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FUNKY KINGS / FUNKY KINGS

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イーグルスの「ピースフル・イージー・フィーリング」や「過ぎた事」に共作者としてクレジットされているジャック・テンプチン。後にソングライターとしてシンディ・ローパーなどのヒット曲を生み出すジュールス・シアー。カリフォルニアのローカルバンドで活動をしていたリチャード・ステコル。

今日紹介するのは、ソングライティングを手掛けるこの3人のフロントマンに、グレッグ・リーズ(ペダルスティール、ドブロ、ギター)、ビル・ボデイン(ベース、マンドリン)、フランク・コティノーラ(ドラム)を加えた6人組のバンド「ファンキー・キングス」が76年にリリースした唯一のアルバム。

ジャック・テンプチンの名前もこのバンドのことも名前だけは以前から知っていましたが、イーグルスフォロワーなんだろうくらいにしか思っていなかったんですよね。だから昨年に本作とジャック・テンプチンのファーストソロが紙ジャケになった時も、店頭で見かけはしたもののノーチェックでした。
今回、中古のプラケを入手したのも、「フールズゴールド」と同じような感じなのかなぁ、ちょっと聴いてみようかなくらいの軽い気持ちからだったんですが、イーグルスフォロワーの一言でかたづけてしまうのは申し訳ない気持ちになってします素晴らしい内容です。

ジャック・テンプチンが①④⑥⑩の4曲を、リチャード・ステコルが②③⑨⑪を、そしてジュールス・シアーが⑤⑦⑧を提供したこのアルバム、各々提供したものがリードヴォーカルを担当するというスタイルをとっていますが、バラエティ豊かという名の散漫な感じはいっさいなく、楽曲やヴォーカルの雰囲気ともどもアルバムとしてのトータル感がありますね。

とはいえ、西海岸風カントリーロックから、アコースティックなバラードナンバー、ファンキーでリズミカルなものや、ちょっとフュージョンっぽく感じるもの、軽快なロックンロールまで多彩で、そのどれもが素晴らしい出来の捨て曲なしなアルバムになってます。
バリトン風のテンプチン、ポップでファンキーなステコル、憂いのあるシアーといった3人ヴォーカル&ハーモニーもいい感じだし、カントリータッチの西海岸サウンドが好みの方は気に入られること間違いなしのアルバムじゃないでしょうか。


1. Singing In The Streets
2. My Old Pals
3. So Long
4. Highway Song
5. Nothing Was Exchanged
6. Slow Dancing
7. Let Me Go
8. So Easy To Begin
9. Help To Guide Me
10. Mattress On The Roof
11. Anywhere But Jimmie's


購入日:4/27
購入場所:HAPPY@所沢
購入金額:¥1,400
備考:国内盤 帯つき 中古
by shintan_shintan | 2008-05-10 16:02 | 70s (73~76)