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MARIA MULDAUR / MARIA MULDAUR

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本日記事にするのはグッドタイムスミュージックの超名盤、マリア・マルダーのソロデビューアルバム「オールド・タイム・レイディ」。
ジム・クエスキン・ジャグ・バンド~ジェフ&マリア・マルダーと、長年公私ともどもパートナーだったジェフ・マルダーと別れ(デュオ解消&離婚)73年にリリースされたこのアルバム、極上のグッドタイムス&ルーツサウンドです。

僕が初めてこのアルバムを聴いたのは94年頃。当時流行していたアシッド・ジャズ・バンド(なんか懐かしいですね~)ブラン・ニュー・ヘヴィーズが「真夜中のオアシス」をカバーしていて、オリジナルを聴きたくって入手したんですが、当時は「真夜中~」以外はほとんど聴かなかったかな・・・ まぁ、ジャズ・ファンクや最新のUKものにのめりこんでた耳でこのアルバムを聴いたら、単なる古臭い音楽としか感じられなかったのも当然といえば当然ですけどね・・・

このアルバムの良さがわかるようになったのは、それから5~6年後だったでしょうか。
エイモス・ギャレットのギターソロが素晴らしすぎる前述の代表曲②、ライ・クーダーのスライドギターも聴きどころなノスタルジック溢れる①、ドリー・パートン作のカントリーチューン③、ダン・ヒックスがオリジナルのジャジーな⑦、Drジョン作のスワンピーな⑨などなど、古き良きアメリカを感じさせるものから、ちょいモダンな感じのもの、SSW的な雰囲気のものまで、どれも素晴らしい曲ばっかりです。彼女のヴォーカルは音程も不安定だったり声も裏返ったりで(それが意図的なものだったとしても)あまりお上手じゃないですが、なんか魅力的なんですよねぇ。

で、今回購入したのはワーナー・ブラザーズ・レコード創立50周年の記念として、5/28にフォーエバー・ヤング・シリーズでリリースされた新装盤。なんといっても2008年最新リマスターということで楽しみにしていましたが、気になる音のほうは(たぶん)国内でのリマスターということもあって、音圧もアップし音質もクリアになってますが驚くほどの向上ではないですね。ライ・クーダーのアルバムを聴いた時にも感じたんですが、もともと音の密度も高くなく比較的音質の良いアルバムだと、国内リマスターでは劇的な向上は望めないのかも・・・

とはいえ、ライナーも新規書き起こしだし、レーベルも復刻されてますし、価格も1,800円(税込)とリーズナブルですから結構満足してます。ただ、これは紙ジャケでリリースして欲しかったなぁ・・・
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今回の再発ではこのアルバムのほかに2タイトルほど購入してるんですが、それは次回ご紹介しようかな。


レニー・ワロンカー&ジョー・ボイド(プロデュース)
ライ・クーダー (ギター)
エイモス・ギャレット (ギター)
クラレンス・ホワイト(ギター)
アンドリュー・ゴールド (ギター)
ビル・キース (スティール・ギター)
クリス・エスリッジ (ベース)
フリーボ (ベース)
クラウス・フォアマン (ベース)
レイ・ブラウン (ベース)
ジム・ケルトナー (ドラム)
ジム・ゴードン (ドラム)
ドクター・ジョン (ピアノ)
ジム・ディッキンソン (ピアノ)
ニック・デカロ (アコーディオン)
などなど・・・


1. Any Old Time
2. Midnight At The Oasis
3. My Tennessee Mountain Home
4. I Never Did Sing You A Love Song
5. Work Song
6. Don't You Feel My Leg (Don't You Get Me High)
7. Walkin' One And Only
8. Long Hard Climb
9. Three Dollar Bill
10. Vaudeville Man
11. Mad Mad Me


購入日:6/1
購入場所:バンダレコード所沢店
購入金額:¥1,800
備考:国内盤 新品
by shintan_shintan | 2008-06-13 21:34 | GOOD TIMES MUSIC