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ALBERT KING / LOVEJOY _b0079504_18501452.jpg


本日2本目の記事は、ブルース界3大キングのひとりであるアルバート・キングが、ドン・ニックスのプロデュースのもとスタックスから71年にリリースしたアルバム「LOVEJOY」。
ドン・ニックスがプロダクションに関わったものにハズレなし、と言われてるかどうか知りませんが、フレディ・キングのアルバム同様、スワンピーな香りのブルースアルバムとなってます。

下に参加ミュージシャンのクレジットを書いておきましたが、大きく分けてセッションは2回。
70年12月のニューヨーク録音では、ジェシ・ディヴィスをリズムギターに、ダック・ダンとジム・ケルトナーをリズム隊で固め、アグレッシブでソリッドな感じのサウンドになってます。アルバム冒頭を飾る、ご存知ストーンズの名曲も、見事なスワンピーブルースに変身してます。

71年1月のマッスル・ショールズ録音では、もちろん、バリー・ベケットやデヴィッド・フッド、ロジャー・ホーキンス、ウェイン・パーキンスといったマッスルショールズ・リズムセクションの面々が参加。エッジの効いた感じのNY録音とは違って、ソウルテイストのふくよかなあの音になってます。アルバート・キングとの相性も意外と良いいですね~

アルバート・キングのスタックス録音と言うと、何といってもブッカーT.& MG’sがバックを担った「Born Under A Bad Sign」が有名ですが、このアルバムも相当良いですよ~ 超オススメです。

<MUSICIANS>
On ①②⑤⑦
ALBERT KING (Vocal, Guitar)
JESSE EDWIN DAVIS (Rhythm Guitar)
JOHN GALLIE (Keyboards)
DONALD “DUCK” DUNN (Bass)
JIM KELTNER (Drums)
SANDY KONIKOFF (Purcussion)

On ③④⑥⑧⑨
ALBERT KING (Vocal, Guitar)
TIPPY ARMSTRONG (Rhythm Guitar)
WAYNE PERKINS (Rhythm Guitar)
BARRY BECKETT (Keyboards)
DAVID HOOD (Bass)
ROGER HAWKINS (Drums)

JEANNE GREENE and MT. ZION SINGERS (Background Vocals)

Prodeced And Arranged By DON NIX


1. Honky Tonk Women
2. Bay Area Blues
3. Corrina, Corrina
4. She Caught The Katy (And Left Me A Mule To Ride)
5. For The Love Of A Woman
6. Lovejoy, Ill.
7. Everybody Wants To Go To Heaven
8. Going Back To Iuka
9. Like A Road Leading Home


購入日:4/28
購入場所:HMV通販
購入金額:¥1,370
備考:輸入盤 新品
# by shintan_shintan | 2008-05-17 18:51 | BLUES/BLUES ROCK
FREDDIE KING / TEXAS CANNONBALL _b0079504_1016632.jpg


20代前半の一時、ブルースばっかり聴いてる時期がありました。
もともとブルースロック系が大好きだったということもありますが、最初に聴いたマディ・ウォータースのジョニー・ウィンターとの共演盤があまりにも素晴らしく、その後はBBキング、アルバート・キング、エルモア・ジェームス、ジョン・リー・フッカー、ハウリン・ウルフといった大御所から、ロニー・ジョンソン、ブッカ・ホワイト、ブラインド・レモン・ジェファーソンといった戦前ブルースまでとにかく何でも聴いてましたね。特にロバート・ジョンソンとサン・ハウスとライトニン・ホプキンスはほんと大好きだったなぁ。

前置きが長くなりましたが、本日紹介するのは、クラプトンも演っていた「Hide Away」「Have You Ever Loved A Woman」「Key To The Highway」のオリジネーターで、BBキング、アルバート・キングとともに「3大キング」と括られることの多いフレディ・キングが72年にリリースした「テキサス・キャノンボール」。レオン・ラッセルのシェルターレーベルに移籍後の2枚目のアルバムですね。
シェルターに残した3枚のアルバムをまとめたベスト盤は以前から所有してたんですが、ちゃんと聴いてなかったんですよね。ひさしぶりに聴きなおしてみたら素晴らしい曲ばっかりで、早速オリジナルも入手しちゃいました。

ブルースファンにはいささか評判が良くないシェルター時代のフレディ・キングですがスワンプロック好きにはたまらないですよ。
レオン・ラッセルとデニー・コーデルのプロデュースで制作されたこのアルバム。レオンラッセル(ピアノ)、ドン・プレストン(ギター)が全曲でサポートをし、①~④ではカール・レイドル(ベース)とチャック・ブラックウェル(ドラム)、ジム・ゴードン(ドラム)がリズム隊を、⑤~⑩ではダック・ダン(ベース)とアル・ジャクソン(ドラム)といったMG’sのリズム隊が土台をうけもつという豪華ぶりですからね。

スローブルースの②③、エルモア・ジェームスの⑩こそオーソドックスな雰囲気ですが、ファンキーに仕上げた③④⑤やジョン・フォガティ作の①、アイザック・ヘイズの⑥、ビル・ウィザースの⑨などもあってバラエティ豊か。ブルースアルバムとしては異色かもしれませんが、スワンピーで泥臭いバックのサウンドが気持ちいい作品になってますよ~





FREDDIE KING / TEXAS CANNONBALL _b0079504_10162653.jpg

こちらは、ドン・ニックスとレオン・ラッセルがプロデュースしたシェルターでの1枚目「GETTING READY…」。
ラッセル、プレストン、ダックダン、ブラックウェルに、クラウディア・レニアーとキャシー・マクドナルドといった女性コーラスを加えたサポートも良いですし、なんといっても名曲「Going Down」が収録されてますからね。こちらも大オススメです。



「TEXAS CANNONBALL」
1. Lowdown In Lodi
2. Reconsider Baby
3. Big Legged Woman
4. Me And My Guitar
5. I'd Rather Be Blind
6. Can't Trust Your Neighbor
7. You Were Wrong
8. How Many More Years
9. Ain't No Sunshine
10. The Sky Is Crying


購入日:4/28
購入場所:HMV通販
購入金額:¥1,370
備考:輸入盤 新品
# by shintan_shintan | 2008-05-17 10:16 | BLUES/BLUES ROCK
TONY JOE WHITE / EYES_b0079504_22382262.jpg


地道に収集していたトニー・ジョー・ホワイト、60~70年代にリリースした7枚のオリジナルアルバムから手をつけていたんですが、その7枚のうちで最後に入手することになったのが、本日紹介する76年リリースの7枚目「アイズ」。

トニー・ジョーが初めてセルフプロデュースをした作品だったり、ワーナーから20世紀レコードに移籍しての第1弾だったりといくつかのトピックがありますが、なんといっても泥くさファンキーなスワンプサウンドから都会的なブルー・アイド・ソウルっぽい作風になり、ファンからブーイングを買った作品として知られてますね。

ドスの効いたバリトン風ヴォーカルは健在ながら、アナログA面にあたる①~⑤は妙に洗練されたサウンドが続きます。悪くはないんですが、どこか中途半端な感じだし、どれも同じ曲調だしで確かに異色な感じがしますね。アナログB面にあたる⑥~⑨のような従来のトニージョーっぽいスワンピーなロックンロール路線のほうが聴いていて耳馴染みが良いかな~
曲半ばやエンディングで、女性の喘ぎ声が聴かれる官能路線の⑩なんかはちょっとお馬鹿な感じがするものの、言われるほど悪い作品ではないと思いますし、愛聴盤にはならないものの、たまに聴くと新鮮かもしれません。

本作、ずっとスワンピー一筋で演ってきてちょっと別のアプローチもやってみたいという気持ちからのサウンドだとは思いますが、80年にリリースされた次作や、83年リリースの次々作ではディスコサウンド(?)やラップ(!)取り入れたりと、コレ以降、迷走期を迎えることになるんですよいね。トニー・ジョーのディスコってのも聴いてみたい気がしますがどうなんでしょうか・・・


1. Soulful Eyes
2. You Taught Me How To Love
3. You Are Loved By Me
4. Rainy Day Lover
5. We'll Live On Love
6. Making Love Is Good For You
7. Texas Woman
8. Hold On To Your Hiney
9. Swamp Boogie
10. That Loving Feeling


購入日:4/28
購入場所:ディスクユニオン国立駅前店
購入金額:¥1,680
備考:国内盤 帯なし 中古
# by shintan_shintan | 2008-05-15 22:38 | 70s (73~76)

オルガン/キーボード奏者としてストーンズやビートルズを始め、それこそ数え切れないほどのセッションに参加したロックファンにも御馴染みのビリー・プレストン。彼がA&Mに残したソロアルバムの紙ジャケ8枚が4/23→5/14→4/30→5/14と度重なる発売日変更の末、ようやくリリースされました。

ビリー・プレストンは大好きなプレイヤーではあるんですが、彼のアルバムは「シンプル・ソング」と「キッズ・アンド・ミー」とベスト盤しか所有してなくて、他のものも聴いてみたいと思ってたんですがほとんどが廃盤。新規リマスターによる今回の紙ジャケ化はいい機会だと思い、価格の高さにちょっと躊躇しながらも4枚ほど購入してきました。
BILLY PRESTON / THE KIDS & ME (紙ジャケ)_b0079504_22253745.jpg


左上より時計回りで
「THE KIDS & ME」 (74年)
「EVERYBODY LIKES SOME KIND OF MUSIC」 (73年)
「MUSIC IS MY LIFE」 (72年)
「I WROTE A SIMPLE SONG」 (71年)




BILLY PRESTON / THE KIDS & ME (紙ジャケ)_b0079504_22255244.jpg

で、今日紹介するのは、74年リリースの「THE KIDS & ME」。
全米1位になった「ナッシング・フロム・ナッシング」や、彼の代表曲でもあるファンキーなインスト「ストラッティン」、ジョー・コッカーがカバーし大ヒットとなった「美し過ぎて」が収録されている彼の代表作ですね。

今回のリイシューで久しぶりに聴きなおしたアルバムですが、いいですね~ 本作に限ったことではないですが、ゴスペルやR&B、ファンクのみならず、ニューオーリーンズやジャズ、南部風ロックンロールなど多彩な音楽のエッセンスを感じるのが魅力的です。ソングライティングや鍵盤プレイはもちろんのこと、ヴォーカルもいいですし、「美し過ぎて」の振り絞るような歌い口は絶品ですね。個人的にはジョー・コッカーよりも本家のバージョンのほうが好きかな。

月末まではめぼしいリリースもなさそうだし、SHM-CDだからかどうかはわかりませんが、リマスターもいい音だし、しばらくはビリー・プレストン漬けになりそうです。


1. Tell Me You Need My Loving
2. Nothing From Nothing
3. Struttin’
4. Sister Sugar
5. Sad Sad Song
6. You Are So Beautiful
7. Sometimes I Love You
8. St. Elmo
9. John The Baptist
10. Little Black Boys And Girls
11. Creature Feauture


購入日:5/13
購入場所:HMV新宿サウス店
購入金額:¥2,800
備考:国内盤 新品
# by shintan_shintan | 2008-05-13 22:30 | SOUL/FUNK

今年になってから、紙ジャケも含めてのリイシューもだいぶ落ち着いた感がありましたが、5月、6月はちょっとやばいですね~

マウンテンやスプーキー・トゥース、グレッグ・オールマンやデュアン・オールマン、ディッキー・ベッツ、グレイトサザンなどの紙ジャケは既にオーダー済みですし、紙ジャケじゃないもののヴァン・モリソンやニコレット・ラーソン、マリア・マルダーなどワーナー系のリマスター再発も嬉しいところです。また、7月にはボビー・ウィットロックのソロ2作が紙ジャケで初CD化されますし、これは今年になって一番嬉しいリイシューかも。

紙ジャケフリークの間ではあまり話題にならないものの、ひそかに楽しみにしてるのが、5月のデュラン・デュラン紙ジャケと、6月のカルチャー・クラブ、シンディ・ローパーの紙ジャケ。先日リリースになったデフ・レパードヴァン・ヘイレンもそうでしたが、リアルタイムでレコードを買っていたエイティーズものの紙ジャケは、やっぱり懐かしいですし嬉しいですからね。


で、本日紹介するのは昨年の3月にリリースされたデヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」の紙ジャケ。
DAVID BOWIE / LET\'S DANCE (紙ジャケ)_b0079504_1741370.jpg

ナイル・ロジャースとの共同プロデュースによるダンサンブルでファンキーなサウンドを伴って83年にリリースされたデヴィッド・ボウイ最大のヒット作ですが、コアなボウイファンからすれば、異色な作品かもしれないです。
とはいえ、僕がはじめて聴いたボウイだし、なんといってもスティーヴィー・レイ・ヴォーンの存在を知ったアルバムということもあって、デヴィッド・ボウイというとこれなんですよね。正直なところ「ジギー・スターダスト」や「ロウ」より好きだったりします。

紙ジャケリリース当時は同じ音源のプラケ盤を所有してることもあってスルーしてましたが、前述したエイティーズものの紙ジャケもだんだんと充実してきたってこともあって、プラケで所有してるものも徐々に紙ジャケに買い換えようかなと思いまして・・・
中学の時に、少ない小遣いをためながらレコードを購入した82~84年頃の作品は思い入れがあるものが多いですし、今でも特別な存在ですからね。メン・アット・ワークやドナルド・フェイゲン、ライオネル・リッチー、スティクス、マドンナ、プリンスあたりもいずれは紙ジャケ化されると嬉しいんですけど。


1. Modern Love
2. China Girl
3. Let's Dance
4. Without You
5. Ricochet
6. Criminal World
7. Cat People (Putting Out Fire)
8. Shake It


購入日:5/7
購入場所:ディスクユニオンお茶の水ロック館
購入金額:¥2,310
備考:国内盤 中古 ※DU特典帯つき
# by shintan_shintan | 2008-05-11 17:05 | 80s ROCK