相変わらず70年代のSSWや、スワンプロック、カントリーロックなどのルーツ系をよく聴いていて、まだ記事として紹介していないネタもそのあたりが多いんですが、時にはまったく違った音楽性のものも聴いてみたくなるんですよね。
というわけで、今日からしばらくは当ブログでよく取り上げるものとはちょっとテイストの違うものを記事にしていこうかなと思ってます。
今まで未聴だった名盤や人気アーティストをいまさらながらCDレンタルで聴いてみようという企画「初めて聴いてみた大物/名盤」ですが、前回の「キンクス」から約半年たってしまいました。今まではアーティストを限定してましたが、今回はずっと聴いてみたいと思っていながらもなかなか聴く機会のなかったアルバムの紹介です。

ELVIS COSTELLO 「MY AIM IS TRUE」 (77年)
1枚目はエルビス・コステロの記念すべきデビューアルバム。
レコード・コレクターズ誌のアルバムランキングでも評論家筋には評価が高い作品ですが、僕には80年代のコステロがリアルタイムで馴染みがあっただけに、なかなか手を出す機会がなかった1枚でした。
デモテープばりに音質は悪いですが、デビュー作にしてすでに歌もソングライティングもコステロらしいオリジナリティーが感じられるのが凄いです。古さと新しさが同居してる普遍的な素晴らしさのロックンロールアルバムですね。

KRAFTWERK 「AUTOBAHN」 (74年)
70年代初頭から活動を開始していて、今日ではテクノ/電子音楽の元祖として捉えられているドイツのバンド「クラフトワーク」の代表作。
表題曲「アウトバーン」はドイツの同名高速道路をテーマにした23分にも及ぶ大作ですが、想像してたより牧歌的のどかな雰囲気にはちょっと肩透かしでしたね。
シンセやリズムボックスによる多重録音中心のアルバムですが、メロディ自体は意外とポップですし、機材もデジタル全盛の今とは違いますから、サウンドも若干チープですが、そこがアナログ的な雰囲気を感じて親しみやすいです。

CAN 「FUTURE DAYS」 (73年)
これもまた、ドイツを代表するバンドの名作です。
日本人ヴォーカリストのダモ鈴木が在籍していたことでも知られるCANですが、今日紹介するのはダモ鈴木が参加した最後のアルバムでカンの代表作の1枚として数えられる作品です。
現代音楽やフリージャズなどの要素を加味した実験的な音楽性を持つバンドですが、このアルバムは非常に聴きやすいし、アンビエントな雰囲気が癖になる素晴らしい内容ですね。実は以前にもう1枚の代表作「TAGO MAGO」も聴いたこともあるんですが、圧倒的にこのアルバムのほうが好きです。

THE SMITHS 「THE QUEEN IS DEAD」 (86年)
最後に紹介するのは現在でも人気のあるUKバンド「スミス」の人気作。
以前ブックオフで購入した「MEAT IS MURDER」は良さが全然わかりませんでしたが、この作品は凄いですね・・・
というわけであまり語らずに次回記事に続きます