人気ブログランキング | 話題のタグを見る

DENNY DOHERTY / WATCHA GONNA DO

DENNY DOHERTY / WATCHA GONNA DO_b0079504_13162869.jpg


ユニオン中野店のオープンセールで昨日記事にした2枚のアルバムをゲットし、その後は近所のレコミンツへ。たぶん同じコースを辿った方は相当多かったでしょうね。
ユニオンの新店オープンに対抗してか、廃盤セールを実施してたこともあって盛況でしたが、そんな中、前から購入したいと思っていたアルバムをちょいプレ値でしたが入手することができました。

本日紹介するのは男女混声グループ「ママス&パパス」のリードヴォーカル、デニー・ドハーティがママパパ解散後の71年にリリースしたファーストソロアルバム。
ママパパのリーダー、ジョン・フィリップスの初ソロと同じくカントリー/スワンプテイストの強いサウンドですが、どこか「悲しみ」や「憂い」を感じる内省的な雰囲気のジョンの作品とは違い、デニーのこのアルバムは、親しい仲間とともにくつろぎながら和気藹々と制作されたようなリラックス感を感じますね。

印象的なサビのコーラスをもつタイトル曲①、バディ・エモンズのペダルスティールが活躍する田舎っぽい雰囲気の②、ちょっとソフトロックぽい雰囲気をもつ美しいメロディーの③と、冒頭から続くカントリータッチの3曲で名盤とほぼ確信。
ホーン入りのスワンピーな④、デニーとジョンの共作によるママパパのオリジナルをちょっとサイケ風にセルフカバーした⑤、バリー・マクガイアとの共作によるほんわかとした雰囲気の⑥と続き、⑦では再びカントリー色の強いアップテンポでキャッチーなナンバーへと。

ジャムセッション風なリラックスムードが溢れるハンク・ウィルソンのカバー⑧に続く、ジョージ・ハリソン作の⑨、ビートルズのカバー⑩はこのアルバムのハイライトかな。特にビートルズカバーのほうは「ヒア・カムズ~」と「トゥー・オブ」が交互に入り乱れながら盛り上がっていき、アルバムタイトル曲のリプライズで終わるという、アルバムの締めにふさわしい出来になってます。

これは本当にいいアルバムですね~まさに名盤。デニーは残念ながら昨年お亡くなりになられましたが、彼が70年代に残したもう1枚のソロアルバムも機会があれば聴いてみたいものです。


1. Watcha Gonna Do
2. Neighbors
3. Gathering The Words
4. Don't You Be Fooled
5. Got A Feelin'
6. Tuesday Morning
7. Still Can't Hear The Music
8. Hey Gold Looking
9. The Drummer's Song
10. Here Comes The Sun / The Two Of Us


購入日:3/20
購入場所:レコミンツ
購入金額:¥2,380
備考:国内盤 帯つき 中古
by shintan_shintan | 2008-03-30 13:16 | COUNTRY ROCK