LIVINGSTON TAYLOR / LIV
昨年11月にリヴィングストン・テイラーの諸作が紙ジャケでリリースされましたよね。
ファーストアルバムが気に入ったんで、彼の作品のなかでも人気の高い71年リリースのセカンドアルバム「LIV」だけは購入しようと思ってたんですが、予算の都合で購入するタイミングを逃してしまいました。
彼の紙ジャケは今でも店頭で新品や中古をよく見かけるんですが、この作品だけは真っ先に売切れてしまったようで中古でもほとんど見かけないんですよね。
そんな折、99年にカプリコーンよりリリースされたリマスター盤(こちらも廃盤です)の新品を、中古コーナーで見かけようやくこのアルバムを入手することができました。
内容はといえばお兄さんであるジェームス・テイラーとの共通点とも多い、穏やかで温かみのあるフォーキーな内容ですが、声質もお兄さんよりちょっと荒々しく、サウンドも若干泥臭いかな。
今作も前作同様にジョン・ランドウがプロデュースを担当しており、基本的なサウンドは変わってないものの、少し散漫な感じのしたファーストに比べると、統一感や安定感がでてきた気がしますね。
バックを努めるのは、カプリコーン所属のサザンロックバンド「カウボーイ」のトミー・タルトン(G)とビル・スチュアート(Dr)、ラスカルズやクルセイダーズで御馴染みな黒人ベーシストのロバート・ポップウェル、オールマン・ブラザースの前身バンド「アワグラス」のメンバーでもあったポール・ホーンズビー(P)。
名前だけ聴くと南部系サウンドをイメージしてしまいますが、ソウルやジャズ的なエッセンスもある結構洗練されたサウンドだったりします。メロウからファンキーまでをこなすシンプルなバックアップも聴きどころかな。
1. Get Out Of Bed
2. May I Stay Around
3. Open Up Your Eyes
4. Gentleman
5. Easy Prey
6. Be That Way
7. Truck Driving Man
8. Mom, Dad
9. On Broadway
10. Caroline
11. I Just Can't Be Lonesome No More
購入日:8/22
購入場所:ユニオン新宿本店
購入金額:¥1,050
備考:輸入盤 新品