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KIKI DEE / KIKI DEE

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エルトン・ジョンが76年にリリースしたNo.1ヒット「恋のデュエット」(Don't Go Breaking My Heart))のデュエットパートナーとして有名なキキ・ディー。先日訪れたユニオンで彼女の諸作がリマスターで初CD化されてまして、前述のヒット曲で彼女の名前は知ってましたが多くのアルバムをリリースしてるとは知りませんでした。店頭の手書きポップを読むと、なかなか良さそうな感じだったので何枚か購入することに。

本日紹介するのは、「恋のデュエット」の大ヒットを受け、エルトン・ジョンのプロデュース&彼の一派によるバックアップで77年にリリースされたアルバム「キキ・ディー」。
エルトン・ジョンに大抜擢された無名シンガーと思われてる方も多いようですが、彼女ってエルトン・ジョンよりもキャリアの長いシンガーだったんですね。64年にプロとしてのキャリアをスタートさせ、70年にはタムラ/モータウンに移籍しアルバムをリリース。その後ロケットレコードに移り心機一転73年にアルバムをリリース。このアルバムはロケットでの4枚目(通算6作目)のアルバムになります。

次作にも通じるブルーアイドソウルな④⑨こそ洗練された雰囲気ですが、初期ELOのキーボード、リチャード・タンディがアレンジしルイス・クラークがコンダクトを振るうストリングスやフィルターを掛けたベースなどが独特の癖のあるサウンドを醸す①、英国フォーク/トラッドの香りもほのかに感じるSSW的な楽曲の②③⑤⑩。重苦しい雰囲気のストリングスを配したもダンサンブルなシングルヒット⑥など、エルトンジョンにも通じるブリティッシュなポップ/ロックアルバムで、彼女のちょいハスキーでソウルフルな歌声がいい感じです。


KIKI DEE
1. How Much Fun
2. Sweet Creation
3. Into Eternity
4. Standing Room Only
5. Bad Day Child
6. Chicago
7. Night Hours
8. Keep Right On
9. In Return
10. Alking
11. First Thing In The Morning

12. The Man Who Loved To Dance (Bonus)
13. How Glad I Am (Bonus)
14. Peter (Bonus)






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で、もう1枚購入したのが79年にリリースされた「STAY WITH ME」。AORのガイド本でも紹介されているアルバムで、彼女の代表作になるのかな。

スティーブ・ルカサー(ギター)、デヴィッド・ハンゲイト(ベース)、ジェフ・ポーカロ(ドラム)、デヴィッド・ペイチ(キーボード)らTOTOの面々に加え、ブレンダ・ラッセル(コーラス)、ジム・ケルトナー(ドラム)、ジェームス・ニュートン・ハワード(キーボード)、トム・スノウ(キーボード)、ボブ・グロウブ(ベース)、ディヴィー・ジョンストン(ギター)らオールスターが参加したそのサウンドはまさにAOR。

⑤⑥などは大大好きですし、聴きやすくクオリティの高い内容で最近のヘヴィーローテーションと化しているアルバムではありますが、前作で感じられた英国らしい憂いや翳りなどが希薄になったのがちょっと残念な感じもするんですよね~


STAY WITH ME
1. One Step
2. Talk To Me
3. Don't Stop Loving Me
4. Dark Side Of Your Soul
5. Stay With Me
6. One Jump Ahead Of The Storm
7. You're Holding Me Too Tight
8. Love Is A Crazy Feeling
9. Safe Harbor

10. The Loser Gets To Win (Bonus)
11. I Want Our Love To Shine (Bonus)


購入日:6/8
購入場所:ディスクユニオン渋谷店
購入金額:各¥1,490
備考:輸入盤 新品
by shintan_shintan | 2008-06-21 00:29 | 70s (77~79)