MIIKE BLOOMFIELD, AL KOOPER, STEVE STILLS / SUPER SESSION
特に大好きじゃないのに、何故か参加しているCDを結構持ってるってアーティストっていませんか?
僕にとってアルクーパーはまさにそのタイプで、ディラン、BS&T、フィルモアでのライブ盤はもちろん、ソロの紙ジャケも数枚もってます。ただ、このアルバムは何故か聴いたことなかったんですよね。リマスター輸入盤が安価で買えることもあって、いつでもいいかなって思ってしまいまして・・・
そんななか、ユニオンで未開封新品が840円と激安だったんでようやくのこと入手となりました。
オリジナル全9曲のうち前半5曲が「マイクブルームフィールド&アルクーパー」、後半の4曲が「スティーブスティルス&アルクーパー」のセッション。当初はマイクブルームフィールドとのみのセッション予定だったらしいですが、レコーディング中に(たぶんドラッグで)体調を崩したブルームフィールドの代わり急遽呼ばれたのがスティルスらしいです。
このアルバムに関しては予備知識がなかったんですが、「SUPER SESSION」というタイトルから、事前打ち合わせなしの一発録り、インプロ合戦なジャムが中心なのかなと思ってましたが、実際にはブルースジャムは2曲おさめられているものの、クーパー作のオリジナルやカバー曲が中心のスタジオ作。
1968年当時の流行であった「ブルース」や「サイケ」が適度にちりばめられた音が中心になってます。正直、全曲クオリティが高いかと言われると「?」ですが、ブレイクビーツ的な②と、ドノヴァンの名曲のカバー⑦は出色の出来。めちゃくちゃかっこいいです。
最後にこのセッションの土台をつとめた他の面子についてご説明すると、ベースはハーヴェイ・ブルックス。ディランの「HIGHWAY 61 REVISITED」にクーパー、ブルームフィールドとともに参加していたベーシストで、このアルバム以降はブルームフィールドとともにエレクトリックフラッグへ参加したり、マイルスの「BITCHES BREW」に参加してたりしてます。
ドラムのエディ・ホーは元モダン・フォーク・カルテットで、これ以降はスタジオミュージシャンとしてモンキーズの作品なんかに参加しています。あと、ブルーム・フィールドのエレクトリック・フラッグでの同僚、バリー・ゴールドバーグがエレピで参加しております。
1. Albert's Shuffle
2. Stop
3. Man's Temptation
4. His Holy Modal Majesty
5. Really
6. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
7. Season Of The Witch
8. You Don't Love Me
9. Harvey's Tune
<BONUS>
10.Albert's Shuffle [2002 Remix w/o Horns]
11.Season Of The Witch [2002 Remix w/o Horns]
12.Blues For Nothing
13.Fat Grey Cloud [Live]