83年にリリースした4作目。前3作も前身バンドSUNからは伺えないモダンでエレクトリックな音でしたが、最高傑作との声も多い本作ではさらにモダンでメロウに。ファンク色はさらに薄れたもののアーバンソウルな音はAOR好きにも楽しめるんじゃないでしょうか。何といっても代表曲で大人気曲「The Sound Of Music」が凄いです!






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HIGH FASHION 「FEELIN' LUCKY」(1982年)

後にソロとして大活躍するメリッサ・モーガン、アリソン・ウィリアムスを擁する男女ヴォーカル3人組ユニットのデビューアルバム。
サウンドのほうはNYディスコって感じでしょうか。ダンサンブルでキャッチーで、それでいてアーバンな洒落た感じがしますね。とにかく楽曲がどれも秀逸でオススメなアルバムです。






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SKYY 「SKYY LINE」(1981年)

70年代末にサルソウルレーベルからデビューしたNY出身ファンク/ディスコバンドの4作目。シングル「Call Me」共々 全米R&B1位となったヒットアルバムで、アーバンで洗練されながらも意外と重心の低い(特にリズム隊)ファンクサウンドが堪能できます。
前述したNo1ヒット「Call Me」、アルバム冒頭のアッパーな「Let's Celebrate」がリードトラックにして人気曲ですが、他にもダンサンブルでファンキーな楽曲満載。






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SHALAMAR 「FRIENDS」(1982年)

シャラマーというとフットルース収録の「Dancing In The Sheets」(1984)のイメージが強くてあまり食指をそそられなかったんですが、ジョディ・ワトリーが在籍していた全盛期から1枚という事で聴いてみたのがこのアルバム。
何といっても大名曲「A night To Remember」が収録されてるってだけで名盤認定ですが、エレクトリックな「Dancing~」とは違うダンサンブルなサウンドが素晴らしいです。後にソロとして大活躍するジョディ・ワトリー嬢のヴォーカルもイケてます。






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ENCHANTMENT 「UTOPIA」(1983年)

僕が最初に聴いたエンチャントメントがこの作品ではあるんですが、実は好きでよく聴いていたのは「ENCHANTMENT」(1977年) 「ENCHANTED LADY」(1982年)の2枚。
かなり久しぶりに今作を聴きましたが、なんか新鮮でしたね。2006年に紙ジャケで聴いた時には、シンセベース&シンセを重用したサウンドに拒否反応が出たんですが、近年は耐性もできたようでスンナリと聴けました。というわけで66年結成のベテラングループの最終作はエレクトリックの比重が高いサウンドですが、ヴォーカルワークやメロウな楽曲での味わい深さはクラシックソウルの伝統を感じられる1枚です。






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SLAVE 「STONE JAM」(1980年)

77年にデビューしたオハイオファンクの雄が80年にリリースした5枚目。
SLAVEはゴリゴリファンクな初期2枚「SLAVE」(1977)、「THE HARDNESS OF THE WORLD」(1977) が圧倒的に好きなんですが、このアルバムも人気ですね・・・
アナログ各面ラストの④⑧は文句なしの彼ららしいヘヴィーファンクですが、アルバム的には多くの曲でゲストの女性ヴォーカルがリードを取るメロウ/グルーヴィー路線。とはいえ、どの曲もスラップ全開のベースが大フィーチャーでファンク色を強めております。正直なところベースプレイに関してはアンサンブルを考えずヤケクソ的な感じも所々感じますが、そこが面白いところでもあるのかな。






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KOOL & THE GANG 「AS ONE」(1982年)


このグループ、80年代には名盤を数多く残していて「CELEBRATE!」(1980) 「IN THE HEART」(1983) 「EMERGENCY」(1984)などなど・・・
今回ご紹介するのはクール&ザ・ギャングの諸作で地味な扱いを受けている82年作。確かにベスト盤やコンピ盤で今作から収録されることは少ないんですが、クオリティ的には全7曲で捨て曲なし! 程よくファンキーで程よくメロウで、歌ものに路線変更した79年以降の作品では一番聴きやすいかもしれません。






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JAMES BROWN 「GRAVITY」(1986年)

最後はファンクの帝王JBの86年作。僕がJBを知ることとなったヒット曲「Living In America」(映画ロッキー4の挿入歌で全米4位の大ヒット)が収録されているアルバムです。
お恥ずかしいことに、彼のスタジオ作は聴いたことがなく(ベスト盤とライブ盤数枚は聴いてますが)60~70年代の諸作と比べて云々は言えませんが、80年代のモダンで分厚い音作りにはなっているものの、そのスタイルやサウンド昔からブレずに一貫してるような気がします。ワンコードファンク中心でヴォーカルもパワフルでカッコイイですね~ 余談ですが、今作リリース時のJBは53歳。私も今年53になります・・・







by shintan_shintan | 2022-02-13 15:24 | SOUL/FUNK